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2025年6月 3日 (火)

ひとつひとつを確実に。

昨日、ハードルを上げすぎないという話を書きました。
今日も似たようなことではありますが、新しいことを教えようと思ったら、
ひとつに特化して教えると、犬の理解は早まります。

例えば、「オスワリ」を教えようと思っているとき、ついでに「フセ」と言ってしまっていませんか?
出来るような気がして、オスワリした後続け手で誘導しながらて「フセ」と言うと、犬はなんとなくやってくれるので、人はついつい犬が理解しているような気になってしまいます。

しかし、実際犬に「フセ」と言うと、犬の頭のなかにはクェッションマークが飛んでいたり、とりあえずオスワリをしたりするということが起きてきます。
つまり、犬はまだ理解していないということです。

「オスワリ」を教えるのであれば、まず「オスワリ」の行動に特化して何度も繰り返してあげることが犬に伝える早道です。

最初はオヤツを持って誘導しても構いませんが、最終的にオヤツを持たず、ハンドラーが余計な動きをしなくても、犬が「オスワリ」と聞いてすぐに腰を下ろしてくれたとすれば、とりあえず、立っている姿勢からのオスワリを覚えたと言えるでしょう。

もちろん、伏せた状態からのオスワリも教えてあげないと、犬は伏せていても、一度立ち上がってからでないと「オスワリ」をしなくなってしまいます。
ひとつひとつ、犬の理解に合わせて伝えていくことが大事です。

そして、おうちの中でそれが出来たら、玄関先や、道路わき、公園と言った具合に、様々な場所で経験値をあげていくことで、完璧に「オスワリ」が出来るようになります。

競技に出る出ないにかかわらず、犬に動作を教えてあげることは一緒に暮らしていく中ではとても大事なことです。

犬の安全を確保するためにも、言葉はきちんと教えてあげましょう。

さて、朝から雨で外で練習ができなかった我が家のアシスタント。
なぜかバランスエクセサイズが大好きで、踏み台を出すと勝手に乗ってやり始めます。

いわゆる筋力アップの練習なので、人間から見るとそんなに楽しくないように思えるのですが、必ずトリーツが出ることもわかっているので、本犬はワクワクしております。

202506031


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