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2026年1月

2026年1月31日 (土)

いくつになっても社会化

仔犬と暮らし始めると、「社会化」がいかに重要かがよくわかります。

何度も書いていますが、「社会化」は犬の友達を作ることではなく、
家の中以外でも、極度に怖がったり、興奮したりすることなく、
平常心を保てるようになること。

その結果として、他の犬が周りにいても、過剰反応することなく、
そばをバイクが走り去っても、救急車のサイレンが近づいてきても、
あるいは、ランナーが追い越していっても、気にしないでいられればいいのです。

大きな音に一喜一憂し、バイクや電車が近づいてくれば興奮してくるくる回ったり、
他犬が視界に入るたびに吠えるのでは、犬もハンドラーも疲れてしまいます。

もちろん、犬も生き物なので、びっくりすることはあります。
そこで一声吠えたとしても、すぐにリカバリーできればいいのです。

仔犬の頃にすべて経験出来るわけではないので、大人になってからでも少しずつ経験させて
馴らしてあげることが大事です。
つまり、社会化は一生続くと言ってもいいでしょう。

そして、その過程で、外にいても自信を持って行動できるメンタルを
作ってあげることにも繋がります。

公園でハンドラーと遊んだり、あるいは、外でもオヤツを普通に食べられることでもいいのです。

そのためには、犬が自信を持って行動できるよう、
犬に考える時間をあげながら、正解を出すまで待ってあげることも必要です。

簡単に言うと、家の中で出来ることを、外でも出来るようにしてあげること。

「もう、パピーじゃないから。」とあきらめたり、
犬が迷っているときに、すぐに手を出してしまうのではなく、
少しずつ「出来る」を増やしていきましょう。


さて、我が家の見習い。
家では大騒ぎしないでアシスタントと私の作業を見ていられるのに、
外に出ると、じっとしているのが難しい。

小さいころからずっと教えてきていますが、
動くアシスタントから目が離せない。

今さらですが、成功体験を増やせるように日々修行中です。

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2026年1月30日 (金)

環境設定は大事

さまざまな犬の問題行動と言われる行動は、
ある意味人間のミスだったりします。
というのは、人間がちゃんと犬の行動を予測していれば
犬の問題行動は起きないからです。

例えば、ゴミ箱を漁って悪戯をする犬の場合、
そもそも、ゴミ箱に蓋をして、犬が中の物を悪戯できなくすることで防ぐことが可能だからです。

仔犬のトイレ問題もほぼ環境設定で解決できることは少なくありません。

サークルの中で、トイレトレーでちゃんと排泄できることもあれば、
片足が出たり、トイレトレーの横でしてしまったりという場合、
ハウスからトイレトレーまでの距離をゼロにしてあげれば、
はみ出したり、外したりする可能性は減ってきます。

サークルの外でのトイレの失敗であれば、
サークルの外にも、いくつかトイレシーツを敷いてトイレスペースを作ってあげることで
犬はサークルまで間に合わなくても、失敗を減らすことができます。

サークル内のハウスやトイレの位置も、いつも仔犬がいそうな場所に
トイレを設置したり、静かな場所をハウスにしたりと、
仔犬の様子を見ながら、レイアウトを考えてあげることが大事ですね。


さて、今日は明日仔犬をお迎えする方のカウンセリングがありました。

仔犬生活に必要なモノ、必要なこと。
不可欠なこと。
やっていただいた方がいいことなど、
様々お話させていただきました。

楽しみですね。

ちなみに、我が家のアシスタントは、
なぜかウチに来た時から、サークルは使っていませんでしたが、
勝手に先住犬のハウスに潜り込んで寝ている図々しい若造でした。

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今はしっかり自分の場所として死守しています。

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2026年1月29日 (木)

自分の足で歩く大切さ

散歩中、小型犬が楽しそうに歩いているのを見ると、
「犬だなぁ」といつも微笑ましく感じています。

中・大型犬はさすがに抱っこで移動するのは難しいこともあり、
ハンドラーは当たり前のように、散歩では犬たちと一緒に歩きます。
仔犬時代が終わっても、抱っこで歩こうと思う人はほとんどいないでしょう。

しかし、小型犬の場合は、抱っこやバッグ、カートなど、
街中の散歩だけでなく、公園内の散歩でも、自力で歩いていない犬は少なくありません。

当然抱かれている犬は吠える確率もあがります。
理由はさまざま。

ハンドラーに守られているから?
逃げ場がないから?
上から見下ろしているから?

いずれにしても、自分の足で歩くことで解決できる問題もあるので、
出来れば自分の足で歩いて、自信をつけて欲しいものです。
もちろん、ハンドラーのサポートは不可欠です。


さて、今日は生後5か月のSさんのお散歩練習をディストラクションの無い駐車場でやってみました。

長めのリードを使って、Sさんが自分から歩きたくなる状況を作ります。

実はSさん、ボーダーラインがすごく気になるタイプです。
屋内でも、床材が変わるラインが結界のようになって、踏み越えるのにとても時間がかかるので、
トリーツを使ったり、励ましたりしながら、自分で踏み越えるのを待って
自分で歩けるようになってきました。

今回の駐車場も、地面のアスファルトにちょっとした境目があります。
境目の前に来ると、止ってしまって尻込みします。

そんな時は、リードを着けているからと引っ張ったりしません。
おうちの中の結界同様、自分から踏み越えるのを待ちます。

時間がかかってもかまいません。
ロングリードを使うことで、ハンドラーが少し離れると、追いかけたい気持ちも生まれます。

そんなことを繰り返していたら、Sさんは、結界を飛び越えることでクリアすることを学びました。

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今日もひとつ自信を付けたSさんでした。

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2026年1月28日 (水)

「ちょうだい(出せ)」を教える

仔犬とオモチャを介して遊ぶようになって、
引っ張りっこも上手に出来るようになると、
なかなか咥えているオモチャを出してくれなくなることがあります。

それぐらい引っ張りっこ遊びを好きになってくれること自体は素晴らしいのですが、
持ち逃げされてしまって、一人遊びになってしまったりすると、
ハンドラーはいなくてもよくなってしまいます。

持ち逃げされなくても、なかなか口からだしてくれないと回収できず、
遊びが終わらせられなくなることもあります。

そこで、教えておきたいのが「ちょうだい(出せ)」です。

咥えることが楽しくなって、引っ張りっこも楽しくなると、
次に教えたくなるのが「持ってこい」なので、
その際にも「ちょうだい(出せ)」はとても重要になってきます。

では、どうやって咥えているものを放してもらうのか。

いくつか方法があります。

ひとつは、食べ物も好きな犬であれば、オモチャを咥えているときに、
食べ物を見せて、口から放すかどうかを観察します。
食べ物に興味が出て、放してくれるようなら、放すタイミングで「ちょうだい」などの言葉のキューを乗せていきます。

オモチャが大好きな犬であれば、大好きなオモチャを2個用意して、
一つを咥えているときにもう一つを見せるというもの。
食べ物と同じで、これも放してくれれば、そのタイミングでキューを乗せていきます。

要は無理やり口の中に手を突っ込んでむしり取るのではなく、
犬が口から放したい気持ちにさせること。

出してくれたら、必ずまた遊んでもらえると刷り込んでいくことで、
さらに口から放しやすくなります。

ダンベルや木片など、作業の物は直ぐ放せるのに、
オモチャはちょっと放したくないアシスタント。

昨日は2つのオモチャで、交換ゲーム。

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何度も繰り返していると、本当にすぐ口を開けられるようになります。

なかなか放してくれない子には、いろいろ試してみるといいでしょう。

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2026年1月27日 (火)

