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2025年8月11日 (月)

拾い食いを予防するには

仔犬に限らず、散歩中地面に落ちているモノに気がいってしまう犬は少なくありません。
小さいころに口にしたものが美味しかったり、楽しかったりすると、癖になってしまうことがよくあります。
例えば、草むらに生えている新芽。
食べてみたら美味しかったという経験をしてしまうと、草むらに入るたびに、新芽探しをする犬もいます。
その思いを払しょくさせるには、それ以上に美味しいものや楽しい「もの」、楽しいことを提供しなければなかなかその習慣は治りません。

飲食店街などを散歩していると、特にいろいろなモノが落ちているので注意が必要です。
そこで必要になるのは、そもそも危ないものがあまりない道を選んで散歩することで、地面への興味を減らすこと。
そうは言っても完璧に掃除するわけではないので、リスクはゼロではありません。
そんな時はマズルガードなどを使って、物理的に食べられない状況を作って、食べない習慣をつけることもひとつの方法です。

見た目にちょっと、というのであれば、古典的条件付けという手法があります。
これは、ある意味犬に「トラップ」を仕込むわけですが、床に食べ物が落ちている状態を設定し、その食べ物から少し距離を取りながら、犬が食べ物に向かっていく前に呼び戻し、戻ってきたところを褒めて床の食べ物よりも美味しいものを提供するというもの。

しかし、この方法も繰り返さなければ意味がありません。
一度や二度設定しても、犬はすぐにまた落ちているものに気持ちを持っていかれるので、落ちているものを見たら、食べに行くのではなく、ハンドラーにアテンションを向けるという行動が刷り込まれるまで続ける必要があります。
いつも言っている、「忍耐」が不可欠ということ。
繰り返し練習することで、犬は落ちているものを見ると、勝手に食べに行くのではなく、ハンドラーを見るようになるので、そこを褒めて、ハンドラーを見る習慣をつけてあげます。

ここで間違えないで欲しいのは、「トラップ」に敢えて犬が引っかかるようにして、引っかかった犬を罰することです。
これはまさに「正の強化(Positive Reinforcing)」ではなく、「正の罰(Positive Punishment)」になるので、心ある飼い主さんは絶対にやらないでください。

賢い犬は誰が仕掛けて、誰が痛い思いをさせるのかをちゃんと感じ取っています。
信頼関係を損なわないためにも、間違えないようにしましょう。

さて、今日のグループレッスンでは、たまたま同じような練習をしました。

地面が気になるM君に、床のオヤツを食べずにママに集中して歩く練習をやってもらったところ、少し続けたら、横目でチラ見程度でスルーできるようになりました。

202508111

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日々の練習が大事ですね。

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