ドッグダンストリック:右と左の話
タイトルだけを見ると、何の話?になるかもしれませんが、
ドッグダンスのトリックは大体左右対になっています。
右回りや左回り(スピンやツイスト)、右周りや左周り(アラウンドやリバース)、左右のサイドステップ、「お手お代わり」などなど、左右セットになっているものがあります。
そもそも、脚側も左脚側と右脚側があるので、それぞれ別のキューをつけます。
さて、今日お話しするのは、左右別々のキューを付けるのはいいのですが、
ハンドラーとシンクロして欲しいとき、左右それぞれのキューをきちんと犬に伝えられているかということです。
例えばサイドステップ。
ハンドラーと並んで右方向に進んでいく場合、当然キューは右方向へのサイドステップを意味するものを使います。
しかし、ハンドラーと向かい合わせになったとき、ハンドラーが右に行くからと、右方向のサイドステップのキューを出すと、犬は自分にとって右方向へ進むので、当然ハンドラーとは逆方向に動くことになります。
そうならないためには、犬の動きを主体にしたキューを付けること。
「お手お代わり」も然り。
向かい合わせと並んだ時では当然上げる手は逆になります。
ハンドラーは向きの違いによってキューを使い分けることができますが、
犬は自分の動く方向で理解します。
例えば、ハンドラーと犬が向かい合わせになっているとき、
犬に後ろに下がる「バック」のキューを教えたとしましょう。
ハンドラー主体にしてしまうと、ハンドラーと一緒に後ろに下がるときも「バック」、
ハンドラーが動かないで犬だけ下げるときも「バック」。
ここまではいいとして、犬とハンドラーが向かい合わせで、ハンドラーが後ろに下がり、犬がそれについてくるとき、
ハンドラーが自分が後退するからと「バック」と言ったらおかしなことになります。
向かい合わせのサイドステップでは、
犬が右に動くときは、私が左に行こうと、犬には右方向のサイドステップのキューを出し、
犬が左に動くときは、私が右に行こうと、止っていようと、左方向のサイドステップのキューを出すことで、犬の混乱は防ぐことができます。
さらに高度になれば、犬に右方向のサイドステップのキューを出し、ハンドラーも右方向へサイドステップを踏めば、お互いが逆方向に移動し、遠隔の作業のバリエーションが増えていくことになります。
私のように年齢を重ねたハンドラーにとっては、まさにアンチエイジング。
犬の頭に?マークがつかないよう、的確なキュー出しをしていきましょう。
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