きちんと教えたことは忘れない

犬に様々なことを教えるのは楽しいものです。
出来るようになる姿を見るのも嬉しいですし、教えている過程で、
犬が「これ?」と理解を示した瞬間を観るのも楽しいものです。

しかし、犬の理解度は個体によって異なります。
頭の良し悪しではなく、納得するのに時間がかかるようなものなので、
理解出来るまでに、時間のかかる場合もあります。

そこで、人は根気よく伝え続けていくわけですが、
途中出やめてしまうと、犬の理解もそこで止ってしまいます。

しかし、一度確実に出来るようになったものは、その後多少時間が空いたとしても、
リマインドさせてあげると、すぐにその行動が取れるようになります。


さて、今日は久しぶりの自主練。
アシスタントと見習いに「臭気選別」の課題をやってもらうことにしました。
方法は、床に置いた数本の木片の中から、私の手の匂いが付いたものを探して
咥えて持ってくるというもの。

数か月間やっていなかったので、果たしてどうなるかと最初は距離を縮めて始めましたが、
2頭とも、必ず正解を持って戻ってきました。

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特に見習いは、、一度咥えて戻ろうとしたところで、「違う!」と自分で気づいて戻り、
正解を咥えて持ってきました。

林の中の小枝探しとはちょっとパターンが違いますが、
鼻を使う作業であることはちゃんと理解できているので、正解が見つけられるのでしょう。

だからと言って、本番で必ず成功するとは限りません。
犬にもメンタルがあるので、周りの刺激や、その日のコンディションで
正解にたどり着けないこともあるからです。

楽しいトレーニングが続けて行かれるといいですね。

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2026年1月26日 (月)

ヒールポジション/ヒールワークとは

一般的に、お散歩のとき、飼い主の横や近くを歩くのは、正確なヒールワークである必要はありません。
リラックスして、ハンドラーの近くにいて、ハンドラーを意識できているのであれば、少し離れていても問題ありません。
多少前に出ていても、ハンドラーの声が届くのであれば、私は気にしません。

しかし、ドッグスポーツなどで、脚側(ヒール)をお願いする場合は、犬にきちんとヒールポジションを教える必要があります。
なぜなら、脚側行進(ヒールウォーク)はヒールポジションの延長線上にあるからです。

ヒールポジションがわかっていなければ、ハンドラーが動き始めてヒールを犬にお願いしても、犬は意味がわからず、ハンドラーの近くでうろうろしてしまうだけです。

そうならないために、基本のヒールポジションを犬に教えることが何よりもまず一番重要です。

かつての犬の訓練やしつけにおいては、ハンドラーの隣にいることやヒールポジションを教えるときに、リードを使ってコントロールしていました。
しかし、それは必ずしも犬にとって楽しいものではないことが多かったので、リードを外すと途端にどこかにいなくなってしまうことも少なくありませんでした。

そもそも、「ヒールポジションにいることは楽しい」と犬に伝えていくことが第一。
そのためには、犬が自分からハンドラーのヒールポジションに入りたくなるような状況を作ってあげること。
例えば、犬にとって好物の食べ物を使って、犬をヒールポジションに誘導するのも一つの方法です。
ルアーリングと言われる手法で、犬がオヤツについて歩こうとすることで、自然とヒールポジションに誘導することができます。

また、少し高さのある台をヒールポジションに設置して、犬がその上に乗るといいことがあると強化していくことでも覚えることができます。
いわゆるターゲットとなる「プラットフォーム」の設置です。

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いずれにしても、最初の練習は、家の中など、あまり刺激の無い静かな場所で、リードを着けずに行います。
リードが無くても、犬がハンドラーのそばにいたいと思えるかどうかがポイントということです。

そういう練習を楽しく積みかさねていくことで、犬はヒールポジションと言葉のキューを理解すれば、お願いされたときにすぐにヒールポジションに入ってくることが出来るようになり、その後一歩を踏み出してもついてこられるようになります。

要はきちんと教えてあるかどうかと、犬がその環境でその作業が出来るレベルにあるかどうかです。
犬が理解できていなかったり、環境刺激が強すぎるのであれば、ハンドラーはひとつ前に戻って、再度練習をやり直す必要があります。


さて、今日は生後5か月のSさんのプライベートレッスンがありました。
Sさんはとても慎重派で、床の素材が変わっても、最初の一歩を踏み出すのに時間がかかるタイプです。
当然、掃除機やドライヤーも苦手だったので、馴れる練習を重ねてきたところ、
今回は掃除機がそばで動いていても全く気にしないでいられました。

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気にしないでいることを褒めてオヤツをあげているので、
最後には、「掃除機のそばに行くとオヤツがもらえる」ぐらいに掃除機を好きになってくれて、
勝手に掃除機の下をくぐったり、匂いを嗅ぎに行ったりしていました。

ヒールポジションも犬が自分からキューを聞いて飛んできてくれるくらい楽しい場所になれば、リードがあろうとなかろうと、ハンドラーから離れることはなくなるでしょう。

くれぐれも、リードを無理やり引っ張ってそばにつけようとしないこと。
嫌な気持ちと関連づくと、リード自体が嫌悪刺激になってしまうこともあります。

競技におけるヒールワークは永遠の課題とも言われるほど奥が深いものです。

そこまで精度を要求しなかったとしても、犬にやらせるのではなく、
ついて行きたい気持ちづくりをすることが大事ですね。

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2026年1月25日 (日)

訓練競技会に出陳してきました。

今日はJKC主催、千葉ブロック訓練競技会に出陳してきました。

見習いは前回に続き、ヒールワークに特化した練習を続けていたので、「服従スペシャル」。
アシスタントは、今回初めてJKCのラリーオビディエンスIにチャレンジすることにしました。

ところが、私が2週間前に左ひざを損傷してしまい、うまく走れないことから、見習いは、せっかく合い始めたタイミングを崩されてしまい、前半は「ヒールワーク」がグダグダになってしまいました。
後半になって少し息があってきて、どうにかメジャーポイントを頂き、1席を取ることができました。

一方アシスタントは、いつもWCRL既定のラリーオビデェインスをやっていますが、JKC既定の競技会は初めてと言うこともあり、若干緊張気味でした。
しかし、私の走り方が多少変でも、10年一緒に暮らしていると、なんとかあわせてくれたので、大きな減点は跳びつきぐらいで、こちらもなんとか1発クォリファイできました。

膝を壊してから2週間、動かない練習ばかりをしていたこともあり、ヒールワークに関しては、犬たちにやはり負担をかけてしまったようです。
動画を見返しながら反省しきり。
一生懸命あわせようとしてくれている犬たちの様子が見られました。

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2026年1月24日 (土)

仔犬のリードは少し長めがいい

何年も共に暮らした愛犬との散歩は、お互いある程度行動の予測ができるので、
リードの長さは、丁度いい距離感を保てるぐらいがいいのですが、
仔犬の場合、動きの予測がつかないので、
短いといつもテンションがかかった状態になりがちです。

もちろん仔犬の体高によっても異なりますが、
小型犬の場合は、特に犬の肩の位置がかなり低いので、
短いリードは、すぐそばにいても張ってしまいがちです。

すると、仔犬が怖いと思ってハンドラーの後ろに隠れようとしたり、
怖いものから距離を取ろうとしても、
あるいは楽しいものを見つけてそばに寄ろうとしても、
いつもリードが張ってしまい、思うように行動できなくなってしまい、
「リードは自由を奪う嫌なもの」と刷り込まれてしまいます。

