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2026年3月

2026年3月31日 (火)

トレーニングでツールを使う

犬のリードはある意味「ツール」ですが、リードによって行動を引き出す場合、それが犬にとって痛みを伴うのであれば、ツールではなく、体罰の道具になってしまいます。
そもそもリードは、犬の安全確保のためにあるので、緊急時犬の行動を止めたいときに使うのであって、犬に痛みを与えるための物ではありません。

なぜこんなことを書くのかと言えば、犬のトレーニングでは様々なツールを使いながら、犬に行動を教えていきますが、基本的には、犬の安全が確保されている場所で行うので、リードを着ける必要はありません。
しかし、犬がまだ若かったり、トレーニングに対して未熟だったり、ハンドラーへの期待感が薄い場合は、リードを使うことで、いなくなってしまうという行動を制限することができるので、ある意味重要なツールと言えます。

もし、犬がハンドラーのそばからいなくならないのであれば、当然リードは着けていません。
リードが無い状況で様々な行動を犬に教えていく場合、犬が自発的にその行動を取りやすい環境を作ってあげることが必要になります。
つまり、やりたくない犬に教えるのではなく、やりたいという期待感を持っている犬に、わかりやすく教えるためにツールを使うことが出来るのです。

例えばターゲットがそれにあたります。

ターゲットには様々なタイプがあります。
ハンドターゲット、プラットフォーム、ターゲットマットなどなどです。

今でこそ、プラットフォームと聞いて、「あ~あれ。」と言ってくれる人は増えてきましたが、今から8年前、初めてワークショップを開催したときにプラットフォームを紹介したときは、まだまだ知る人は少なかったように感じます。

プラットフォーム自体はアメリカの著名なトレーナーMichele Pouliotの動画を見ながら、「これは便利なツール」と導入したもので、以降はドッグダンスのポジション強化や遠隔作業にも活用するようになりました。

ハンドターゲットを教えることで、犬はハンドラーの手を探すようになり、プラットフォームを置くことで、犬はそれに四肢を乗せようとし、ターゲットマットを置くことで、前肢や後肢を乗せて、いるべき場所を知らせることに活用することができます。

特にポジションを教えるときは、プラットフォームを使うことで、身体の曲がりを防ぐことができます。
曲がってしまった犬を押したり引いたりすれば、人間と同じでその反発から、さらに曲がってしまうこともあります。

犬がきちんと四肢をプラットフォームに乗せた時に、褒めて強化することで、犬はその行動がいいことだと理解し学習していくことができます。

愛犬に上手く伝わらないと感じたら、使えるツールはすべて使ってみるといいでしょう。

もちろん、一度学習しても、きちんと繰り返し練習しないと、犬はまた忘れてしまうことがあるので、日々のリマインドは大事です。


さて、今日初めてレッスンに参加してくれたTさん。

人の話に真剣に耳を傾けてくれていました。

202603311

これからが楽しみですね。

ちなみに、私がMicheleさんのファンになったのは、こちらの動画を観てからです。
https://youtu.be/gT5yAOu8HLc?si=ymMKAJTjeVICvwSx

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2026年3月30日 (月)

トレーニングで避けられる問題行動もある

人間にとって好ましくない犬の行動を「問題行動」と言いますが、
この場合犬は何も悪くなく、本能に従って行動していることがほとんどなので、
叱ったり、ネガティブなことを言って行動を止めるのはなかなか難しいものです。

ひとつは環境設定によって、犬がその行動を取りにくい状況を作ることで
解決できることもあります。

例えば、トイレのミスは、トイレをわかりやすく設置したり、
トイレのタイミングを見計らっていざなうことなどで、解決できるときもあります。

全ては習慣なので、成功の頻度を高めていくことで、
失敗が出づらくなるということです。

しかし、場合によってはトレーニングによって、対処法が見つかることもあります。

例えば、行って欲しくないときに、「ダメ!」と言うより、
「オイデ」だったり、「オスワリ」だったりの意味がちゃんと伝わっていれば、
犬の行動を止めることも出来るからです。

賢い犬ほど大変と言うのは先日も書きました。
どう伝えていくかはハンドラー次第。

さて、今日は生後7か月のSさんのプライベートレッスンがありました。

Sさんは、マットトレーニングで居場所の確認中。

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「マット」の意味が分かっていれば、動いて欲しくないとき、「マット」をお願いすることができます。

もちろん、呼び戻しやオモチャ遊びの延長にある「持来」も教えています。

202603301

202603303

持ち逃げされそうなときは、リードを着けることで回避できます。

早熟で、テリトリーの意識が高いSさん。
Sさんのマーキングを防止するにはどうするのか。
マナーベルトでは治りません。

きちんと伝えていきます。

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ドッグダンスファンマッチに参加してきました

今日は、スタジオワンダフルステップさん主催の、ドッグダンスのファンマッチに見習いと参加してきました。

昨年秋に踊ったルーティンも今年の春で踊り納めになるので、いろいろ微調整しながら練習してきたのですが、今日は出だしで見習いが先走ってからは、何ヵ所かムーヴの入り方を間違えて、思い通りの結果とはなりませんでした。

先月までオビディエンス競技に照準を合わせてきて、その後3週間足らずでドッグダンスに切り替えたから仕方ないと言って下さる方もいらっしゃいましたが、やはり、単純に調整不足。
昨年から変更した部分をもっと練習しておくべきでした。

202603292
※エンディングで帳尻を合わせた見習い

ひとつひとつのムーヴやトリックの精度を上げるのはとても大変です。
その作業はオビディエンスの作業と変わりません。
なぜなら、ドッグダンスには振付があるので、その振付に惑わされないように、犬にはきちんと言葉のキューを理解してもらわないといけないからです。

キューが理解できれば、ハンドラーの手や足がどう動いても、犬は言われたキューをきちんとこなしていけばいいだけ。
と簡単そうですが、視覚に惑わされやすいのが犬。

HTM(ヒールワークトゥミュージック)に至っては、ポジションが10個(FCI規定)もあって、前進だけでなく、後退歩行、サイドステップ、ピボットターンなど、ヒールポジションを維持しながら、速度変化もいれていかなければいけないので、ハンドラーも犬も集中力が不可欠です。

もちろん、ドッグダンスにもレベル分けされたクラスがあるので、初級クラスから難度の高いものを求められるわけではありません。
多少のハンドシグナルやボディシグナルは問題ありませんが、それを少しずつ外していかなければ次のレベルにはあがれません。


ファンマッチは競技ではないので、順位付けはされません。
練習の場として活用できるので、モチベーターの使用も許可されています。
つまり、次回(本競技)に向けて、犬の成功体験を増やせる場所だったのに、修正できなかったのは、ちゃんと伝えきれていなかったハンドラーのミスです。

来月に向けてどう修正していくか、考えるとちょっとワクワクしてきます。

ちなみに、昨日のお勉強以降、環境馴致を含め、今日もコット待機をお願いした見習いでしたが、途中で自分からハウスに入ってしまいました。
さすがにメンタル的に疲れたのでしょう。

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補修したメッシュ部分も破壊されることなく、無事帰ってきました。


🍀FaceBookではご案内していますが、9月の3Daysイベントの日程が決まりました。
9/4(金)ワークショップ
9/5(土)ドッグダンスリハーサルショウ
9/6(日) WCRL規定ラリーオビディエンス公式トライアル

詳細は後日改めてご案内しますが、ドッグリゾートワフの宿泊予約は3月31日10:00からです。
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2026年3月28日 (土)

ワークショップに参加してきました。

今日はスタジオ・ワンダフルステップさん主催、アンディ島田ドッグスクール代表の島田先生を講師にお迎えしたワークショップに参加してきました。

お題は、「自制心を培う」
なんとも壮大なお題です。
自制心とは、セルフコントロールができること。

我が家は反応性が高い犬種といわれるボーダー・コリーなので、
是非とも、どこまで自制心が効いているのか、何をどうすればサポートできるのかなどを学びに見習いと参加してきました。

主催者のはからいで、出番でなくても、ワークショップリンク内にコットやハウスを入れて犬を待機してもよいということだったので、見習いをコットに乗せて待機させました。

コットに乗っていると、完全に指示待ちの見習い。
一瞬たりともこちらから目を離しません。

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個人的には、こういう場所でリラックスしていてほしいのですが、
なかなかリラックスできない見習い。

