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2025年12月28日 (日)

犬に選択肢を与える

犬に与える選択肢は様々です。
中には、ハンドラーのお願いを無視するといった選択肢を選ぶ犬もいますが、
基本的には、無視しようと思っているのではなく、他のことが気になって
ハンドラーの声が耳に届かないだけ。

もちろん、きちんと犬にメリットを伝えていないことによって、
犬が望ましくない行動を選択することもありますが、
その場合は、教え手がちゃんと伝えていないことによる結果ともいえるので、
犬に非が無いことは沢山あります。

そして、今回の課題の選択肢は、犬のメンタルを正常に保つための犬の選択肢です。

犬にとって怖いものや、興奮をあおるような刺戟は世の中に沢山存在します。
そんな中でも、平常心を保てるようにサポートしてあげるのがハンドラーのお仕事。

他犬が視野に入ることで、気持ちが騒いでしまう犬の場合、
どれくらい他犬との距離があれば平常心が保てるのかを知ることが重要です。

そのためには、刺激対象物から距離を取るという犬の選択肢を無視しないこと。

犬が自ら取る回避行動を把握して、少しずつその距離が短くなるように
ハンドラーが助けてあげることが、犬の平常心の助けになります。

無理に近づいたり、相手に近づけさせたりしないで、
犬が自分で相手との距離が取れるような環境を作ることが大切ですね。

そういう場合は多少長めのリードを使うのが効果的です。


さて、今日は少し他犬が気になるBさんのプライベートレッスンに見習いを同伴しました。

まだまだ途上の見習いですが、大分人の声は耳に入るようになっているので、
今回は頑張ってもらうことに。

もともと黒い顔の犬は嫌われるので、視野内に入れば吠えられることは想定内でしたが、
その吠えを激化させないことが重要です。

最初は「知らない子がいる!」というBさんの吠えがおさまる距離を取ってから、
次第に見習いの存在に馴らしていき、Bさんが吠えていないときを褒めて強化していきます。

最後はこの距離まで。

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双方、きちんとハンドラーのキューに対応できるレベルなので、
同じ空間を共有することができました。

他犬馴らしは、他犬と親しくなることではなく、他犬がいても、気にせず平常心を保てるようになること。
当然、同じ空間を共有していても、一緒の遊ばせるようなことはしません。

これも社会化のひとつなので、社会化は成犬になっても続けられます。

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