リードは仔犬の安全を確保するために不可欠ですが、
仔犬の選択肢を奪ってしまうと、お散歩は楽しくなくなってしまいます。

そこで、ちょっと長めのリードを使いながら、
仔犬が気にするものを自分で確認しに行ったり、
怖いものと遭遇した時は、自分で対象物から距離を取れるように、
仔犬に選択肢を持たせてあげることが大事です。

もちろん、危険なものに近づこうとすれば、リードを止めるだけ。
グイっと引っ張って、仔犬の身体に衝撃を与えることが無いように、
上手にリードさばきしてあげましょう。


さて、今日は生後5か月のJさんのお散歩練習。

道端の石ころが気になるお年頃なので、下を向くより楽しいことが起きるように
ハンドラーの動きもバリエーションを入れながら、
ハンドラーのそばに行くと楽しいことが起こると刷り込んでいきます。

ちょっと怖くて立ち止まっても、直ぐに引っ張るのではなく、

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自分からハンドラーの元に戻ろうとするきもちを育てていきます。

もちろん、戻ってきてくれたら美味しいオヤツがもらえます。

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仔犬の成長は日々目覚ましいので、明日はもっといろいろなものに
気を取られてしまうかもしれません。

ハンドラーが魅力的になれるように、いろいろ工夫していきましょう。

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2026年1月23日 (金)

ボーっとしていることも大事

リアクティブとまで行かなくても、様々な刺激に対して一喜一憂する犬は少なくありません。
何かが目に入るたびに、興奮して吠えたり、バタバタしたりというのは、犬にとってもストレスフルなので、出来れば平常心でいて欲しいもの。

しかし、家の中では平常心を保てても、刺戟満載の外に出れば、その時点で興奮している若い犬は少なくありません。
そこで、家の中で出来ていることも外で出来るようにするためには、出来るだけ刺激の少ないな場所で、周りの環境に馴らし、刺戟に馴らしながら、いちいち興奮しなくていいということを伝えていくしかありません。

もちろん、生まれ持った性格で、大人しいタイプの犬もいます。
一生懸命社会化を頑張らなくても、問題ない犬もいますが、基本は、正しく、いい経験を積ませてあげることが大切ですね。


さて、今日は若いBさんのシッティングがありました。

お散歩中は、私はマイペースで歩くようにしていて、あまりBさんの要求は聞きません。
Bさんも、「この人はこういう人」と分かっているのか、普通についてきてくれます。

散歩中何頭かの犬と遭遇しましたが、一度も吠えずにスルーできました。
素晴らしい。


そのあとで、公園のベンチでしばしボーっとする時間。
少し離れたところで、子供たちが遊んでいるのを、黙って見ています。
もちろん、私に集中してくれたら、褒めてトリーツがランダムに出ます。

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子供たちが走っているのを見ても、静かに傍観できました。

最後は同伴した見習いとの距離。

前回より少し近くなって、車のドアが開いた時に一回吠えただけで、
その後は吠えないでいられました。

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平常心が保てていたら、2頭ともトリーツがもらえます。
お互いいい経験が踏めたようです。

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2026年1月22日 (木)

3秒ルールのはなし

愛犬と散歩に出れば、当然他犬とも遭遇します。
他犬に対してフレンドリーな犬もいれば、ちょっとシャイな犬もいますし、苦手な犬もいます。
しかし、ともすると、フレンドリーな犬を持っているハンドラーは、みんながフレンドリーな犬に見えてしまいがち。
相手のハンドラーの意向を無視して犬を近づけてくる人は少なくありません。

「ちょっと苦手で・・。」と言うと、
「ウチは大丈夫ですから。」とおっしゃって、ぐいぐい近づいていらっしゃいます。

「ウチは大丈夫」というのは何を根拠に言っているのでしょうか。
「ウチの犬はどんなに嫌われても、怪我一つしないで逃げ帰ってこられる。」ということでしょうか。

犬が苦手な犬を連れているハンドラーは、相手の犬の刺激で、自分の犬が興奮して吠えたり、防衛体勢に入って相手に怪我をさせてしまわないかと、日々緊張して散歩しています。

生まれた時から攻撃性のある犬はいません。
万に一つぐらいは、精神的な疾患を持って生まれてくる可能性もありますが、
一般的には、生まれてから、なにがしかのトラウマを抱えてしまって、
平常心を保てなくなって吠えてしまったり、、
あるいは怖い思いをしたことで、自己防衛行動のスイッチが早く入るようになったりすることが原因です。

人間同様、気長な性格と、短気な性格があるのと同じで、同じ状況であっても、個々の犬の反応は異なるので、みんな同じではないということを理解しておくことが大事です。

犬同士の挨拶が悪いのでもなく、道端で遭遇した犬と無理に友達になる必要はないし、愛犬が躊躇しているのであれば、そのきもちを尊重してあげることが重要です。

お互い、フレンドリーに挨拶が出来ても、5秒後に喧噪が勃発しないとも限らないので、一般的には、「3秒ルール」と言われるように、ハンドラーが時間を管理することが必要です。

「こんにちは。」
「ありがとうございました。」
「それでは。」

と言うように、さらっと挨拶すればいいのです。
しつこく友達になろうと誘われて、すぐに乗れる犬とそうでない犬がいます。
どちらた正しいとか、どちらが犬らしいとかと言う話ではありません。

個々の犬のきもちを尊重することが大切ですね。

今日のグループレッスンでは、生後6か月のパピーさんが、ちょっと年上の男の子に突進しようとしましたが、お互い初対面ですし、お互いの犬のこともよくわかっていないので、
とりあえずリードでコントロールし、他の犬に向かっていくのではなく、
ここはママと一緒に楽しく遊ぶ場所と伝えていただくことにしました。

すると、その後は先輩犬に執着しないで、ちゃんとママに集中できました。

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犬同士の挨拶は簡単そうに見えて、なかなか難しいものです。

自分の犬がフレンドリーであればあるほど、ついつい自分から近寄ってしまうので
相手の犬を観察したり、相手のハンドラーさんの許可を得ることが大事ですね。

フレンドリーな犬であれば、「ママ、挨拶してもいい?」とちょっとお伺いを立ててくれるぐらいの余裕があると嬉しいですね。

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2026年1月21日 (水)

犬も体幹は大事

以前も書きましたが再び。

愛犬にトリックを教えることはとても楽しいことです。
出来た時はもちろんのこと、その過程のやり取りも、コミュニケーションが楽しめるので
トレーニングというより、ゲーム感覚で教えていくといいでしょう。

トリックは、犬が簡単に覚えてしまうものもあれば、
時間がかかってしまうものもあります。
なぜでしょう。

行動はわかっても、身体が思うように動かないことがあるからです。

例えば、「チン」。
「ベッグ」や「Sit Up」とも言いますが、要は「オスワリ」の状態から前足をあげること。

トリーツなど犬の好きなものを使って、誘導してあげると、犬はやろうとしてくれるのですが、
体幹が無いと、じっとしていていることができません。

我が家では、初代のボーダー・コリーの娘が、勝手にやってくれた以外は、教えないとやれませんでした。
しかも、教えても、体幹がついてくるまでは持続できないので、完成するまでには時間がかかりました。

現アシスタントは上手にやってくれます。

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見習いはまだまだです。


さて、今日はS家でプライベートレッスンがありました。
今頑張っているトリックは「クロス」。
前足を交差させるトリックです。

このトリックは犬が伏せていてもかわいいですし、立っているときはクロスウォークに進化させることができます。

「お手お変わり」のキューがわかっているLさんには、前足をあげたまま体勢を持続することが課題。

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それから、少しずつ前足をスライドさせていくようにします。

焦らず、ゆっくり教えてあげましょう。

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2026年1月20日 (火)