しかし、午後の見学中も見習いをコットに乗せていたら、
ようやくリラックスできました。

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学びの多かったワークショップ。
見習いにもいい経験を沢山させていただき感謝です。

主催の菅沼様、ゆっこ先生、ありがとうございました。

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2026年3月27日 (金)

賢い犬ほど難しい

よく言われるのが、「犬の中で頭がいい犬種は?」という質問。

そもそも、犬の学習や自発的な行動を細かく精査する研究は欧米の方が進んでいるので、上位にあがってくる犬種も、中・大型犬と、一般的に欧米で飼われている犬種ばかりで、日本でよく飼われている小型犬はデータに反映されていないように感じます。
従って、もしかしたら、もっと賢い小型犬種がいるかもしれませんが、一般的に「賢い」と言われる犬種のトップにボーダー・コリーが入っています。

しかし、「賢い」と「飼いやすい」は似て非なるもので、「賢い」=「飼いやすい」ではないということを知っておかなければいけません。

さらに、人間の個人差同様、犬にも個体差があるので、犬種の特徴だけで暮らしてみると、大きく裏切られることもあります。

我が家は40年ほど前にハスキー犬と暮らしていましたが、彼の性格はとても穏やかで、去勢もしていませんでしたが、彼を知っている人には、「ハスキーっておっとりしていていいわよね。」とよく言われました。

しかし、彼がシニアになったころ、爆発的なハスキーブームが起こり、中には、同居の猫を噛み殺してしまうというアクシデントを起こした犬もいました。
我が家も当時ネコと同居しており、いつも寄り添っている姿を見ていた私には信じられないことでした。


さらにその後迎えたボーダー・コリーは、現アシスタントが5頭目、見習いが6頭目ですが、どの犬も個性的で、穏やかなタイプもいれば、いつまでもやんちゃなタイプもいます。

いずれにしても、以前書いたように、「今目の前にいる犬を観る」ことが大事。

どう接していくか、問題をどう解決していくかは、ハンドラーの柔軟性と工夫が不可欠。

以前飼っていた犬と比べることなく、目の前の犬に対処していくことが重要です。


さて、我が家の見習い、4歳になっても、人が見てくれると挨拶をかわしたくて仕方がないタイプ。
当然興奮して立ち上がることも。

買い物中、店先に係留していても、律儀なアシスタント違って、まわりが気になる見習いです。

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それでも、繰り返しやって欲しい行動をお願いしていくうちに、少しずつ落ち着いていられるようになりました。
しかも、今日はコンビニから出てきたら、小さなお子さん連れのお母さんに座ったまま撫でられている。
いつもは跳びついて挨拶しようとするのに。

今日だけかもしれないけれど、しっかり褒めて強化。
この気持ち伝わるといいのですけどね。

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2026年3月26日 (木)

ドッグダンストリック:右と左の話

タイトルだけを見ると、何の話?になるかもしれませんが、
ドッグダンスのトリックは大体左右対になっています。
右回りや左回り(スピンやツイスト)、右周りや左周り(アラウンドやリバース)、左右のサイドステップ、「お手お代わり」などなど、左右セットになっているものがあります。

そもそも、脚側も左脚側と右脚側があるので、それぞれ別のキューをつけます。

さて、今日お話しするのは、左右別々のキューを付けるのはいいのですが、
ハンドラーとシンクロして欲しいとき、左右それぞれのキューをきちんと犬に伝えられているかということです。

例えばサイドステップ。
ハンドラーと並んで右方向に進んでいく場合、当然キューは右方向へのサイドステップを意味するものを使います。
しかし、ハンドラーと向かい合わせになったとき、ハンドラーが右に行くからと、右方向のサイドステップのキューを出すと、犬は自分にとって右方向へ進むので、当然ハンドラーとは逆方向に動くことになります。

そうならないためには、犬の動きを主体にしたキューを付けること。
「お手お代わり」も然り。
向かい合わせと並んだ時では当然上げる手は逆になります。

ハンドラーは向きの違いによってキューを使い分けることができますが、
犬は自分の動く方向で理解します。

例えば、ハンドラーと犬が向かい合わせになっているとき、
犬に後ろに下がる「バック」のキューを教えたとしましょう。
ハンドラー主体にしてしまうと、ハンドラーと一緒に後ろに下がるときも「バック」、
ハンドラーが動かないで犬だけ下げるときも「バック」。
ここまではいいとして、犬とハンドラーが向かい合わせで、ハンドラーが後ろに下がり、犬がそれについてくるとき、
ハンドラーが自分が後退するからと「バック」と言ったらおかしなことになります。

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向かい合わせのサイドステップでは、
犬が右に動くときは、私が左に行こうと、犬には右方向のサイドステップのキューを出し、
犬が左に動くときは、私が右に行こうと、止っていようと、左方向のサイドステップのキューを出すことで、犬の混乱は防ぐことができます。

さらに高度になれば、犬に右方向のサイドステップのキューを出し、ハンドラーも右方向へサイドステップを踏めば、お互いが逆方向に移動し、遠隔の作業のバリエーションが増えていくことになります。

私のように年齢を重ねたハンドラーにとっては、まさにアンチエイジング。

犬の頭に?マークがつかないよう、的確なキュー出しをしていきましょう。

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2026年3月25日 (水)

考える力

犬のトレーニングメソッドの中に、「シェーピング」という手法があります。
犬に何か新しい行動を教えようと思ったとき、その行動が出やすい環境設定をしたのち、犬が自発的に取る行動をひとつずつ「あってるよ」と伝えながら、目標の行動に向けて、ひとつずつ教えていくというものです。

この手法で行動を教えるとき、犬が全く動かないと正解を伝えられないので、作業そのものが止ってしまい、先に進めません。
つまり、犬の好奇心や能動的な動きが鍵になるわけです。

小さいころから、自分で考えることを身に着けている犬たちは、「これ?」「それともあれ?」と言うように、様々な提案をしてくれるので、観ているこちらも楽しいのですが、たまに、ひたすら座って待ち続けるタイプの犬もいます。
座ることを習慣にしておくことは家庭犬として大切なので、とてもいいことなのですが、待っているだけでは始まらないと理解してもらうことも必要です。
ある意味、自己解決能力を育てることも大事。

そのためには、小さいころから過保護にしないこと。
取りにくいところに転がったボールを先取りしてしまったり、持ってこようとしているボールを取り上げてしまったりすると、犬の考える芽を摘んでしまうことにもなります。

シェーピングを使ったトレーニングでも、途中で息詰まることは当然あるので、犬の様子をよく観察しながら先に進めていくようにします。
「わからない」ままストレスを溜めないよう、ヒントをあげることもあります。

要は、犬の「出来た!」や「わかった!」の気持ちを共有すること。


生後6か月のときの見習いにシェーピングで教えた持来。
ダンベルに鼻を付けただけでマーク&トリーツ。

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ダンベルに触るといいことがあると学習した翌日、ダンベルを自ら咥えたので、マーク&トリーツ。

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トレーニングは楽しくないと続きませんね。

特に私は、犬が考えているのを観るのが好きです。

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2026年3月24日 (火)

去勢の話

仔犬を迎えると、ワクチンやら健康診断、狂犬病接種などで獣医さんに行くようになりますが、そこで普通に言われるのが、「いつ去勢しますか?」と言うお話。

もちろん、全ての獣医さんではありませんが、「去勢」前提でお話をされる獣医さんは少なくありません。

何も考えていないと、「そういうものですか。」と即断して、手術の予約を入れてしまう方もいらっしゃいますが、男性の飼い主さんの場合は、「去勢なんてとんでもない」とおっしゃる方もいらっしゃいます。

「去勢」はすべきかすべきでないか。

これはとてもセンシティブなお話なので、即断できるものではありません。
なぜなら、個体によって成長の度合いは異なります。

「去勢」の健康面でのメリットは、将来かかるかもしれない前立腺などの病気の予防です。
しかし、デメリットもあります。
成長途上であれば、骨格形成等の健康面での弊害もゼロではありません。
ということで、現アシスタントは7歳間際で去勢しました。

それらを理解したうえで、今目の前にいる犬(個体)にあわせて決断することが大事です。

さて、今日お伺いしたパピーレッスンの男の子たち。

一頭はちょっと早熟で、早い時期から足を上げて排尿するようになりました。
足上げだけならまだしも、お部屋の中でのマーキングも見られます。
ちょっとした勘違いから始まることもあれば、早熟なことで起きる可能性もあります。

