初めて子犬を迎えたら
最近私の周りで子犬を迎えられる方が急増しているので、リマインドも兼ねて。
私の周りの方々はほぼ多頭飼いなので、お迎えした子犬たちも何代目かになることもあり、言わばベテランによる子犬育てと言えますが、初めて犬と暮らし始めた人にとって、子犬は予想を遥かに超えた生き物であったことに驚かされ、かつ、がっかりさせられることも沢山あります。
そんな新米飼い主さんに向けての子犬育てのヒントをいくつかお伝えしようと思います。
生後2ヵ月ぐらいでやってきた子犬は言わば赤ちゃんと同じなので、何もわからない状態です。
そこで必要になるのが、「何をして欲しいか」を伝えていくこと。
これだけ聞くと、犬のきもちを無視しているように見えますが、実はそうではありません。
なぜかと言うと、人はついつい「やって欲しくないこと」を伝えようとしてしまうからです。
「そこでトイレをしてはいけない。」
「吠えてはいけない。」
「噛んではいけない。」
どれをとっても、やって欲しくないことに対してネガティブに犬に伝えようとしていることに違いはありません。
犬にわかりやすく伝えるには、
トイレの正解が出やすい環境設定をおこない、上手にできた時にきちんと褒める。
吠えなくてもいいように、人間が犬の気持ちに先回りしながら、環境設定する。
噛んでもいいものを与えて、噛んでほしくないものは犬の視界から遠ざける。
などなど、犬の立場に立った環境設定をしてあげると、犬のミスが格段と減ってきます。
ここでポイントなのは、犬のミスは犬が悪いのではなく、犬にうまく伝わっていないだけという事実です。
さらに、人は「やって欲しくない犬の行動」はすぐ気づいてネガティブワードを使うのに、犬の好ましい行動を無視しがちです。
「オスワリ」を教えた犬が、言われなくても静かに座っている状態に対して、どれくらいの人がきちんと褒めてあげているでしょうか。
我が家の見習い、いろいろなものに対するリアクションが大きい子で、人や犬と遭遇すると嬉しくて大興奮する犬ですが、最近ちょっとリアクションがあっても、そのあと何も言われていないのに伏せて待てるようになってきました。
そこで見習いの好ましい「フセ」を見るたびに思い切り褒めるようにすると、その行動は頻出しやすくなります。
それが犬の学習です。
「して欲しくないこと」よりも「して欲しいこと」を伝えていくことが犬にとってわかりやすいということ。
そして、犬がいい子が理解したように見えても、実はまぐれだったりすることもあります。
繰り返し伝えながら、成長を見守っていくことが大切ですね。
子犬育てがうまくいかないときは、プロに聞くことも大事。
ご近所の犬飼いさんからもらったアドバイスが、あなたの愛犬にはあっていないかもしれませんよ。
子犬の時期はとても短いので、沢山楽しんで子犬育てしていきましょう。
我が家に来て1週間目ぐらいの見習い。
ケージにも慣れて、中で吠えることはありませんでした。
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