行動を順序だてて教える。

先日、トレーニングにおけるプランニングについて書きました。
クライテリアを決めて、それをひとつずつクリアしていくというものです。

一昨日DogLifeDesignさんで行ったドッグダンスのプライベートレッスンで、
ハンドラーと平行に前に進む遠隔作業をやってくれたMさんが、最終的にターゲットを外しても
目的地まで進めるようになったので、その簡単な作業工程について
お話しようと思います。

まず最初はMさん単独での前進を教えます。
その際はターゲットとなるプラットフォームを使いながら、ターゲットの距離を少しずつ伸ばしていくことで、ハンドラーのキューで前進してターゲットに乗ることを覚えました。

この時点で、ターゲットを外す練習をしてもよかったのですが、
パラレルムーブを教えようということになったので、平行に動けるようになってからターゲットを外すことにしました。

次に同じサイズのターゲットを使い、ハンドラーが真横にいなくても、単独で前進することを教えるために、ハンドラーは少しずつMさんから横に距離を取ってMさんに前進してもらいつつ、ハンドラーも同時にMさんと平行に前に進むというムーヴを加えました。

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前進するキューを聞けば、ハンドラーが真横にいなくても、Mさんは一人でターゲットに向かえるようになり、同時にハンドラーが平行に前進していても、気にせずまっすぐ歩けるようになります。

次に行うのは、ターゲットを少しずつ小さくしていくというもの。

半分くらいに小さくしてから、さらに小さくしていくことで、次第にターゲットではなく、前進することを意識するようになります。

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もちろん、ターゲットのサイズが変わるため、ハンドラーとの距離やターゲットまでの距離は少し短くしてから、今までと同じプロセスを繰り返していきます。

そして、最後はターゲットが無くても、Mさんだけで前進し、同時にハンドラーも平行に前進するというムーヴが出来上がりました。

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クライテリアはそれぞれのステージで異なり、少しずつ変化していきながら、最終形にたどり着くようにプランニングをしています。

前にも何度か書いていますが、このようなドッグダンスのムーヴだけではなく、日常的にも有効な「持ってこい(持来)」なども、クライテリアを明確にしながらステップアップしていくことで、犬たちは必ず最終形にたどり着くことができます。

うまい教え手になることが大事ですね。

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2026年1月19日 (月)

苦手を減らす方法とは

犬にとって苦手なものは様々です。
個体によっても異なるので、全てに共通しているものばかりではありません。

例えば、
男の人、他犬、大きな音、車やバイク、掃除機などなど、
個々の犬によって苦手は異なるので、
個々の犬にあわせた対処法が必要になってきます。

しかし、共通していえることは、改善策は「少しずつ馴らしていく」ということ。
専門用語では「脱感作」と言われています。

では、どうやって馴らしていくのか。

ここでポイントになるのは「少しずつ」です。

「馴らす」という名目で、苦手なものに急に近づけたり、
苦手なものの中に投げ込むのはNGです。
これは「洪水療法」と言われて、トラウマを作ってしまうかもしれないという
リスクをはらんでいるからです。

そこで、「脱感作」が必要になってくるわけですが、
先日ブログで書いた、掃除機に馴らす話のSさんの場合。

Sさんがフリーの状態で、スイッチが入っていない掃除機を部屋の中に置いて
Sさんが自由にアクセスできるようにしたところから始まり、
スイッチを入れない状態で少し動かしたりしたあと、
今日はスイッチを入れる練習を行いました。

この場合大事なのが、Sさんと掃除機との距離です。
近ければ興奮しすぎてしまうので、離れた場所でスイッチを入れて音を聞かせます。
その時は、Sさんはサークル内の安全なエリアにいて
美味しいオヤツを食べることができます。

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食べられれば大丈夫。
食べられなければ刺戟が大きすぎるということ。

Sさんは食べられたので、スイッチを入れた掃除機を少し離れた場所で動かしました。
そんな環境でも問題なくオヤツを食べ続けることができたので、
少しずつ近づけたところで動かして、問題なかったので今回はそこまでにしました。

焦らず、少しずつ、犬にとっての「大丈夫」を増やしていくことが大事ですね。

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2026年1月18日 (日)

トレーニングを始める前に。

犬のトレーニングというと、ある意味「訓練」や「しつけ」と言った厳しいものを想像しがちですが、本来は厳しいものではなく、犬にとって楽しいものでなければうまく行きません。

トレーナーや訓練士の元に行こうとすると、犬が行きたくないそぶりを示したり、トレーニングの後に、体調を崩してしまうなど、犬にストレスを与えてしまっているような場合は、トレーニング自体はうまく進みません。

そうならないためには、犬にとってトレーニングをポジティブにすることが重要です。
これは別に犬のご機嫌を取るということではなく、犬が楽しく学べる環境を作るということに他なりません。

二昔前は、犬の身体の成長を考えて、トレーニングは生後6か月以降が望ましいと言われていましたが、楽しく学べるトレーニングにおいては、もっと早くから始めても問題ありません。

もちろん、身体の成長が重要なトレーニングは別ですが、メンタル面や、頭を使うというプロセスを犬に教えていくには、早ければ早い方がいいと言われています。


さて、今日は生後5か月のJさんのプライベートレッスンがありました。
仔犬とは言え、動きも活発。
生半可な遊び方では満足できません。

満足できないとどうなるか。
悪戯や甘噛みなど、そのエネルギーのはけ口が人に向かうようになります。

そこで、遊び方も含め、犬との接し方をお伝えした後、
飼い主様がJさんにとって一番になるように、
楽しいトレーニングゲームもやっていただきました。

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コツは、人が手を抜かず、動くこと。
楽をしていては、よいパートナーに育てることはできませんね。
本格的なトレーニングを前に、少しずつハンドラーとの関係性を深めていくことが大事です。

これからが楽しみですね。

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2026年1月17日 (土)

クライテリア(基準)を明確に

犬に何かを教えるには様々な方法があります。

以前にも書きましたが、教える内容によって、使う方法もいろいろです。
専門用語を使えば、
・ルアーリング
・キャプチャリング
・ターゲッティング
・シェーピング
などと言い表すことができますが、
言葉を知っていなくても、一般的に使われている方法があります。

例えば「ルアーリング」は、犬が好きなオヤツやおもちゃなどを使って、犬の行動を誘導して導く方法です。
犬の鼻先にオヤツを見せて、少し上に引き上げれば、犬は自然に「オスワリ」の姿勢を取るので、犬のお尻を押したり、首輪を上に引き上げたりする必要は全くありません。

いずれにしても、犬に新しく行動を教えようとすると、人は完成形を思い浮かべます。
「オスワリ」であれば、きちんとお尻を地面に付けて、前足をそろえるといった具合です。

初めから、腰を崩して、だらけた「オスワリ」を教えようと思う人はいないでしょう。

つまり、この時点で、クライテリアは明確になっているわけです。

このクライテリアに向けて、きちんと犬を誘導してあげなければ、
犬は「オスワリ」が何かを知ることはできません。

そして、もし横座りするようであれば、それを良しとするのではなく、
正しく座れるように手を貸してあげることが大事です。

「オスワリ」とはこういうものだ。正しく伝えてあげなければ、犬はお願いされても正解を出すことはできないからです。

また、教える内容によっては、少しずつクライテリアを変えていく必要があるかもしれません。
例えば、「持ってこい」などの場合、犬の行動はパーツごとに細分化されているので、
一度ですべてが出来るようになるわけではないからです。