対策をお伝えして様子を見ることに。
それでも行動パターンが変わらなければ、去勢も視野に入れる必要があるかもしれませんが、
去勢によってマーキングが無くなる保証はありません。

もう一頭はまだ足上げ行動もなく、しゃがんで排尿しています。
しかし、早々に去勢するそうです。

ちなみに、我が家の初代犬はハスキーで、去勢しませんでしたが、
マーキングの癖はなく、散歩中も、「ここでどうぞ」と言われたところでトイレをしていました。

その後、我が家で繁殖したボーダーコリーの男の子は、生後9か月で去勢、現アシスタントは去勢せずに7歳まで来ましたが、どちらもマーキングの習慣はなく、トイレのキューを聞いて排泄する習慣は同じでした。
どの犬も、雌犬と一緒に暮らしていましたが、家の中でのマーキングも一切ありませんでした。

去勢問題は、その子の状態をよく見て、メリット、デメリットをよく理解したうえで、考えて決めましょう。


さて、今日のパピーレッスンでお散歩に参加してくれたPさん。
思いのほか落ち着いて歩いてくれますが、ちょっと階段が苦手と言うことでしたので、
チャレンジしてもらうことに。

階段を目の前にして、「行くんですか?」と一瞬立ち止まって顔を見てくれましたが、

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好物のオヤツを道しるべのように落としてみたら、
なんなくクリアしてくれました。

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沢山歩いて、沢山褒められて、あとは寝るだけですね。

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2026年3月23日 (月)

犬の体つくり

仔犬の身体はぐにゃぐにゃなので、オスワリやフセなど、無理にさせる必要はありません。
まだ筋力もついていないので、無理をさせると、どこかに弊害が出る可能性もあるからです。
身体が少しずつ出来上がる生後6か月を過ぎてから、基礎トレーニングを始めればいいと思います。

もちろん柔軟性があるときに、様々な身体の使い方を教えていくことはいいと思いますが、それも無理は禁物。
早くからジャンプなどをさせてしまうと、股関節や成長板を痛めてしまう可能性も出てきます。

しかし、犬も人間同様癖があるので、それを放置しておくとなかなか治りません。

以前横座りの癖がある犬のことを書きました。
放っておくと背骨も曲がってしまうかもしれないので、きちんとしたオスワリを教えたら出来るようになりました。


さて、我が家の見習い、飛んだり跳ねたりが大好きで、じっとしていられない犬でしたが、あるとき座ったときに後肢がカエルのように外に広がっていることに気づきました。
と言うことは、膝がしらも外に向いている状態です。

そこで、バランスエクセサイズで、まずきちんと立つことから始め、座っているときも膝が広がらないように、少し意識を持ってもらうようにしてきたところ、大分治ってきました。

202603231
※paw padに脚を乗せているとき、まっすぐ乗るようにサポートします。

人間は自分で意識して治すことができますが、犬はそうはいきません。

202603232
※正しい立止から伏せると、膝も前方にたたんだフセができます

私は小さいころ内股で、よく自分の足に躓いて転んでいたため、見かねた父に、意識してつま先を外に向けて歩くようにと言われました。
転びたくない一心で、結構真面目に気を付けていたら、内股歩きは無事治りました。

犬の場合は、正しい体の使い方を教えてあげなければ、犬が勝手に姿勢をよくすることはありません。

初めから問題なければいいのですが、自然な動きの中で、おうちの環境なども含め、犬のからだの使い方に無理が生じることもあります。

よくあるのが、滑る床で長年暮らしていて、股関節や膝に負担がかかって、疾病を引き起こすというもの。
滑ることで痛みが生じたり、怖いと感じると、賢い犬はあまり動かなくなります。

そうならないためにも、普段から犬の歩き方や座り方など、注意しておくことが必要ですね。

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2026年3月22日 (日)

いま目の前にいる犬を観る

犬育ては時間がかかります。
子育てと同じで、一日で育つわけではありません。
特に子犬の頃から育てていくと、ある時期すごく賢くなったように見えたり、
こんなこともわからないの?とバカに見えたりすることもあるでしょう。

上り調子のときもあれば、停滞することもあり、それでもあきらめずに伝えていくことで
犬たちは確実に学習していきます。

犬も人間と同じで個体差・個性があるので、たとえ同胎であっても、
同じように育つわけではありません。
その子のペースもあれば、育った環境も影響しますし、
そもそも、母犬の遺伝子と父犬の遺伝子でも異なります。

まずは、今目の前にいる犬をよく観察し、
何が出来て何が出来ないのかを知ることから始めましょう。

出来ないことは出来るようにするためにサポートしていくだけ。
出来ることは、忘れないようにリマインドしてあげるだけ。

出来ると言っても、レベルは様々。

いつも書いているように、「オスワリができます」と言っても、次の瞬間どこかにいってしまったり、ディストラクションがある中では座れないのであれば、それは「座れる」ことにはなりません。

焦らず、繰り返し伝えていくことが大事。
ハンドラーに忍耐は欠かせません。


さて、今日は若い男子のプライベートレッスン。

そもそも男の子は女子と違って不器用で、成長もゆっくりです。
思春期に入れば、気になるものも沢山あってあたりまえ。

そんな中でも、確実にハンドラーに集中する習慣が出てきたBさん。

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天真爛漫な性格をそのままに、出来ることを増やしていきましょう。
まずは、土台(基礎)づくりが大切ですね。

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2026年3月21日 (土)

愛犬はゆっくり休めていますか?

パピーレッスンでは、必ず「ハウス」や「クレート」の活用をお奨めしているのですが、それは、仔犬期だけの話ではありません。
成犬になっても、安心して休める場所が無いと、犬は常に仕事モードで、家中のガードをしなければいけなくなってしまいます。

そうなるとどうなるか。
家中を走り回って、変な音がしていないか、誰かが家の周りをウロウロしていないか、などなど、しなくてもいい仕事をするようになり、常に警戒アラートを出し続けるようになってしまいます。

それでは人も犬も休まりませんよね。

小さいころからハウスやクレートになじんだ犬は、休みたいときは自分から入るし、扉が閉まっていても文句は言いません。
そこが安心できる場所だとわかっているからです。

しかし、ハウスやクレートを「罰」として閉じ込める場所にしてしまうと、ハウスやクレートに対してネガティブな印象を持ってしまうため、早く出してくれと要求するようになることもあります。

なぜ子犬の頃にハウスを使わないのか。

よく、「隔離するのは可愛そう」と言う人がいますが、基本ハウスの扉は開いているので隔離されているわけではありません。
ではなせハウスを嫌うのか。
もしかしたら、かわいい寝姿が見られないからという、飼い主側のエゴかもしれませんよ。

寝るときはゆっくり寝かしてあげましょう。

ハウスが無くて、安心できず、いつも起きている仔犬を見ている方が心配です。

沢山遊んで、沢山食べて、よく寝る。
これが仔犬のお仕事です。


さて、今日はかわいいパピーさんのオンラインレッスンがありました。

「疲れた犬はいい犬」という言葉通り、沢山動いた後、ケージの中にハウスを入れていただいたら、自分から入って寝てしまいました。

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少しずつ、ハウスが好きになってくれるといいですね。

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2026年3月20日 (金)

なぜ行動制限が必要なのか。

犬と暮らそうと考えた時の「犬との暮らし」のイメージはどんなものでしたか?

