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2025年7月22日 (火)

犬の興奮対策

犬が興奮する原因は様々です。
「ディストラクション」の話でもよく出てきますが、ポジティブな興奮とネガティブな興奮とに分けることができます。

ポジティブであろうとネガティブであろうと、犬が平常心を失ってしまうほど興奮するような場合、その原因となるものは犬にとっての「ディストラクション」です。

では、その興奮にどう対処するのか。

そもそもは、その刺激対象物から距離を取って、少しずつ平常心が保てるように馴らしていくことから始めるのがいいのですが、それ以前に、刺激対象物に気持ちを持っていかれないように、ハンドラーとの関係性が出来ているのが一番いいわけです。

そうは言っても、仔犬や、経験値の少ない若い犬にとって、刺激は大敵(ポジティブであれば大好物)で、ハンドラーの魅力より強いことも多々あります。
ではどうすればいいのか。

初めは、刺激からの距離を取って、犬にとって刺激になっていない状態にすること。
次に、犬が刺激の元を視認しても、平常心を保てる距離で、平常心でいながら、ハンドラーにフォーカス出来たことを褒めます。
ひとつひとつのレベルで、必ず犬が褒められる状況を繰り返し練習しながら、刺激との距離を詰めていき、最終的には刺激に馴らしていくことがとても大事なプロセスです。
専門用語では「脱感作」と言われます。

さて、今日は若い男子K君のプライベートレッスン。
目下の問題は、テレビで流れるスポーツ番組への過剰反応。

昔のテレビと異なり、今の大画面テレビでは、映る映像も巨大。
特にスポーツ番組は、人が走り、ボールが飛び交ったりして、動くもの全てに反応しやすいハーディング系の犬にとっては大好物。

テレビの仕組みが分かっていない犬の場合、画面に突撃したり、画面の裏にまわったりして、画面の中のものにアクセスしようとします。

K君も例にもれず、動くものは気になるようなので、今日は実践対策。

テレビから少し離れた場所で、ハンドラーフォーカスを高めてから、テレビを付けて、反応しないことを褒めていきます。
敢えて、フセやスワレ、ましてや「ダメ!」も言いません。
興奮している犬を大きな声で叱っても、耳に届かないからです。

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ここで大事なのは、犬に見せないのではなく、見ても気にしないでいられるようすること。

よくある、散歩中の他犬反応も同じ対策です。
見せないようにするのではなく、見てもトリーツが食べられる距離から始めることが大事です。

好ましい行動が出たらすかさず褒めることで、テレビに行くよりも、ハンドラーの近くにいた方がいいと刷り込んでいく必要があります。

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もちろん、頑張ったあとは、ボール遊びでリラックス。

少しずつ、時間をかけて学習してもらうことがポイント。
一回や二回では修正できませんので、忍耐強く続けていきましょう。

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