自分から落ち着くのを待つ
我が家にもいますが、そもそもテンションが高い犬、興奮しやすい犬、いい意味で意欲的な犬はいます。
しかし、犬も人同様、冷静でいなければ、人の声は耳に届かないので、必要なときはテンションがあがってもいいのですが、普段からあがりっぱなしにならないようにすることも必要です。
もちろん、年齢を重ねていけば、多少落ち着きは出てくるかもしれませんが、子犬の頃から放置していれば、高いテンションのままという犬もいます。
楽しく遊ぶときはテンションが高くても構いませんが、作業をお願いしたり、日常生活の中では冷静でいることを教えてあげることも重要です。
例えば散歩に出ると聞いて、ほぼ半数以上の犬たちはワクワクしながらその瞬間を待っているので、その勢いで外に出てしまえば収拾がつかなくなるのは火を見るよりも明らかです。
そこで、玄関のドアを出るマナーを教えたり、玄関から外に出ても、どこかにダッシュで行かないことを子犬の頃から少しずつ伝えていくわけです。
一方では、警戒心が強くて、玄関から外に出られなくて困っていらっしゃる方もいて、そういう方にとっては、飛び出していく犬たちはうらやましいかもしれませんが、出た先が公道だった場合、車にはねられるかもしれないので、きちんと伝えることは大切です。
一人で散歩に行くのではなく、ハンドラーと一緒に行くことを教えていくのは犬によっては時間がかかりますが、早く先に進もうとせず、まず落ち着けるメンタル作りからしていくといいでしょう。
当然「落ち着け」と言ってもわからないので、落ち着ける環境で落ち着くのを待つことも大事です。
犬によっては外に出ると様々な環境刺激に飲まれてしまい、人の声すら耳に届かなくなる場合もあります。
いつも書いているように、家の中で出来ていることを、少しずつ外でも出来るようにサポートしていきましょう。
さて、今日は1歳になったばかりのK君のプライベートレッスンがありました。
おうちの中ではコミュニケーションも取れて、とてもいい子に育っていますが、犬種柄、外の刺激が大敵です。
それでも日々飼い主様が頑張ってくださっているので、自転車への反応も大分なくなってきました。
思春期真っただ中なK君にとって、他犬の存在が今は何よりも気になるようです。
少しずつ、自分とは関係ないと学習してもらうことが重要ですね。
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