恐らく、人それぞれだとは思いますが、犬が自由に家の中を行き来しながら、飼い主の足元で寝そべる暮らしではないでしょうか。

かつての日本では、犬は外飼いが当たり前で、家の中に入れると言えば親に叱られたものでした。
しかし、私が子供の頃に観たアメリカのホームドラマでは、犬はいつも家の中や庭を行き来し、時には子供たちのベッドに乗って一緒に寝ていて、子供たちと遊びに行くときは、リードなんて着いていなかった。

私はそんなドラマを観て、犬との暮らしにあこがれ、実際に犬と暮らせるようになったのは中学生になってからでした。
しかし、両親は犬を家の中に入れることを拒み、犬は庭の一角にある、犬小屋の付いたケージで暮らすことになりました。
理想のドッグライフとはかけ離れています。
唯一、花火や雷が鳴ったときだけ、逃亡する恐れがあったので、彼女は家の中に入れてもらうことができました。
そのときの彼女はちょっと嬉しそうで、私たちのそばで静かに寝そべっていました。
洋犬だったのに、和犬のような暮らし。

もちろん、散歩のときにリードが着いていないのは、犬の安全を確保できないので無理ですが、せめて家の中で一緒に暮らしたいという思いは次第に強くなり、実際自分の管理で犬と暮らすようになってからは、犬たちは家の中で人と一緒に暮らすようになりました。
中には私のベッドで一緒に寝ている犬もいます。


しかし、仔犬で迎えた時からそんな暮らしができるわけではありません。
なぜなら、トイレの問題や悪戯の問題があるからです。

そこで、ケージやサークルなどを使って、仔犬の居場所を制限し、遊んであげられるときはケージから出し、目が届かないときはケージなどに入れるというのが次第に当たり前になってきました。

しかし、仔犬の悪戯やトイレの失敗が無くなってくると、ついつい仔犬を自由にさせてしまう家庭は少なくありません。
自由になれば、仔犬はいつでも好きなところにアクセスできるようになり、いつしか、家全体のガードを任されたと勘違いするようになります。

ケージが無くても、ハウスなど、仔犬の居場所を用意してあり、寝るとき自分からハウスに入ったり、日中でも、相手にしてもらえないときはハウスで休むという習慣があればいいのですが、ハウスすらも撤去してしまう家庭は少なくありません。

何度も書いていますが、天井のある、暗くて狭い場所は犬にとっては安心できる場所なので、是非残しておいて欲しいと思います。

たとえドッグスポーツなどで犬を待機する必要がないご家庭であったとしても、家の中に犬が苦手な来客や修理の人が来るかもしれません。
そんなとき、犬が自由に動き回っていては、作業もままならないでしょう。

犬の安全のためにも、犬に勘違いさせないためにも、犬の行動を制限したり管理するのはハンドラーのお仕事です。
「可愛そう」と思う前に、犬のために、早くからハウス等で休むことを教えてあげると、犬も安心して居場所にとどまることができるようになります。

大人になってから習慣を変えるのは人間も大変です。
小さいころから、いろいろなことに対して「大丈夫」と犬が納得できるようにサポートしていきましょう。


さて、今日も朝からパピーさんのプライベートレッスンがありました。
一件目のお宅では、どうしてもご家族がいるときに仔犬をケージから出してしまうそうで、
以前は呼べば走って来てくれたのに、最近は全然来なくなったとのこと。
いつでも行けると思えば、パパやママの価値も低くなります。
遊べる時、一人でいる時、メリハリを付けてサポートしていきましょう。

一方、2件目のパピーさんはちゃんとケージを活用しているせいで、
遊びが終わって、ケージでの休憩時間になっても、
要求吠えもなく、相手にされないとわかると、自分からお昼寝もできるようになってきました。

202603201

一番大きな変化は、ケージに設置してあるトイレを使うようになったこと。
最初はフリー生活が多かったので、自分からトイレをしにケージに入らず、ケージの外のトイレシーツを使ったり、トイレ以外の場所にもマーキングをし始めていました。
少しずつ、大人の階段を上っているSさんです。

おうちのルールはご家族みんなが一貫して伝えていくことが大事。
将来を見据えて、きちんと伝えていきましょう。

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2026年3月19日 (木)

遊びも報酬

仔犬がやってくると、当然一緒に遊ぼうということになります。
では、どうやって遊びますか?

仔犬は興味がわかなければ直ぐにいなくなります。
そんな仔犬の気持ちを釘付けにするには、
ハンドラーも本気で仔犬を遊びに誘う必要があります。

そもそも、なぜ犬と遊ぶのでしょう。

それは、関係性を築くため。
信頼関係を築くため。
この人といると楽しいことが起きると思ってもらうため。

そして、それは成犬になっても続く関係性の維持のために不可欠だからです。

犬に何かを教えて、犬が正解を出したときハンドラーは褒めたあとに
報酬として食べ物を与えることがあります。
食べ物は、犬にとって好物であることが多いからです。
しかし、犬が嫌いな食べ物では当然報酬にはなりません。

では、何を報酬にするのか、もちろん撫でることも報酬ですが、
それ以上に、遊ぶことが報酬になることもあります。

そうなってもらうには、ハンドラーとの「遊び」を犬にとって楽しいことにしてもらいたいのです。

おうちのルールや行動(オスワリやフセなど)を教えるとき、犬が正解を出したら、一緒に遊んであげることも大きな報酬になります。
つまり、お勉強と遊びは別々のものではないということ。

日常の中に、犬との遊びを組み込んでいきましょう。

昨日のアシスタントとの練習で頑張ったあとは、

202603192

今日のプライベートレッスンのパピーさんは、
何も出来なくてもまず遊びます。

202603191

何に興味があるのかを探すことから始めます。
もちろん、ハンドラーさんも沢山動いてもらいます。

しっかり遊んで、頭も体を使ってもらうことが、心地よい眠りにいざなってくれるでしょう。

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2026年3月18日 (水)

身体の使い方に馴らす

犬に様々な行動を教えるとき、それが犬本来の動きであれば、敢えて馴らす必要はありません。
例えば、言葉のキューが関連付けされていなくても、犬は自然に座ったり、伏せたりするので、身体の使い方を敢えて教える必要はありませんが、犬本来の動きではない動きをトリックとして練習する場合は、まず身体の動き方を教えなければうまく出来るようにはなりません。

例えばバックステップやサイドステップ。
もともと犬が一人で後ろ歩きをしたり、サイドステップを踏んだりすることはないので、身体の使い方から教えていく必要があります。

では、跳びつきはどうでしょうか。

何も言わなくても、犬はよく人に跳びつきます。
小型犬の場合、日常的に跳びつく犬は多いので、負担なく跳びついたり、2足で立ち上がったままを維持することが可能ですが、中・大型犬になると、一瞬跳びつくことはできても、いわゆる単独の2足歩行や、跳びつきを維持し続けることはあまり上手にできません。

つまり、教えようと思ったら、2足立ちの練習が必要になるわけです。


さて、我が家の見習い、ルーティンの中に、2足で立って私の身体に前足をかけて、私の周りをぐるぐる周るというトリックを教えました。

最初は難なく出来ていたのですが、最近よくよく観察すると、途中で降りてからまた立ち上がるような場面が見られることに気づきました。
つまり身体の使い方に馴れていないということです。

単独2足歩行ではないので、腰への負担は軽減されますが、それでも馴れない動きに関しては、少しずつ練習を重ね、必要な筋肉がつかないとなかなか出来るものではありません。

よくある、「スィットアップ(チン)」も同様で、誘導すればできても、自立できない場合、筋力が足りていないことがよくあります。

202603181

いずれにしても、まだまだ持続力にかける見習いの2足立ち。
今日はゆっくり状態を観察しながら、強化練習。

202603182

安定するまでにはまだまだ時間がかかりそうです。

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2026年3月17日 (火)

犬にどこまで任せていいのか。

犬同士の関わり方は意外と難しいもの。

よくある、「この子は大丈夫ですから。」という根拠がどこにあるかをきちんと理解しておくことが大事です。
仔犬だろうが、暴れん坊の犬だろうが、あるいは怖がりの犬や攻撃性のある犬など、どんな犬が来てもうまく対処できるという裏付けがあるのかどうかはとても重要です。

自分の犬は大丈夫と思ってドッグランなどに連れて行く場合、一体何が大丈夫なのでしょうか。

例えば攻撃的な犬に襲われたとき、自分で反撃するから大丈夫なのか、ハンドラーが助けに行くから大丈夫なのか。
例えば、自分の犬が遊び相手を見つけて追いかけまわしているとき、自分の犬は楽しそうに遊んでいるから大丈夫なのか。
この時、相手の犬は大丈夫なのか。

あるいは、先住犬がいる家庭に新しく仔犬がやってきた場合、先住犬と仔犬がうまくやっていかれるだろうか。

先住犬の真意は、先住犬の行動によってしか推し量れません。
犬同士だからなんとかなるというのは無責任。
一緒に暮らす以上、管理・コントロールする人間がしっかり監督しなければいけません。

危険を感じたら隔離が必要になるでしょう。

特に、今まで一人っ子だった先住犬の場合は、どうしても人の関心を引きがちな新入りに大好きな家族を取られたような気がして、おもしろくないと感じている犬は少なくありません。

