ドッグトリックの教え方
ドッグダンスには様々なドッグトリックがあります。
誰もが知っている、スピン(お回り)や「お手お変わり」から、ジャンプ、後退歩行など、さらには、その個体オリジナルのトリックが使えるのがドッグダンスです。
ドッグダンスをしなくても犬にトリックを教えるのは楽しく、その過程はとてもいいコミュニケーションタイムとなるので、是非犬が安全である限り、様々なトリックを教えてあげるといいでしょう。
今はSNSの動画サイトを見ると、沢山のトリックの教え方動画が載っているので、参考にするのもいいと思います。
昨日のドッグダンスグループレッスンでは、そんなトリックの教え方についてご質問をたくさんいただきました。
同じトリックでも教え方は様々なので、その犬にあった教え方で伝えてあげるといいと思います。
皆が同じ方法で教える必要はありません。
ただ、段階を追って教えていくことで、一つの動きに特化することなく、さまざまなトリックに転用できるので、基本から伝えてあげると犬にもわかりやすいでしょう。
例えば、犬が足をクロスしながら歩くような動きの場合、犬は意識しなければ前肢をクロスに持っていくことはできないので、まずは前肢の意識から教えてあげるといいでしょう。
右前肢、左前肢の弁別も必要です。
最初から立止の状態で前肢をあげることが難しい場合は、オスワリの状態から「お手・お変わり」のように、前肢をあげる練習から始めると犬にとってはわかりやすくなります。
「お手・お変わり」がオスワリでも、伏せでも、あるいは立止の状態でもできるようになってくると、伏せた状態でのクロスから、立った状態からのモンローウォーク、あるいはスキップなど、様々な足技への汎用も出来るようになるので、基礎から教えてあげることが大事ですね。
また、フリップジャンプ(ディスクトリックのボルト)を教える場合も、最初からジャンプと同時に立ったままのハンドラーの腹部を後肢で蹴り上げるなどできないので、座った状態からなど、段階を追って教えてあげることで、完成形に近づけていくことができます。
時間はかかりますが、丁寧に、根気よく伝えてあげるとわかりやすいでしょう。
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