このステージにおけるクライテリアはこれ。
次のステージではこれ。と言ったように、少しずつ進化させて、完成させる行動もあります。

人間がわかっていなければ、当然犬には伝わらないので、
教える前に、きちんとプランニングしておくことが大事ですね。


さて、我が家の見習い。
最初に脚側停座からの一歩を教えた時のクライテリアがちょっと甘かったので、
現在修正中。

202601172

修正するのはなかなか大変なので、最初からきちんと明確にしておかなくてはいけませんね。

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2026年1月16日 (金)

犬の行動の意味を知れば・・

愛犬が自然に取る行動は様々です。
もちろん、彼らなりに考えた行動です。
その結果、人が見て、思わず微笑んでしまう行動もあれば、
笑ってしまうような行動もあるでしょう。

しかし、よく見てみると、「笑ってしまう行動」の実態は
犬が焦っていたり、びっくりしていたり、怖がっていたりと、
犬が平常心でないときに起こることが多いものです。

見ていて笑えるからと、同じ状況を作ってしまえば、
犬はさらにストレスを溜めてしまわないとも限りません。

なんで犬がそんな行動を取るか考えてみましょう。
場合によっては対処が必要なこともあるので、
観察することが大事ですね。


さて、よくある掃除機に戦いを挑む犬。

恐らく最初から戦いを挑む犬はいません。
大きなモーター音と、床の上を素早く動く姿を見て、
警戒心と追いかけたい衝動が合わさっての行動と言えるでしょう。

小型犬が掃除機に挑んどいても、大して大きなダメージはありませんが、
中・大型犬が同じことをすれば、掃除機を破壊しないとも限らないし、
家の中に限らず、どこかで同じような状況を目にしたら、
当然同じ行動を取ることになります。

そうならないために、小さいころから、掃除機のように
大きな音を立てて動くようなものに馴らすというプロセスが重要になります。

先日パピートレーニングに伺ったSさん、生後5か月。
メイドさんが掃除をしていると、掃除機に挑みかかってくると笑っておっしゃっていたので、
少しずつ、気にしないでいるための練習プロセスをお見せしました。

最初は、動かない掃除機の周りでオヤツを撒いてみます。

202601161

気にしないで食べていることに対して、褒めて強化。

次に少し掃除機を移動しても大丈夫かどうかの確認。

202601162

その後、スイッチを入れないで掃除機を動かしてみます。

202601163

これらのプロセスを踏んで、問題なければ、次はスイッチを入れて観察していきます。

初めから仔犬の周りで大きな音を立てて動かさないこと。

そうでなくても、犬たちは動くものに対して反応します。

夕方の散歩の途中、子供たちが遊ぶ公園を横切っていたら、
急に立ち話をしていた子供の一人が奇声を上げて走り出したので
そばにいた見習いがびっくりして跳ね上がってました。

急な動きには人間もびっくりします。
少しずつ大丈夫を増やすことが大事。

見習いは子供は苦手ではないので、敢えて「馴らし」の練習はしていませんが、
何度も子供を見ていれば、子供とはそういう行動をするものだと
学習していくはずです。

いい経験値を増やしてあげることが大事ですね。

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2026年1月15日 (木)

犬の要求を犬が無視することも学習する

要求吠えに対して、人がいちいち反応しないことが犬の学習のサポートになることは以前から書いています。

「無視する」ことに対して、「可愛そう」と言う人もいます。

新しい家に引き取られて、寂しい思いをしている犬であれば、その寂しさを紛らわすために、そばにいる時間を増やしたり、何かの気配を感じられるようにしたり、あるいは、昔は時計の針の音が、母犬の鼓動に似ているからと、毛布にくるんでそばに置いたりといったことも言われていました。

しかし、ある程度新しい環境に馴れ、知能も発達し、自己主張が出てきている犬の場合、いつもそれが通るわけではないと伝えてあげることは、その犬にとって、ある意味ストレス耐性を作るためには重要です。

常に誰かと一緒にいられるわけではない犬にとって、一人でいることにも馴れる必要があるのは当然ですね。


さて、今日は若いL君のプライベートレッスンがありました。

天気も良いので外でのレッスンに加えて、ディストラクションとして見習いを同伴しました。

ディストラクションを入れる前に、おうちで練習していただいているマット練習をやっていただきました。
別の場所でもすでにお試し済みですが、遠くで犬が遊んでいるような場所で出来るか確認です。

202601151

落ち着いていられたので、飼い主さんと沢山遊んでいただいた後、
見習いにディストラクションをやってもらうことに。

見習いにお願いしたのは、その場で伏せていること。

202601152

L君にとって見習いとは2度目ですが、一応犬なので、遊びたいモードで鼻泣きしています。

実は見習いも犬と接触したいタイプなのですが、4歳を過ぎ、母が仕事モードでお願いすると、意外と真面目に聞いてくれるので、そばでL君が鼻泣きしても知らん顔してくれました。

L君は見習いをよく観察しながら、私とコンタクトを取って作業している見習いを見て、自分も自ら伏せてじっとしているようになりました。
犬が犬を観察して学習するという行動をまさに実践してくれたようです。

ちゃんと待っていられたら、見習いにもLさんにもご褒美。

202601153

最後のご褒美は、飼い主さんとの遊び。

202601154

犬と遊ぶより、飼い主さんと遊ぶことの方が楽しいよと、今は沢山刷り込んでいかなくてはいけない思春期です。

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2026年1月14日 (水)

長いお休みのあとは・・・・。

人は連休が続いた後、学校に行くのや仕事に行くのが辛くなったりします。
場合によっては、辞めたくなったり。
なぜなら、楽しいひと時を過ごしてしまったので、
いつものルーティンになかなか戻れないからです。

犬との暮らしの中でも同じようなことが起こります。

長く家族一緒の日々が続いてしまうと、
人の仕事や学校が始まったときに、犬が分離不安になったり、
要求吠えが激しくなったりするというものです。
これはコロナ禍にも起こりました。

つまり、楽をしてしまうと、なかなか元の生活に戻りづらいということですね。

さて、今日は年が明けて初めての若い男の子のレッスンがありました。

前回までは、ハンドラーへの集中力もあり、
周囲の刺激に対しても、大分抵抗力が出てきたところだったのですが、
今日は、自転車、ランナー、子供など、様々なディストラクションが気になって
心ここにあらずな様子。

お話を聞くと、年末年始はとても楽しく過ごされたようです。

人間でもそうなのですから、思春期の男の子にとっては、
なかなか日常には戻りづらい様子。

そこで、基礎のトレーニングからやり直していただくことに。

202601141

日常に戻るにはまだまだ時間がかかりそうですが、
ちょっと兆しが見えてきました。

根気よく続けていきましょう。

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2026年1月13日 (火)

些細なことのようですが。

先日のセミナーでは、日常的に気になっている課題へのアドバイスだけでなく、
普段ちょっと見過ごしがちだった、細かい部分もチェックしていただきました。

そのひとつがこれ。

脚側停座時の見習いの前足。
以前から時々出ていたことは気づいていましたが、
いつもではないので、ついつい見過ごしていました。

202601121

私の側の前足だけが地面についていません。
前足なんて、どうでもいいじゃないですかと言われそうですが、
ここで、なぜ右の前足があがっているのか考えることが大事。

同時に、そうならないためにはどうするかを考えることも大事。

202601122

一人ではなかなか気づきにくいことを講師に指摘していただき、
再度、おざなりにしてはいけないと改めて意識を持ちました。

ちょっとしたことを見過ごさないことが大事ですね。

Thank you Anne san

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2026年1月12日 (月)

選択するのはいつも犬

選択肢はいつも犬にあることは前にも書いています。

例えば、
ハンドラー(飼い主)に呼ばれて来るか来ないか。
「オスワリ」と言われて、座るか座らないか。

常に選択権は犬にあります。

やらないからと言って、どんなにハンドラーがイライラしたとしても、
犬には関係ありません。

来たければ来る。
座りたければ座る。

それは、来たくないから来ない。
座りたくないから座らない。
という犬の選択肢を良しとしているのではなく、
自ら、「来たい」「座りたい」という気持ちになるような関係性を
愛犬との間に築いていくことが大事ということです。

