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2026年3月31日 (火)

トレーニングでツールを使う

犬のリードはある意味「ツール」ですが、リードによって行動を引き出す場合、それが犬にとって痛みを伴うのであれば、ツールではなく、体罰の道具になってしまいます。
そもそもリードは、犬の安全確保のためにあるので、緊急時犬の行動を止めたいときに使うのであって、犬に痛みを与えるための物ではありません。

なぜこんなことを書くのかと言えば、犬のトレーニングでは様々なツールを使いながら、犬に行動を教えていきますが、基本的には、犬の安全が確保されている場所で行うので、リードを着ける必要はありません。
しかし、犬がまだ若かったり、トレーニングに対して未熟だったり、ハンドラーへの期待感が薄い場合は、リードを使うことで、いなくなってしまうという行動を制限することができるので、ある意味重要なツールと言えます。

もし、犬がハンドラーのそばからいなくならないのであれば、当然リードは着けていません。
リードが無い状況で様々な行動を犬に教えていく場合、犬が自発的にその行動を取りやすい環境を作ってあげることが必要になります。
つまり、やりたくない犬に教えるのではなく、やりたいという期待感を持っている犬に、わかりやすく教えるためにツールを使うことが出来るのです。

例えばターゲットがそれにあたります。

ターゲットには様々なタイプがあります。
ハンドターゲット、プラットフォーム、ターゲットマットなどなどです。

今でこそ、プラットフォームと聞いて、「あ~あれ。」と言ってくれる人は増えてきましたが、今から8年前、初めてワークショップを開催したときにプラットフォームを紹介したときは、まだまだ知る人は少なかったように感じます。

プラットフォーム自体はアメリカの著名なトレーナーMichele Pouliotの動画を見ながら、「これは便利なツール」と導入したもので、以降はドッグダンスのポジション強化や遠隔作業にも活用するようになりました。

ハンドターゲットを教えることで、犬はハンドラーの手を探すようになり、プラットフォームを置くことで、犬はそれに四肢を乗せようとし、ターゲットマットを置くことで、前肢や後肢を乗せて、いるべき場所を知らせることに活用することができます。

特にポジションを教えるときは、プラットフォームを使うことで、身体の曲がりを防ぐことができます。
曲がってしまった犬を押したり引いたりすれば、人間と同じでその反発から、さらに曲がってしまうこともあります。

犬がきちんと四肢をプラットフォームに乗せた時に、褒めて強化することで、犬はその行動がいいことだと理解し学習していくことができます。

愛犬に上手く伝わらないと感じたら、使えるツールはすべて使ってみるといいでしょう。

もちろん、一度学習しても、きちんと繰り返し練習しないと、犬はまた忘れてしまうことがあるので、日々のリマインドは大事です。


さて、今日初めてレッスンに参加してくれたTさん。

人の話に真剣に耳を傾けてくれていました。

202603311

これからが楽しみですね。

ちなみに、私がMicheleさんのファンになったのは、こちらの動画を観てからです。
https://youtu.be/gT5yAOu8HLc?si=ymMKAJTjeVICvwSx

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