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2026年4月 1日 (水)

くん活とマーキングは別物では?

動物園や水族館の動物たちのエンリッチメントが言われるようになり、家庭犬のエンリッチメントも考えようということになって久しい昨今ですが、そもそもエンリッチメントとはなんなのでしょうか。

エンリッチメントとは、様々な動物が、本来の特性を理解したうえで、その動物らしい姿で暮らせる環境を整えること。
かつての動物園のように、捕まえてきた野生動物を、柵の中の展示物にするのではなく、野生で暮らしていた状態に出来るだけ近い環境を作り、その種本来の生活が営めるよう極力サポートすることです。

それを犬に当てはめてみれば、嗅覚に優れた犬たちのために、匂いをかがせたり、穴を掘りたい犬たちに掘ってもいい環境を提供したり、追いかけたい衝動を、オモチャ遊びに置き換えてみたり、思い切り走れる場を提供したりと、犬本来の行動がしやすい環境を整えることが、犬のメンタルや行動を正常に保つためにも必要だということです。

特に嗅覚に関しては、普段あまり使わない状況であれば、おうちの中でノーズワークをやってみたり、あるいは、公園などでのくん活が推奨されます。

しかし、道端でのくん活と言えば、電柱に鼻を押し付けてマーキングをすることと勘違いしている方が少なくないようです。

匂いをとるのと、マーキングをすることは違います。

誰にも迷惑がかからない場所であれば、と言っても、都会にはなかなかそんな場所はありませんが、公園の茂みや河川敷の原っぱなど、直接誰かの迷惑にならない場所であれば構いませんが、住宅街の個人宅の門扉や塀など、明らかに人様に迷惑になる場所におけるマーキングはお奨めできません。

たとえ、匂いを取ったとしても、マーキングする前に声をかけて移動するとか、あらかじめ迷惑にならない場所でトイレを促すとか、ある程度の防御策はとれるはずです。

もしそれが出来ないのであれば、そもそも道の端を歩かないようにするなど、対策はあるはず。
犬の嗅覚は優れているので、わざわざ電柱に鼻をつけなくても、今日誰がそこを通ったかは浮遊臭で確認できます。
名刺代わりのマーキングは、ご近所迷惑以外の何物でもありません。

今日もたまたま前方に小型犬を連れた飼い主さん、犬を行きたい方に行かせ、電柱や門扉に寄せては、犬がマーキングするのを待って、そのまま歩き続けていました。

そんなことをされたら、次に通るオス犬も同じように重ね掛けしていくこと間違いなし。
さすがに、我が家の玄関前にそんなことをされたらいやだなぁと改めて感じました。


我が家もオス犬メス犬との同居生活を30年以上続けていますが、そもそもマーキングの癖は付けていません。
電柱のそばを通ったとき、クンクンと鼻を近づけることはあっても、足はあげません。
最初からその習慣をつけていないからです。

くん活とマーキングはちょっと違うと思いますがいかがでしょうか。


さて、今日は自主練に行ってきたので、久しぶりに犬たちに臭気選別をお願いしてみました。
鼻を使っての作業は真剣そのもの。

めずらしく見習いが、一つ一つを確実にチェックして、正解を持って戻りました。

202604011

小枝探しは楽しそうに走りながら探してきますが、臭気選別は競技の課目の一つ。
真面目に作業しないと正解は見つけられません。

冷静な作業が身についてくれるといいのですけど。

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