今回私が参加したオビディエンスセミナーは、FCIオビディエンス競技の課題に向き合うための、メソッドやテクニックを学ぶことは元より、そもそも、愛犬との関係性をどう築いていくかと言う、ある意味子犬の頃から、犬とどう接していくかと言うことも沢山教えていただくことができた時間でした。

それは、単純に、競技犬にするためのメソッドではなく、家庭犬であっても大事な要素です。

今回、屋外ドッグランが併設された施設でセミナーは開催されたので、
休み時間は犬たちとドッグランで遊ぶこともありました。

しかし、そもそも初対面の犬とすぐに仲良くなれるはずはないので、
基本的には、他犬と遭遇するときは、まず犬を呼び戻します。

今朝も犬たちと遊んでいるとき、丁度大型犬の多頭飼いの方が入っていらっしゃいました。

2026011200

とりあえず犬たちはそばに呼び戻して様子を見ることに。

2026011201

「戻ってきたくない」の選択肢は、この場合は犬の安全面を確保できなくなる可能性もあります。

競技犬でなくても、覚えておいて欲しい行動や習慣は沢山あります。

愛犬は呼んだらすぐに戻ってこられますか?

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2026年1月11日 (日)

オビディエンスセミナーに参加してきました。

Anne Liseのセミナー二日目は見習いのアデルと参加しました。

昨年から楽しみにしていたセミナー。
課題満載なのはわかっていることですが、客観的に観てもらうことで、さらに自分の弱点を明確にすることができます。

そして、もちろん弱点の改善方法のアドバイスをいただくことが最大の目標です。

Anne氏もおっしゃっていますが、オビディエンスのメソッドはひとつではありません。
なぜなら、ハンドラーと犬の数だけやり方があるからです。

引き出しはひとつでも多い方がいい。

他の参加者へのアドバイスが自分の役に立つこともありますし、
自分の犬には合わないこともあります。
そこを見極めながら勉強していくことが重要です。

明日は今日よりよくなるように、見習いとの協働作業は続きます。

01111_20260111222901

夜はノルウェーのオビディエンス事情などもたくさんお伺い出来て、
とても有意義な時間でした。

素晴らしい企画をありがとうございました。

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2026年1月10日 (土)

オビディエンスセミナーを見学しました。

202601101

今日は講師にノルエウェ―からAnne Lise氏をお迎えしたオビディエンスセミナーを見学しました。

今までにも様々なセミナーに参加してきましたが、今回もとても勉強になるお話を沢山伺うことができました。
しかも、とてもわかりやすい。

我が家の犬たち、課題満載な方々ですが、これからの課題対策に役に立つヒントが満載でした。

そして、今回も改めて感じたのは、オビディエンス競技に出る犬であろうと、家庭犬であろうとベースは同じということ。
一貫して、好ましい行動が何か、好ましくない行動が何かを、わかりやすく伝えることが重要ということ。

企画してくださったIさん、関係者の皆様、ありがとうございました。

明日も楽しみですね。

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2026年1月 9日 (金)

環境設定は成功のもと

仔犬生活も含め、犬がミスをしないためには、環境設定が大事と言うお話はよく書いています。

例えば、ゴミ箱漁りの悪戯は、人間が犬の手や口が届く位置にゴミ箱を置かないことで解決できます。
犬も叱られることなく、人も、犬が変なものを口にしたのではないかと心配する必要がありません。

環境設定は様々な場所で有効なので、愛犬の行動が気になったら、是非その環境をよく確認してみることが大事ですね。


さて、今日は生後3か月のPさんのプライベートレッスンがありました。

日々賢くなっていくPさんは、トイレの認識もきちんとできていて、
トイレのキューにも反応出来るようになってきました。

ところが、前足だけトイレシーツに乗って、後ろ足がはみ出ているケースがあるとのこと。

Pさんは、ちゃんとトイレスペースを認識しているので、
これはPさんのミスではありません。

しかし、毎回同じようにはみ出ているのはちょっと大変。
すると、実はPさんのケージにはトイレスペースを区切る仕切りが付いていたことが発覚しました。

そこで、仕切りを設置したところ、全くはみ出しがなくなったとのこと。
まさに環境設定のなせる業。
ハンドラーのストレスも減って、Pさんと遊ぶ時間も増えますね。

今日はお散歩デビューに向けたリードウォーク練習。

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楽しそうについてきてくれるPさんでした。

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2026年1月 8日 (木)

トリックを教える前にやること

仔犬がスポンジのように、なんでも吸収するのはみなさんご存知の通り。
こちらが覚えて欲しいと思っていることだけでなく、覚えて欲しくないことも、彼らなりに学習していきます。
さらに、生後5~6か月くらいまでは、まだまだお子様なので、人にくっついて歩き、人の一挙手一投足を観察しています。
つまり、こちらが呼ばなくても、気づけばそばにいてくれるのが仔犬です。

しかし、6か月ぐらいから思春期に入ると、仔犬の世界が広がり、様々なものに気持ちを奪われていきます。

いつも後ろにいたと思っていたのに、気づけばいなくなっているなんてことは、よくある話です。

そうなってから慌てて仔犬を呼び戻すのではなく、小さいころから、人への愛着を深めておくことが重要です。

では、どうやって愛着を深めていくのか。
日常的に、人と関わることが楽しいと犬に刷り込んでいくことです。

仔犬の機嫌を取るのではなく、仔犬が本当に楽しくて、そこから離れたくないと思えるような環境を整えていくことが重要です。


さて、今日はDogLideDesignさんで、プライベートレッスンがありました。

参加犬は生後6か月の男の子。
年齢の割には落ち着いていて、我が家の見習いに爪の垢を煎じたいほど。

しかし、生後6か月と言えばそろそろ思春期に入ろうというところ。
少しずつ、外への関心も深めっていく時期です。

案の定、私に対しても、一生懸命アピールしてくれました。

202601081

でも、彼にお願いしたいのは、飼い主さんとの時間を楽しむこと。
そこで、私は特にリアクションしませんでした。

すると、かれはこちらにいてもメリットがなさそうだと思って、
飼い主さんの元に戻っていきました。

その後は、飼い主さんに沢山動いていただき、
私に気を散らすよりも、飼い主さんと遊ぶ方が楽しいと刷り込んでいきます。

202601082

どんなドッグスポーツでも、スキルを教えることは出来ますが、
メンタルを整えるには時間がかかります。

仔犬の頃は、人との関係性を深めていく時間を大事にしていきましょう。

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2026年1月 7日 (水)

仔犬の自己解決能力を育てる

昨日の仔犬の地面の感触に対する苦手意識をなくす環境設定などをお話しました。

仔犬が本来持っている好奇心を利用しながら、さらに仔犬に自信を付けさせることが、将来怖がりな犬にさせないためには有効なので、今日は障害物をどう切り抜けていくか、生後5か月のSさんに楽しんでもらうことにしました。

仔犬に限らず、犬の新しい行動を引き出すには、その子にとって報酬となるものを使ってあげることが大事です。
そうでないと、犬を押したり引いたりしなくてはいけなくなってしまうからです。