頻繁に他犬の出入りがある環境の場合、すんなり受け入れられることもあるでしょうが、あまり他犬との接触が無いと、世界が狭いので、どうしても新入りに辛く当たりがちです。

そんなとき、管理者としてはどう対処すればいいのか。

一瞬、ディズニー映画の「わんわん物語」を彷彿してしまいます。
この場合、後から来たのは犬ではなく、人間の赤ちゃんでした。

いずれにしても、犬同士の関係を犬任せにしておくと、犬はある意味、全てを自分に任されたと勘違いして、様々な場面で自己主張していくようになります。

そうならないために、人間が介入することも重要で、過保護にならない程度に、さりげなく、この家の管理者は自分だとアピールしておく必要があります。

我が家の場合も、現見習いがやってきたとき、アシスタントは3か月間全くそばに寄せませんでした。
アシスタントのクレートを覗こうものなら、ウツボのようにクレートから歯を剥いて顔を出して蹴散らしていたのがアシスタントです。

しかし、3か月たった時、突然自分から遊びに誘うようになりました。

202603171

こんな日が来るとは思ってもみませんでしたが、あれから4年経って、今では見習いの方が態度が大きいような気がします。
女子ならではでしょう。

202603172
※留守中の様子。
本当は左側がアシスタントの定位置ですが、最近は頻繁に見習いに横取りされているようです。


犬同士で何か起きるとすれば、それは所有権のアピールや力関係の主張です。
管理者はそのような場面を作らないように配慮をする必要があるので、よく観察することが重要です。

時には、先輩犬の教育的指導も必要ですが、最終的にはボス(管理者)が決めるという構図を犬に理解していてもらわないと、犬が自分でコントロールしなくてはいけないと誤解してしまいます。

なかなか難しい問題ですが、上手に伝えていけるといいですね。

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2026年3月16日 (月)

なんで本番でできないの?

長年ドッグスポーツをやっていると、練習通りにできずに悶々とすることは数限りなくあります。
練習では出来ているのに、なんで本番でできなかったのか。

そんな悩みを抱えている人は少なくありません。

しかし、よく考えてみれば、人間のスポーツでも、練習通りに出来るとは限らないし、本番で失敗してしまうことも沢山あります。
そんなとき、なぜできなかったのかと自問してみると、いろいろな理由が浮かんでくるでしょう。

犬も同じです。
出来ない理由は様々ですが、練習不足でなかったとすれば、それは不可抗力です。

ただ、どこまでが完全な練習で、どこが練習不足かと言われてしまうと、何を基準に考えればいいのか難しいところ。

他人と比べても意味はありません。
要は、貴方と犬との時間がどれだけ充実していたか。
正しい練習をどれだけしてきたのか。に尽きるのではないでしょうか。

練習時間が多ければいいというものではなく、
犬がきちんと理解し、日常の練習で100パーセントの確率でミスを犯さなかったとすれば、本番で失敗したとしても、それは練習不足のせいではなく、環境刺激や、当日の犬の健康状態や精神状態に起因する可能性があるので、不可抗力とも言えるでしょう。
場合によってはハンドラーの緊張が犬に伝わってしまうことが原因になることもあるでしょう。

しかし、普段の練習で8割しか出来ていないとすれば、当然本番で成功する確率は格段と下がるので、ある意味出来てラッキー、出来なくても仕方ないと考えた方が犬にとってのストレスは軽減されるはずです。

つまり、練習が完璧でも練習不足であったとしても、悪いのは犬ではないということ。


昨年、見習いとドッグダンスの競技会に出た時のこと。
見習いの大好きな飛び技を出番前の練習で一度やってもらったら、着地で足を滑らせてこけそうになりました。
すると、たった一度のミスが尾を引き、本番では一度も跳んでくれなかったことがあります。

日常では、言われなくても勝手に跳ぶほど得意なジャンプでしたが、その時の滑った感触が不快だったのでしょう。

「いつもは出来ているのに。」
まさに、その状態になりました。

そもそも、その練習に何週間もかけて完成させたトリックだったので、強化は完璧だったのですが、足元が滑ったというだけで、その日の彼女の跳ぶ気を失わせるほどショックだったのでしょう。


昨日のラリーオビディエンストライアルでも、沢山練習してきたにも関わらず、本番でやってくれなかったという方もいらっしゃいました。
競技会場の環境の問題や、当日のハンドラーのメンタル、犬のメンタルなど、様々な原因が考えられますが、全てがうまくまわって完璧に出来る日もあれば、いろいろな要因で結果が出ないこともあります。

でも、犬たちは頑張っているのは観ていてよくわかります。

犬との息があったとき、結果は自然と付いてくるはずです。


我が家のアシスタントとのラリーオビディエンストライアルは、Level 1Bはハンドラーも犬も落ち着いて作業が出来て、210pt/210ptでしたが、Level 3Bはハンドラーが集中を欠いていたため、サインカードを読み間違えるという大失態。

202603161
※このあとの作業でハンドラー痛恨のミス

ハンドラーと犬、どちらの状況にマイナス要素があるとうまくいきません。

本番でうまくいかなかっとしても、犬は悪くないので、前向きに取り組んでいきましょう。


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2026年3月15日 (日)

3 Daysイベント無事終わりました。

先週金曜日から開催していたWanByWan主催、3Daysイベントが終わりました。

ドッグトレーニングのワークショップに始まり、ドッグダンスのリハーサルショウ、最終日はWCRL規定のラリーオビディエンス公式トライアルでした。

ラリーオビディエンストライアルでは53ペアのエントリーを頂き、川端ジャッジと2人体制でもちょっとハードな審査となりました。

暖かくなるとの予報も、屋外の日差しの下だけで、やはりインドアドッグラン内は寒かったので、ご参加の方々も大変だったと思います。
ご参加ありがとうございました。

今回は初めての方も多く出られていたので、規定の確認や、間違いやすい所など含めて、ブリーフィングでお伝えさせていただきました。

202603151
※見分中の参加者とジャッジ

通常の訓練競技と異なり、ラリーオビデェインスは課題の作業中でも犬を褒めることができますし、課題によってはオヤツをあげることも出来ます。

しかし、基本の作業はヒーリング(脚側行進)。
リードが無くても、きちんとヒーリング出来ることが重要です。

ラリーオビデェインスは世界中でも親しまれているドッグスポーツです。
ご興味がおありでしたら、是非!

次回の公式トライアルは6月13日(土)開催予定です。
希望者がいらっしゃれば、前日はコース練習会の予定です。

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2026年3月14日 (土)

ドッグダンスリハーサルショウ開催しました

今日はWanByWan主催、第17回ドッグダンスリハーサルショウでした。

今日は昨日より暖かくなるという予報ではありましたが、インドアの会場はかなり寒い状態の中、54ペアのエントリーをいただき、無事リハーサルショウを開催することができました。

いつものように、最前列で皆様の演技を拝見しました。

202603142

リハーサルショウは持ち時間をご自身の課題にあわせて自由に使っていただくので、ご自身のルーティンを通しで踊られる方もいれば、パーツの練習だったり、基礎トレーニングの場として使っていただいたりと様々です。

個々の練習風景は、他のご参加の方にも勉強になります。
通しの完成形を観たいと思いつつも、ステップを踏んだパーツ練習を拝見するのも興味深いものです。

202603141

若い犬たちの基礎練習や、ルーティンで頑張る姿。
経験値の高い犬たちのルーティンの完成に近い形だったり、シニアになっても元気にパートナーと踊る犬たち。
沢山の感動をありがとうございました。

ご参加のみなさま、寒い中本当にお疲れさまでした。
また次回のご参加お待ちしております。

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2026年3月13日 (金)

ドッグトレーニングワークショップ開催しました。

今日はドッグトレーニングのワークショップでした。
今回は参加者のご要望にお応えして、午前と午後の部に分けて行いました。

午前は若い犬を対象とした、トレーニングメソッドについて、犬の学習理論をベースにしてお話させていただき、「正の強化」の強化システムをどう活用することが犬にとってわかりやすいのかを実技を交えておこないました。

午後はさらに、トレーニングの精度を高めるためのクライテリア(基準)の決め方と、その実践方法や犬の理解の検証などを実際にやっていただきました。

最後のパラレルゲームでは、見習いがディストラクションとして参加しました。

202603132

昨日の降雪もあり、今日はかなり寒くなってしまったため、ご参加の皆様には暖房が入っていたとは言え、かなり寒い思いをさせてしまい、大変申し訳ありませんでした。

今日のワークショップが少しでもみなさまのトレーニングのお役に立てれば幸いです。

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2026年3月12日 (木)

食べることは大事

愛犬はごはんを残さず食べていますか?

