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2025年8月 3日 (日)

犬に考える時間をあげましょう。

カウンセリングやパピーレッスンに伺うときに必ずお伝えするのが「考える犬に育てましょう。」ということ。
当たり前と言われそうですが、実は犬に何かさせようとばかり考えて、ついつい「コマンド(命令)」ばかり連呼していることが意外と多いものです。

そもそも、犬に命令するのではなく、行動を意味する言葉のキューを教えて、行動をやってもらうこと。

犬にきちんと伝え、犬が理解している行動であれば、犬はキューを聞けば何をするかちゃんとわかっているので行動することができます。
もちろん、様々な刺激よって、行動できないときもあります。
そのため、ドッグスポーツの競技に出る犬たちは、刺激(ディストラクション)の中での練習も積まなければいけません。

しかし、一般家庭犬の場合、犬にとって出来ることを増やしてあげることは大事ですが、無理やりやらせようとする必要はありません。
刺激満載で、人の声が聞こえないような場面では、敢えて言わず、犬が考えて行動することを待つことも重要です。

つまり、「やれ」と言われたからやるのではなく、どう行動すればいいのか犬に考えてもらうことが大事ということ。

そのためには、犬の考える時間を取ってあげる必要があります。

なかなか行動に移せないからと言ってキューを連呼するのではなく、犬の状況にあわせて、犬が行動に移すまで少し待ってみると、実は一回言っただけでもちゃんとやってくれることに気づくでしょう。

犬に圧をかけすぎず、犬のやる気を引き出すことが大事ですね。

今日は若い2頭の男の子たちのレッスンがありました。
月齢が近いこともあり、お互いがよいライバルであり、よいお手本です。

自分の番が来ると、「ちゃんと見ていたからわかるよ。」と言っているかのように、次の子の行動の理解が速いことに驚かされます。

短いセッションで繰り返し教えていくと、犬たちが学習し、ちゃんと考えていることがよくわかります。

今日は「マテ」の練習。
「マテ、マテ」と言葉を連呼するのではなく、初めはじっとしている行動を強化していきます。

最初は誘導で行動を引き出します。

202508031

しかし、2度目のセッションでは、何をするかわかったので、言われなくても自発的に行動するR君。
3度目のセッションでは、ハンドラーが少し動いてもじっとしていられたら褒めてあげます。
もちろん、この時も「マテ」などは一切言っていません。

202508032

ハンドラーに何を求められているのかを一生懸命考えているのは観ていて明らか。

行動が理解出来たら言葉のキューをのせていきます。

もちろん、3つのD、「Duration(時間)」「Distance(距離)」「Distraction(刺激)」を加えながら、「マテ」の意味を教えていきます。
細かいステップで教えていくことが大事。

犬たちの成長していく様子を目の当たりにするのは本当に楽しいですね。

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