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2025年6月25日 (水)

オヤツのあげ方も重要なポイント

犬のトレーニングでオヤツ(食べ物)を使うようになって久しいですが、オヤツはどういうときに使うでしょうか。

代表的なものの一つは、ルアーリングと言って、オヤツを犬の鼻先に見せながら犬の行動を誘導するとき。
もう一つは、犬が頑張ったときにあげるご褒美です。

ルアーリングとしてもご褒美としても、オヤツを使うときに注意しなければいけないのは「あげ方」です。

つまり、ただ犬の口の中に放り込めばいいという話ではなく、犬の学びを助けるように提供してあげる必要があります。

ルアーリングであれば、犬がその手についてこられやすいように誘導しなくてはいけないですし、ご褒美としてあげるときは、正しい行動を取っているときに渡してあげなければいけません。
極端な例を言うと、少し離れたところで「マテ」を教えている犬に大して、自分の手元でオヤツをあげると、犬はハンドラーの元に戻った方がいいことがあると学習してしまい、離れた場所で待てなくなります。

犬のきもちになってみると、犬の学習をサポートしているのか妨げているのかがわかりますね。

先日、ヒールワーク中の後退歩行を教えるときにルアーリングをやっていただいたのですが、なぜかKさん、下がれないで座ってしまいます。
この場合ルアーの手の高さも大きなポイントになりますが、手の高さはあっているのに、なぜか座るKさん。
よく見ていたら、オヤツを持つ手の形が後退歩行を妨げていました。

わかりますか?違い。

202506251

202506252

ちょっとしたことでも、犬の動きに大きく影響する手の位置や向き。
うまくいかないときは、ちょっと見直してみるといいですよ。

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