子犬の頃はどうしてもなんとか食べさせようとして
食器を置きっぱなしにしてしまうことが多いようですが、
逆に食べることへの欲を減らしてしまうことになる可能性があるので
食べないときは一度下げてしまうことが大事です。

次回の食事のときは、いつもより少し減らして、完食する習慣をつけることが大切です。

数回やってみても、どうしても食べないときは
フード自体があっていないこともあるので、
時には、変えてみることも必要です。

しかし、変えた後は少し食べていても、
また食べなくなるような場合は、食べなければ、また違うものが出てくるかもしれないと犬が学習している可能性があるので注意が必要です。

そもそも、お腹が空いていれば何でも食べられるので、
沢山遊んで、体を動かすことも重要です。

また犬によっては、べちゃべちゃした離乳食が好きではない子もいるので、場合によっては、少し固めにしてあげてもいいでしょう。

いずれにしても、食べることを楽しみにしてくれるようになるといいですね。

犬のトレーニングでは、食べ物を報酬として使うことも多いので、
食欲自体が無いと、オヤツがご褒美に使えなくなってしまいます。

食べ物をご褒美に使うことで、トレーニングの幅も広がります。
それは、何も競技会に出るためのトレーニングだけではありません。
日常の行動問題の解決法としても活用できるからです。

健康的にも、しっかり食べて動くことが大事ですね。

いくつになっても、食べ物(ご褒美)大好きな我が家の犬たち。

202603131

元気なうちは、おいしくオヤツを食べながら、トレーニングを楽しんでもらいたいですね。
アシスタント、10歳4ヵ月。

明日はワークショップですが、現地では本日雪が降りました。
ご参加の皆様、明日の天気は曇り予報ですが、朝は凍結にご注意ください、

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2026年3月11日 (水)

行動変容には頻繁に繰り返すことが大事

人間同様、犬も自然に身に着いた習慣があります。
ある意味癖のようなものですが、
時として、それが人にとって好ましくない場合は、
変えてもらう必要が出てきます。

世の中、「犬なんだから、〇〇して当たり前。」と寛容な気持ちで見てくれる人ばかりではないので、周囲にもご迷惑になりそうな行動は早いうちに変えることが重要です。

人間も、新しい習慣を身に着けるには時間がかかるのと同じで、
犬も今までの行動を止めて新しい行動に切り替えるには時間がかかります。

時間と言うより、新しい行動を頻繁に出現させられる環境が必要と言った方がいいかもしれません。

例えば、インターホンが鳴るたびに興奮して大騒ぎをしてしまうような犬の場合、
来客が1週間に一度ぐらいしかない家庭では、なかなか繰り返しの練習はできません。
たまにしかないので、犬も忘れてしまうからです。

そうならないためには、その練習が頻繁に繰り返され、
新しい行動を何度も繰り返すことが重要というわけです。

インターホンであれば、ご家族に繰り返してならしてもらうことも必要かもしれません。
よく、録音して聞かせてみましょう。ということもお伝えするのですが、
賢い方は、どこで鳴っているかで、本物とフェイクの区別もするので
なかなか手ごわいものです。

ちなみに、インターホンがなって一声出てしまっても、
そのあとお祭りにしないためには、クレート(ハウス)にオヤツを投げ込むという動作を繰り返すことで、
犬は「インターホン=クレートでオヤツ」と学習するようになります。

その際、クレートの扉を閉めることもお忘れなく。

「閉めると吠えるんです。」と言う方は、クレートトレーニングから始めましょう。

このオヤツは吠えたことへのご褒美ではありません。
オヤツのあげ方を間違えてしまうと、吠えが強化されるので注意が必要です。


さて、我が家の見習い、再び脚側行進(ヒールワーク)の修正をしていますが、
正しい行動を繰り返さないと意味が無いので、
まずは一歩から。

202603111

一歩が10メートルになるまで、どれくらいかかるでしょうね。

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2026年3月10日 (火)

犬が成功しやすい環境を作る

犬に何かを教えたいとき、「正の強化」においては、
犬を押したり引っ張ったりすることはほとんどありません。
つまり、犬がその行動を取りやすい状況をつくることが重要なポイント。

例えば、犬とオモチャの引っ張りっこや持ってこい遊びをしているとき、
犬がオモチャを咥えてどこかにいなくなってしまう場合は、
いなくならない状況を作ってあげながら、
戻ってくるともっと楽しい遊びが続くと伝えていくことで、
犬は次第にオモチャの持ち逃げをしなくなります。

逃げて行った犬を追いかけるのではなく、
犬が戻ってきやすい環境を作ることで、
犬が自発的に戻りやすくなってきます。


さて、今日はお天気が良くなかったので、
見習いとの練習は家の中で行いました。

課題は、日曜日の競技会でジャッジに指摘された脚側位置。
動画を見返してみると、若干前のめりでさらに身体が少し曲がっています。

練習では、ほとんど曲がらないのですが、本番になるとテンションがあがって前のめり。
最初の一歩から再度見直しますが、今日は曲がらないように、プラットフォームを使いました。

202603101

身体の使い方を自分で体得してもらわないと治らないでしょう。

日々の繰り返しが大事ですね。

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2026年3月 9日 (月)

オヤツ(食べ物)をあげるだけでは犬の学習は進まない。

正の強化(Positive Reinforcing)トレーニングでは食べ物など、犬にとって報酬となるものをご褒美として使いながら行動を教えていきます。

食べ物を使ったトレーニングは今では当たり前のようになっていて、一般の飼い主さんもオヤツを使って愛犬に何かを教えています。

しかし、ちゃんと食べ物を使っているのに、いつまでたっても食べ物が無いと犬が行動してくれないことでストレスを感じている飼い主さんは少なくありません。
なぜ、覚えてくれないのか。

愛犬にオスワリを教えているとき、手にオヤツを持って誘導するのはよくあることで、何の問題もありません。

しかし、「オスワリ」が出来るようになっても、オヤツを手から離さず、犬の口に放り込んでいると、犬は手の中のオヤツを確認してから「オスワリ」するようになります。
なぜでしょうか。

食べ物は多くの犬にとっては好物なので、行動を学習するための報酬として使えることから「強化子」と言われています。
さらに、ただの「強化子」ではなく、「一次強化子」と言われ、犬にとっては大好物とも言えます。

しかし、「オスワリ」が出来たからと、一次強化子だけを与えられた犬は、だんだんとハンドラーの手元に一次強化子が無ければやらなくなります。

そこで、「一次強化子」の前に、一次強化子がやってくると犬に伝えるための「二次強化子」なるものを使うことで、犬は目の前に「一次強化子」が無くても、「二次強化子」を確認することで、学習するようになっていきます。

では、「二次強化子」とはなんでしょう。

それは、クリッカーと呼ばれる単一の音であったり、「YES!」や「そう!」というハンドラーの誉め言葉です、別名「マーカー(マークするもの)」とも呼ばれています。

なせ誉め言葉なのに、「おりこうさん♪」や「上手にできたねぇ♪」ではいけないのでしょうか。
それは、犬を褒めている間に、犬が違うことをしてしまうと、犬は何を褒められたのかわからなくなってしまうからです。
そのために、単一の音であったり、短い言葉が、犬の正解のタイミングに合わせて伝えることが出来るとされています。

ある一定の行動を学習してしまえば、毎回クリッカーを使う必要はなく、ふつうに「おりこう。」や「いいねぇ」という言葉で褒めてもかまいません。

「二次強化子」は学び手である犬がわかりやすいように伝える単なる「強化システム」なので、このシステムを犬が理解できれば、ハンドラーが手にオヤツを握っていなくても、犬はちゃんと出来るようになるわけです。

今日はちょっと難しい話をしました。
っが、犬の学習理論などを知らずに犬に教えるのと、わかっていて伝えるのでは、犬の学習スピードは変わります。
まぐれで出来るようになるのではなく、ちゃんと犬が理解していることが犬にとってもやさしい教え方なので、オヤツが外せないと悩んでいる方はちょっと試してみてはいかがですか。


