犬のトレーニングは犬のレベルに合わせて行う
最近は、SNSなどで、ドッグトレーニングやドッグトリックの教え方など、様々な情報が行きかっていて、ついついどれも試してみたくなる気持ちはよくわかります。
自分の犬にも出来そうな気がして、同じ方法をやってみようとする人は少なくありません。
っが、実際トレーナーや訓練士はその犬の状態を観てから、何がベストなのかを考えて取捨選択しながらメソッドやプランを考えます。
「犬が他犬に吠える」という行動一つとっても、言葉にしてしまえば一言ですが、実際犬の頭の中で起きている事象は全く違うので、同じ方法で治るわけではありません。
つまり、目の前の犬を観て、どの方法をどれくらいの頻度で、どれくらいの期間行っていくのかを決めるのがプロなので、引き出しが一つでは対処できません。
・犬は怖がっているのか。
・犬は喜んで犬を呼んでいるのか。
・犬は攻撃的なのか。
さらに、犬同士の関係性は、一見仲良くなりそうに見えても、数秒後に修羅場になっていることも少なくありません。
いずれにしても、犬の気持ちも含めた行動観察が不可欠と言うわけです。
今日たまたまレッスン中に、犬と歩くときは犬を見てはいけないと教わったとクライアントさんに言われました。
ある意味正解でいあり、ある意味不正解です。
熟練した犬との関係では、犬はハンドラーを信じてついていく気持ちが出来ているので、いちいち犬を見なくても犬はやるべきことをきちんと理解しています。
しかし、まだハンドラーとの関係性がよくわかっておらず、どこにいたらいいのかもわからない犬を無視していては、犬の好ましい行動を見落としてしまいます。
始終ガン見する必要はありませんが、目の端っこで、犬がとった好ましい行動を見落とさないで強化していくこともハンドラーにとって重要なお仕事です。
さて、我が家の日々の練習。
アシスタントはいちいち見なくてもちゃんとやるべきことを理解してヒールポジションを維持してくれますし、普段の散歩でも、変なことはあまりありません。
一方見習いの方は、散歩中も犬を目視するとロックして、挨拶する機会をうかがったりするので、「犬は景色の一部」と日々伝えています。
伝え方はいろいろです。
気にしないでスルーできる日もあれば、角を曲がったところで犬を発見して「ワン」と言ってしまうこともあります。
尾を引かないので比較的楽ですが、そもそも犬もバイクや自転車のように、貴方には関係ないものと理解して欲しいと伝え続けるだけです。
エラーが出る前に、気づいてもらうことが大事。
必要なのは、根気と忍耐。
決して体罰ではありません。
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