リードを付けて犬をコントロールするというのは、ある意味それしか方法が無いときです。
基本は、言葉やボディランゲージで意思の疎通をはかれるようになることが一番。

そのため、今回もSさんが自分で動きたくなるような環境設定を行い、冒険を楽しんでもらうことにしました。

ゲームの間、人がやることは、Sさんの好きなオヤツを撒くだけ。
Sさんの身体に触れることもしませんし、敢えて動き方も指示しません。

202601071

小型犬は体が小さいこともあり、ついつい人が手をかけてしまいがちですが、
犬が自分で目の前の障壁を乗り越えていく力や自信を付ける妨げてはいけません。

危険でない限り、時間をかけて見守ってあげることも大事ですね。

実際の動画はwanbywandogsのインスタグラムで見ることができます。

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2026年1月 6日 (火)

楽しい中で苦手をなくす

仔犬は何をやっても楽しいので、仔犬の好奇心を上手に利用することで、
この先仔犬に起こりうるであろう様々な苦手意識を克服していくのに
丁度いいタイミングとも言えます。

例えば、以前も書いているリッキーマットを使いながら、
仔犬の足や手、身体に触って、触られることだけに集中して緊張することが無いようにすることもできます。
もちろん、やり過ぎは禁物なので、リッキーマットからトリーツをなめているときだけ触って、振り返ったら止めるということがポイントです。

同様に、犬によっては、地面(床材)の違いでも、ネガティブ意識を持ってしまう犬がいるので、小さいころから、様々な素材に馴らしていくことも大事です。
老婆心から、仔犬の前にある障害を取り除いてしまうと、仔犬は自分で障害を越えていくことが出来なくなってしまいます。
もちろん、この場合も、仔犬にとって危険なものは置きません。

例えば、クッションを積んだ上を乗り越えていくとか、ちょっと地面がざらざらした素材の上を歩いてもらうとか、そういったところから、少しずつ馴らしていくことが重要です。

散歩に出るようになると、マンホールなど金属製の素材を嫌がる犬は少なくありません。
夏場の鉄板焼き状態の金属ではなく、普通の状態の金属であれば、無理強いすることなく、
自分からそこに足を乗せられるようにサポートしてあげることもいいでしょう。


さて、昨日プライベートレッスンに伺ったPさんには、Mさんのお宅にあったものと同じ、足つぼマットを持って行ってみました。

最初からその上を歩かせようとするのではなく、ツボの間にオヤツを置いて、自分から取りに行ってもらうことにしたら、Pさんはそのゲームを楽しんでくれた後、床に置いても、気にしないでその上を歩いていました。

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何事も、犬が自分から行動に起こせるようにサポートすることが大事ですね。

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2026年1月 5日 (月)

ハウスは楽しい場所に

仔犬を迎えると、仕方なくサークルやケージ、ハウスを使うという人は少なくありません。
「仕方なく」と考えている人たちにとって、ハウスは「可愛そうな場所」や「自由を奪う場所」と考えられているため、トイレの失敗がなくなったら、すぐにでも撤去して、フリーの生活を楽しませてあげたいと考えている人は少なくないようです。

果たして、ハウスは犬にとっては牢獄なのでしょうか。

ある意味「牢獄」にしているのは人間とも言えます。

犬が悪戯をしてしまうと、「ハウスに入っていなさい!」とお仕置き部屋のような使い方をしていると、犬にとってもハウスは牢獄になってしまいます。

そもそも、犬はハウスという、ちょっと狭くて、暗い場所は嫌いなのでしょうか。

仔犬のレッスンでお伺いしたお宅の大多数は、最初から何の疑いもなく、ハウスを設置してくださったご家庭だけでなく、ちょっとネガティブな印象を持っていて、最初は躊躇されていたご家庭でも、犬たちは基本的に、自分から暗い場所を選んでハウスに入って寝ています。

もちろん、最初から「お仕置き部屋」にしないようにお伝えしていることもありますが、ハウスは暗くて落ち着いて寝られる場所であり、たまに美味しいものが落ちていたり、いつもご飯を食べる場所と理解しているので、ネガティブな印象を持ちません。

ハウスのメリットは、犬の行動を制限するだけでなく、地震や何かのアクシデントで、上から物が降ってきても、犬に当たることが無い、犬にとっての安全が確保できる場所でもあります。

もちろん、犬が苦手な来客があるときは、ハウスに入っていてもらうことで、人も犬もストレスを軽減することができますし、車での移動や、旅先で部屋で留守番をさせるようなときでも、ハウスがあることで、犬は安心して待っていることが出来るわけです。

「ウチの犬は、ハウスが嫌いで、フリーが好き」と感じている場合は、おうち全体を犬が自分のハウスだと考えていて、人は間借り人と思っている場合もあるので、気を付けてくださいね。

さて、今日はパピーのPさんのプライベートレッスンがありました。
名前の認識も大変よくなり、呼べば吹っ飛んでくるPさん。
周囲に誘惑になるものがあっても、一目散に走ってくる姿は、「今だけかも」と感じる部分もありますが、日々習慣にしていきたいところ。

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合間にハウストレーニングもやりました。

もともと、ケージの中にハウスを設置していただき、ご飯もハウスで食べてもらっているし、夜寝るときなどは、自分からハウスの中で寝てくれているPさんだそうですが、「ハウス」と言われても、なかなか入れないそうなので、キューの認識も含め、ハウスが入りたくなるような環境づくりをやりました。

最初は、前足だけだったPさんも、中に入ってとどまる時間が増えてきました。

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後半は自分からハウスの中を覗きにいくようにもなりました。

202601051

今後は、少しずつハウスの扉を閉める時間を増やしていくことが課題ですね。

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2026年1月 4日 (日)

報酬は宝くじにしないこと

先日、ボディーランゲージでも無視しましょうというお話しをしました。

かまって欲しいと要求している犬に対して、声をかけたり、見つめてしまうと、犬はなかなかあきらめきれないので、こちらが忙しそうにしたり、背を向けたりして、今は要求に応じられないという姿勢を見せることで、犬があきらめることも学ぶというもの。

しかし、これは一貫して行わないと意味がありません。
つまり、「今日だけよ。」とか、「特別ね。」と言う接し方で応じていると、犬は宝くじが当たったかのように、次も「特別」があるに違いないと、要求吠えを続けることになります。
そして、それはどんどん酷くなっていきます。
ある意味負のループですね。


さて、今日犬たちとなじみの公園に出かけると、久しぶりに犬友と遭遇しました。
普通は、犬を連れて挨拶をするのですが、何分我が家のアシスタント(♂)は犬が苦手。
今回は相手が女子だったのですが、どちらも大型犬と超大型犬で、体重はアシスタントの3倍から4倍あるので、そもそも存在だけでもちょっと怖いと彼は思っています。

そこで、犬たちは係留して挨拶をしに行ったところ、アシスタントは置いていかれたことで吠えて不満を訴えました。

結構大きな声で吠えるので、ついつい周囲に気を遣って「すぐ戻るから待ってて」などと言ってしまったものですから、吠えが収まらなくなりました。

202601041

そこで、完全にアシスタントに背中を向けて犬友たちと話をしていたら、

202601042

さすがに、経験値は高いので、これはダメだとあきらめたアシスタント。
※ちなみに、見習いは待たされていても吠えません。

吠えていないタイミングで、時々オヤツをあげに戻っていたら、その後は全く吠えませんでした。

10歳を超えて、少々こらえ性がなくなってきたアシスタントですが、ダメなものはダメときちんと伝えてあげれば、なんとか理解します。

宝くじにならないように、一貫した態度が大事ですね。

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2026年1月 3日 (土)

教えたからと油断しない

犬と暮らし始めると、様々なことを犬に教えていきます。
もちろん、教えなくても犬が学ぶことは沢山ありますが、
人間が伝えようと教えていくことは、犬にとっては新しいことなので、
なかなか習得できないこともあります。