そもそも、日本人は褒めるのが苦手です。
西洋人のように、大きな声で感情を表すのが苦手なのと同じで、犬の褒め方も下手なので、なかなか犬には伝わりづらいものです。

きちんと褒めてから、ご褒美のオヤツをあげてみましょう。


さて、今日は1歳ちょっとのRさんのプライベートレッスンがありました。

前回のレッスン以降、飼い主さんが頑張ってくださったので、大分落ち着いて人の話が聴けるようになってきたRさん。
お散歩中も、飼い主さんがきちんと褒めてあげると、飼い主さんへの意識も高くなっています。

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集中力もよかったので、今日は「オスワリ」持続を導入。

202603092

まだまだ若いので、日々の繰り返しが大事ですね。

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2026年3月 8日 (日)

訓練競技会に参加してきました。

今日はJKC神奈川スーパードッグトレーナーズクラブ主催の訓練競技会に参加してきました。
アシスタントはラリーオビデェインスクラスII、見習いは服従スペシャル。

見習いは課題でのミスはありませんでした。
以前から気になっていた速度調整も大分理解できてきたようで、
呼び戻し時の脚側停座への入り方も大分スムースになってきました。

しかし、今回もジャッジに脚側の位置を指摘されました。
以前はフラフラしていた部分が、大分集中力もあがってきて良くなったのですが、
ポジションの正確さに問題があります。
「これでいいでしょう?」と言わんばかりに顔を見上げてくるので
若干前のめりなのです。
精度を上げる練習に特化する必要があります。

あちらを直すとこちらが崩れ、なかなか一度ではうまくいきません。

ゴールが決まっていても、最初からゴールの練習はできないので、
ひとつずつ課題をクリアにして、ゴールに近づけていく必要があります。

例えば、仔犬のオスワリの持続も、最初から長い時間じっとしていられるわけではないので、
まずは1秒、2秒と、短い時間で伸ばしていくことが大事。

小さいステップの成功体験の積み重ねが不可欠ですね。

結果は
見習い:服従スペシャル 1席 M.T.CH.P
アシスタント:ラリーオビディエンス クラスII 1席

202603081

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2026年3月 7日 (土)

家で出来ることを外でも出来るようにする

仔犬がワクチンプログラムを終えて散歩に出られるようになるころ、
ちょうど思春期も始まりかけます。

最初は、おっかなびっくりで、ハンドラーにくっついていた仔犬も、
少しずつ慣れて自信がついてくるころに思春期に入ると、
ハンドラーの声がディストラクションに妨げられて耳に届かなくなります。

ちょっと前まではちゃんと出来ていたのに、なぜ?!

そんな疑問に首をかしげている間に、思春期の犬たちは、日々いろいろなことを学習していきます。
それは、時として、今まで伝えてきたことを完全に無視するような行動だったりします。

そんな兆しが見えたら、「今日だけかも。」と油断することなく、
基礎トレーニングを強化しながら、やって欲しい行動はこれだと伝え続けていくことが大事です。

今日やらなかったことは、明日もやらないかもしれないからです。

基礎トレーニングは、まず家の中から見直してみましょう。
家の中で出来ていないことは、当然外でも出来ないからです。

もし家の中で呼んでも来なければ、それは「この子はわかっているから。」というちょっとした気の緩みが原因かもしれません。

もう一度家の中でしっかり出来るようになってから、外でも同じように練習してみることで、犬がどこまで理解できているかを確認することができます。


さて、今日は1歳のBさんのプライベートレッスンでした。

見た目が大きくても、まだまだ中身はお子様なので、当然安定していません。
出来ること、出来いことも、不安定。

少しずつ、家で出来ることを確実にしながら、外でも「出来る!」ことを増やしていきます。

202603071

とてもよく集中できていたBさん。

ポイントはハードルを上げすぎないこと。
家で出来たからと油断しないで、外でも出来るを増やしていきます。


夕方我が家の犬たちと散歩で通りに出ようとしたら、一方通行の道を2頭の小型犬を連れた飼い主さんが向かってきたので、一度小道に戻って「フセ」で待たせてやり過ごしました。

小型犬の飼い主さんも「すみません」と声をかけていかれました。
こちらも、「いいえ~。」

広い通りではないので、どうしても犬同士の距離が取れない場合は、自分の犬だけでなく、相手の犬の行動も予測しながら、敢えて突っ込まないことも大事。
我が家の見習いも、少し前なら、待っていても声が出てしまうところでしたが、今日は距離を取ってやり過ごしたので、目では追っていましたが、吠えることはありませんでした。

そして道に出ようとしたら、再び小型犬が。
夕散歩のあるあるです。

お互いの犬たちの平常死を保つために、再度退避して何事も問題なし。
もちろん、犬たちはお互いの存在を確認していることが重要。
見せないのではなく、見ていても興奮しないことを伝えていきます。

成功体験を少しずつ増やしていくことが重要ですね。

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2026年3月 6日 (金)

行動を教えるときは「持続」も教えます。

愛犬にさまざまな動きを教えるのはとても楽しいものです。
時間をかけて、犬に新しい動きを教えていく過程は、人間にとっても楽しいものです。

トリックなどに限らず、一般的に基礎トレーニングでも不可欠な「オスワリ」「フセ」「タッテ」なども、きちんと教えてあげることで、犬はその行動と、言葉のキューを関連付け、言葉のキューだけでも動けるようになります。

しかし、行動は瞬間芸ではありません。
つまり、その行動を続けることも併せて教えてあげる必要があります。

よくあるのは、「うちの子オスワリできます。」
見せていただくと、「オスワリ」と言われれば座ってくれるのですが、
次の瞬間にはどこかにいなくなってしまうというもの。

確かに「オスワリ」の意味は分かっていますが、
人間側としては、「オスワリ」の一瞬芸を求めているわけではなく、
例えば、信号待ちなど、動かないでいて欲しいときに座っていて欲しいのに、
すぐいなくなってしまては意味がありません。

では、なぜ一瞬芸になってしまうのか。

犬は確かに「オスワリ」が腰を下ろすことだと理解していますが、
いつまでやっていればいいのかを教えてもらっていないから動いてしまうのです。
つまり、犬側には問題が無いということ。

「オスワリ」の行動を学習したら、次はゆっくり座り続けていることを教えてあげましょう。


さて、今日は生後6か月のPさんのプライベートレッスンがありました。
身体もしっかりしてきたので、まさに今日はオスワリの持続練習。

実はPさん、「オスワリ」と言われて、パッと座るときと、ちょっと考えてしまうときがあります。
聴きそびれて出来ないときは、もう一度言ってあげればいいし、
頭の中で考えているときは、待ってあげることでちゃんと行動に移せます。
ある意味個性なので、せかさず教えていきます。

202603061

犬が混乱しないように、ひとつずつ丁寧に伝えてあげましょう。

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2026年3月 5日 (木)

キューを連呼していませんか?

愛犬に何かお願いするときに言うのが合図の「キュー(Cue)」。

訓練では「コマンド」や「命令語」「指示語」などと言われますが、
「やれ!」と犬に命令するというより、
すでに教えた行動をお願いする合図の言葉なので、
最近では「キュー」と言われることが多くなっています。

「オスワリ」や「フセ」も合図のキューなので、
基本的には、犬がそばにいる限り、大きな声で怒鳴る必要はありません。
普通に言えばちゃんと耳に届きます。

遠隔作業で、犬から離れているときは、ちょっと声を張った方が聞こえやすくなりますが、
基本は怒鳴らなくてOKです。

訓練競技会などでは、あまりに大きな声で言うために、
隣のリンクの犬が萎縮したりするという弊害もあるので、
自分の犬に伝わる声で届けてあげるのがいいでしょう。

では、「キュー」を言うとき、どうしていますか?

