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2026年4月26日 (日)

犬は景色で覚える

愛犬に新しい行動を教えるとき、当然のことながら、最初から言葉のキューを理解できる犬はいません。

教える方法は様々ですが、手にオヤツを持って、「ルアーリング」という手法で、犬を誘導する方法があります。

犬はオヤツに集中し、オヤツを追いかけて動くため、オスワリを教えるのであれば、鼻先にオヤツを見せて、犬の鼻を上の方に持ち上げるように手を動かすと、必然的にお尻が落ちて座る姿勢になることができます。
同様に、座っている犬の鼻先にオヤツを見せて、地面の方に誘導すると、伏せの姿勢を取ることができます。

これらの動きを犬に何度も体感させて、体に動きを学習させたあと、行動を表す言葉のキューをつけながら、少しずつ誘導の手を減らしていくことで、犬は言葉のキューと行動をリンク付けすることが出来るようになります。

しかし、誘導の時点で、犬が行動できるようになると、犬が理解できたと勘違いしてしまうことがあります。
つまり、鼻先に手(オヤツなど)を見せる行動が外れていないのに、犬が理解できたと思ってしまい、誘導しないで言葉だけ言って、犬ができないと、「教えたはずなのになぜ?」と頭を抱えてしまうわけです。

この時点で、犬はオヤツを持っている手であったり、オヤツは持っていなくても、ハンドラーの手が目の前で動く動作と併せて言われた言葉のキューを理解しているので、言葉だけになってしまうとわからなくなってしまうのです。

つまり、オヤツやハンドシグナルを外す手順を踏まないと、犬は最初に教わったときの、目の前の景色全てをまとめて、行動のキューと理解し続けてしまうことになるということです。


さて、今日はDogLifeDesignさんでのグループレッスンがありました。
参加犬の若い犬に「フセ」を教えたいということでしたので、まずは、すでに教えたヒールポジションから伏せる行動をルアーリングしてもらいました。

居場所を犬がきちんと理解していることで、犬があちこち動くこともありません。

最初は座っている状態から、伏せの姿勢に誘導してもらったところ
飲み込みは早く、スムースに伏せの姿勢に入れるようになったので
今度は一緒に歩いているときにも、誘導で伏せの姿勢を教えてもらいました。

つまり、伏せはオスワリからするとは限らないということも併せて教えていくわけです。

202604271

手の誘導や、ハンドラーの動きも、少しずつ減らして、ニュートラルに近くしていきます。

そのあとは、「フセ」の持続練習。

202604272

「フセ」と言われて一度は伏せても、次の瞬間立ち上がってしまっては意味がありません。


言葉だけで出来るようになるには、まだまだ練習が必要ですが、
目標を明確にして伝えていくことで、ハンドラーも犬もわかりやすく進められます。

愛犬に教えたことがうまく伝わっていないような気がしたら、
まずは自分の動きを鏡でチェックすることから始めてみるといいでしょう。
犬が混乱するような動きをしているかもしれませんよ。

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