簡単そうに見える、「オスワリ」や「フセ」ひとつとっても、
犬にとって、最初は区別するのが難しいものです。

ひとつには、犬にお願いした時、犬が間違えてしまっても
人間が「まぁいいか。」とそのままにしてしまうので、
犬もどちらかやっておけばいいだろうと学習しているところがあるからです。

競技犬やスポーツドッグにしないにしても、
違いをちゃんと教えてあげることは、犬にとって優しいことです。
なぜなら、ちゃんと教えてもらっていないのに、犬が間違えた時、
「教えたはずなのに、なんで出来ないの?」と責められるのは理不尽だからです。

教えるときは、犬がきちんと理解し、他の行動と弁別ができているか
確認することが大事です。

繰り返し伝えてあげることで、犬はきちんと理解し、出来るようになるからです。


さて、今日は久しぶりに、見習いにダンスのムーヴをお願いしました。
私の前で、私と同じ方を向いて立った状態で、サイドステップを踏むというトリックです。

202601031

向かい合わせでのサイドステップは大分理解出来て、左右の違いもわかっているのですが、
アイコンタクトが取れないポジションで教え始めたのが1か月ほど前。
その時は、若干意味が分かり始めたところでした。

しかし、そのあとしばらくは訓練競技の練習ばかりやっていて、
そのまま放置していたので、今日お願いしたら???になっていました。

「鉄は熱いうちに打て」ではありませんが、教え始めたら、続けて繰り返し
「強化」してあげないと、犬も忘れてしまいます。
すると、最初からまた教えなおさないといけません。

犬を混乱させるくらいだったら、続けて教えてあげることが
犬にとっても分かりやすいですね。

また頑張って練習していきましょう。

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2026年1月 2日 (金)

無視はボディランゲージのひとつ

「犬の要求吠えは無視しましょう」ということは普通に言われています。
応えていれば、犬は吠えることで要求が叶うと学習するからです。

一度学習してしまうと、犬は叶うまで吠え続けるようになり、
犬にとっても人にとってもストレスになってしまいます。

そこで、「出して!」「抱っこして!」「かまって!」などの単純な要求吠えは
すぐに応えるのではなく、一度無視しましょうというのが鉄則です。

なぜなら、犬の要求は常に応えてもらえるわけではないので、
叶わないことも学ぶ必要があるからです。

例えば、吠えている犬に対して、
「〇〇ちゃん、おりこうさんだから、待っててね」とか
「〇〇ちゃん、静かに!」
と言った反応すらも、ある意味犬にとっては報酬になってしまうので、
忙しい姿を犬に見せて、あきらめて待つことを教えてあげることが分かりやすいです。
背中を向けたり、視線を合わせないといったボディーランゲージも大事です。

なぜなら、犬同士でも、相手の要求に対して応えられないときは、
同じように無視しているからです。

もちろん、自分も遊びたいときはすぐに応じる場合もあるでしょうが、
自分はもう十分遊んだから休みたいときなどは、
どんなに耳元で吠えられても知らん顔しています。

場合によっては、叱られて蹴散らされることもあります。
もちろん、人間はやりませんが。

いずれにしても、犬の状況をよく観察しながら、
「今は相手はできない」と態度で示すことが重要です。


さて、今日はたまたま犬たちと散歩に行った公園でクライアントさんにお会いしました。
そこで、少し立ち話をしていたところ、途中で一緒にいたAさんの吠えが出始めました。
最近、同じような場面で吠えることが多くなってきたそうです。
飼い主さんへのアテンションや、「そろそろ帰ろう」といった要求の可能性があります。

要求吠えに対して応じていると、要求が叶うまで「吠え」はエスカレートしてしまうので、
ちょっとの間声をかけないでいていただいたら、おさまってきました。

もともと大人しいタイプのAさんです。
激しく訴えてくることはしないようなので、吠えていないときに褒めていたら、
少し落ち着いてきました。

単純な要求吠えでない場合は、対処の方法も変わってくるので注意が必要ですが、
いずれにしても、犬の機嫌を取るのではなく、犬のきもちを理解して、
お互いのストレスが軽減する方法を見つけてあげられるといいですね。


我が家の犬たちはその後、特に何もしないでいる時間を作って、
行きかう子供や犬たちを気にしないでいる練習。

202601021

もっとリラックスして欲しいのですが、どうしても指示待ち気味になる作業犬たちです。

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2026年1月 1日 (木)

仔犬のトイレ

仔犬を迎えて一番最初に気になるのは、ちゃんとトイレで排泄できるようになるだろうかというところ。

今まで何度も書いていますが、環境が変わってすぐであれば尚のこと、犬を部屋の中にフリーにしてしまえば、トイレの場所など分かるはずもありません。
そんな環境で、あちこちで排泄してしまう仔犬に腹を立てたり、がっかりするのは大間違い。

まずは落ち着けるスペースを提供し、そのエリアの中にトイレも設置してあげることがポイントです。
限られたエリアであれば、犬のミスを減らすことが出来るからです。

寝床として、少し暗いハウスをケージやサークルの中に設置すれば、仔犬は暗い場所で寝ようとするので、寝床でトイレをする確率は極めて低くなります。
つまり、大きすぎないエリアに、寝床とトイレを設置すれば、格段とトイレの失敗の確率が低くなるということ。
トイレの場所や、トイレのキューを覚えてから、サークルやケージを広げても遅くはありません。

狭いサークルに閉じ込めるのは可愛そうと思って、仔犬をサークルの外に出して遊んであげることは問題ないのですが、出した仔犬を放置しておけば、またまたミスを繰り返すようになります。

サークルの外のエリアにトイレを設置しておけば、仔犬にとってトイレを認識しやすくなるので、広い部屋であれば2~3個、トイレスペースを用意してあげてもいいでしょう。

また、仔犬はトイレに片足を乗せているだけでも、一応はトイレに行っていることになるので、はみ出した場合はミスにはなりません。
トイレに向かっていったことを褒めてあげましょう。

トイレの場所の認識は個々の犬によって異なります。
早く覚える子、場所で覚える子、トイレの形状で覚える子など様々ですし、認識の速さも異なります。


ちなみに我が家の犬の中ですぐにトイレを覚えたのは現アシスタントです。
実は見習い用には初めは特にサークルを用意しておらず、狭い部屋なので、ベッド1つとトイレを2箇所を設置しました。

202601011
※子犬の後ろに広めのトイレスペースひとつ、写っていませんが、仔犬の右手にもう一つ設置してありました。

最終的にはトイレは決まった方ひとつだけを利用し、もう一方は全く使わなかったので撤収しました。
しかも、それは私が最終的に残そうと思った方ではない方でした。
つまり、彼は場所で決めていたということですね。

また、せっかく用意したベッドよりも、先住のアシスタントにくっついて寝るのが好きだったので、先住犬がソファで寝ていればソファへ、ハウスに入ればハウスへと移動し、寝るときは、先住犬がハウスに入らなくても勝手にハウスに入って寝るようになり、トイレに行きたくなると、ハウスから出てきて目の前のトイレで排泄を済ませ、またハウスに戻るという、まるで何か月も前から我が家にいるような仔犬でした。

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※このハウスから出ると、50cmほど先が、1枚目の写真のトイレスペースです。

今でもハウスが大好きな現アシスタント。
ハウスの扉がしまっていても特に文句は言いませんし、開いていても、中で寝ています。

多分この子は特別なのかもしれません。
現見習いは、結構長い間サークルを使用していました。
この方は悪戯が結構多かったからです。
今はハウスのみです。

いずれにしても、その子にあわせたペースで環境設定してあげればいいので、焦らないことが大事ですね。

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