よくあるのが、仔犬に向かって「オスワリ、オスワリ!オスワリ!!」と
連呼しながら、だんだん声をあげて圧をかけていくというもの。

「オスワリ」と言って仔犬が座らないとしたら、
まだ「オスワリ」のキューの意味が理解できていないと思って
もう一度練習しなおすことが大事です。

「オスワリ」と言って考えているようだったら、
畳みかけるように「オスワリ!」と言うのではなく、ちょっと待ってみるのも大事。
焦らなければ出来るかもしれません。

ポイントは出来たことをきちんと褒めてあげること。

犬をせかすことなく、今出来ていることをきちんと評価することが大事ですね。


さて、今日はDogLifeDesignさんでドッグダンスのグループレッスンがありました。
Kさん、バックステップで悩んでいたので、プラットフォームをターゲットに
バックの動きを習得してもらうことに。

最初は短い距離から。

202603051

出来るようになってきたら、ハンドラーが一歩下がってみます。

202603052

ポイントは、「バック、バック」と連呼しないで、一回行ったら待つこと。

少し距離が出てきましたね。
これからが楽しみです。

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2026年3月 4日 (水)

方法は一つではありません。

ドッグダンスには様々なムーヴがあります。
トリックももちろんですが、ハンドラーと一緒に動くヒールワークにも
トリッキーな動きが沢山入っています。

それらの動きの中には、後肢の使い方がポイントになってくるものも沢山あります。
後退歩行やサイドステップ、ピボットターンなど、後肢が上手に動かないと出来ない動きがあります。

よく、「どうやって教えるのですか?」
というご質問をいただきます。

確かに、犬に口で説明して出来るものではないので、
犬が後肢を動かしやすい状況を作ることが大事です。

先日は、前肢をターゲットに乗せて、ヒールポジションを維持してもらうことで、後肢を上手にピボットターンさせてもらう話を書きました。

これはヒールポジションの意識がちゃんと出来ていると、犬は自然に動いてくれるのでわかりやすいのですが、そうでないと、犬にとっては???になってしまいます。


さて、今日ドッグダンスのレッスンに参加してくれたKさん。
先日来、ピボットターンからの後肢の動きを練習していただいていますが、センターポジションが得意と伺ったので、センターポジションからのピボットターンをやっていただいたら、上手に後肢を動かしてくれました。

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犬に得手不得手があるので、いいところをキャッチして伸ばしてあげるとわかりやすいですね。

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2026年3月 3日 (火)

食べることはすべての基本

昨今の犬のトレーニングでは報酬として食べ物(フードやオヤツ)も使います。
犬の好ましい行動を引き出すためにも使う食べ物ですが、
個体によっては、食べることに興味が無い犬もいます。

ネコと違って、ご飯を残すなんてあり得ない。と、ちょっと前の人なら思うところですが
実際は意外と多いことに驚かされます。

犬も人間同様、ある意味嗜好が違います。
乾燥したものを食べづらいと感じたり、逆に離乳食として使う、湯がいたドライフードを苦手に感じる犬もいます。

ある程度大人になった犬であれば、多少食べなくても問題ありませんが、
仔犬は何としても食べさせたいと思うのが飼い主心。
すると、食べ終わるまでフードを置きっぱなしにすることもあります。
しかし、冷めて固くなったりすると、ますます食べる気力を失わせてしまう可能性もあるので、食べなかったら下げることが大事。

しばらくたってから、新鮮なものを、前より量を減らして出すことで、食べるようになることもあります。

置きっぱなしを習慣にしてしまうと、犬はいつでもご飯が食べられると学習し、決まった時間帯で食べ終わる必要が無いので、だらだらと食べ続け、トレーニングなどで報酬にフードを使っても、全く報酬にならないという弊害が出てきます。

以前知人の犬を預かったことがあるのですが、そのうちではいつもご飯が出しっぱなしになっているので、我が家の犬たちのご飯の時間に食餌を提供しても全く食べようとせず、一粒咥えては外に落として食べるなど、いわゆる遊び食いを始め、一向に完食の気配がありませんでした。

不衛生なので、食べなければ片づけるということを行っていたら、3回目の食餌で、普通に完食することができました。

食べない理由は様々ですが、人間同様、身体を動かしていなければお腹は空きません。
まずは、一緒に遊んだりしながら、身体を動かしてあげることから始めてみましょう。


さて、今日はお迎えしたばかりのLさんのプライベートレッスンがありました。

オモチャ遊びを楽しんでもらえるように、あの手この手でLさんを誘ってみたら、少し楽しさが伝わったようです。

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これからが楽しみですね。

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2026年3月 2日 (月)

遊びのルール

犬と遊ぶとき、どんなことに気を付けているでしょうか。

基本は犬と人が楽しく遊ぶことですが、
どちらか一方が相手に押し付ける状況は避けたいもの。

どういうことかと言うと、まだまだ遊び方を知らない仔犬に、
オモチャを押し付けて、無理に咥えさせようとするのはNGです。
人間と同じで、口の中に何かを突っ込まれて喜ぶ犬はいません。
食べるものでさえも、自分から食べようとする気持ちが無ければ、
犬はすぐに吐き出してしまいます。

自分から咥えたい気持ちにしてあげることが大事です。
そのためには、人間も上手に遊びに誘うテクニックが必要ですね。

引っ張りっこや投げたおもちゃを取りに行くなど、楽しいと犬が感じるようになってきてからも、
犬に無理強いは禁物ですが、犬の要求を丸呑みするのも禁物です。

犬が遊びたいとオモチャを咥えて持ってくると、
ついついほだされて遊んでしまうことがあると思います。

しかし、犬が遊びたがっているから遊んであげ、犬が飽きたから遊びを止める。という形で遊びを続けていると、忙しくて遊んであげられないときに犬はストレスを感じて、しつこくオモチャを押し付けてきたり、要求吠えが出るようになることがあります。

遊びを楽しんでくれるのはとても嬉しいことですが、
犬主導で遊びを続けていると、犬の要求に応じられないとき、犬がストレスを感じてしまうようになります。

日常的に、ハンドラーが誘い、ハンドラーが終わりにするという習慣がついてくると、犬は遊びが終わってもストレスを感じにくくなり、また誘ってくれるのを待つようになります。

たかが遊びですが、ルールが決まっていないと、犬はどうしたらいいのか混乱してしまうことになります。
いつも誘えば遊んでくれるのに、しつこく誘っても遊んでくれないどころか、ダメと拒絶されてしまう犬の身になってみましょう。

犬との信頼関係の構築と言う面からも、犬にはある意味一貫性を持って(誠実に)接してあげることが重要です。

そのためには、ハンドラーと遊ぶオモチャは特別なオモチャとして、日常的には犬がアクセスできないところにしまい、
一人で遊ぶ、一人遊び用のオモチャは、いつでもアクセスできる場所においておいておきます。

飽きっぽいタイプであれば、無理に時間を引っ張らず、ちょっと遊んで終わりにしてあげると、犬も楽しい気持ちで終われ、次の遊び時間を楽しみに待てるようになります。

こちらが遊びに誘っても、「今は遊びたくない。」と断られない関係性作りが出来るといいですね。

今日は生後6か月のSさんのプライベートレッスンがありました。
パピー期から思春期に入る今の時期はとても重要です。

自己主張も出てきたので、楽しいオモチャ遊びはリード付でやってもらいました。

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最初はちょっとリードを気にしていましたが、次第に気にならなくなり、
自分からダッシュでオモチャを咥えて戻ってきてくれるように。

毎日少しずつ、楽しく、ルールを教えてあげましょう。

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2026年3月 1日 (日)

仔犬は天才

仔犬は色のついていない画用紙と同じで、様々な色に染まっていきます。
しかも、スポンジのごとく吸収するので、日々進化していくのを目の当たりにすることができます。
まさに、「この子天才!」

また、ちょっと苦手なものがあっても、大好きなものと組み合わせてあげることで、
新しい苦手を克服することもできます。
それこそ、人間のサポート次第。

今日は生後3か月のPさんのレッスン。
お散歩に行く準備を兼ねて、カラーとリードを着ける練習をしました。

案の定、カラーが気になるPさんでしたが、オヤツを使いながらの
呼び戻し練習や、遊びを混ぜてあげると、
カラーのことやリードのことも忘れることができました。

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短い時間で楽しく終わらせてあげることで、
カラーもリードも嫌悪刺激にならずに済んだので、
次回着けるときも逃げることはないでしょう。

仔犬はいい意味で集中が続かないので、
ちょっと、嫌だなと感じても、目の前に美味しいオヤツが転がってくると、
気持ちを切り替えることができます。

嫌なものを作らないためのサポートが大事ですね。

さて、Pさん、ママとはよく遊ぶのに、パパとは遊んでくれないとおっしゃられたので、
「そんなことはありません。」とあきらめずに誘っていただいたところ、
Pさん、ちゃんとパパとも遊べました。

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時間をかけてあげることが大事ですね。

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