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2025年5月 8日 (木)

面倒でもひと手間を。

今日は月に一度のラリーオビディエンスの定期レッスンでした。

レッスンは基本のトレーニングを初め、ラリーオビディエンスの課題に合わせたエクセサイズ、そのあとコースの練習を行いうのですが、今日は日常生活のお話も少しさせていただきました。
なぜなら、日常生活と全く切り離して、愛犬とドッグスポーツをすることはできないからです。

つまり、日常生活で愛犬と上手にコミュニケーションができていなければ、様々なドッグスポーツにおいて愛犬と意思の疎通を保つことが難しくなります。

ここでもよく書いている、「家で出来ることが外で出来るとは限らない。」
つまり、「家で出来ないことは、当然外では絶対出来ない。」わけです。
そもそも普段出来ていないのですから、急に本番で出来るようになるわけがありません。

さて、日常生活の話にもどすと、我が家は階段をゆっくり降りることを教えています。
なぜなら、家の中の階段はそれほど広くないので、バタバタと走って降りられると、私とぶつかって誰かが落ちないとも限らないからです。

そこで、3階から玄関のある1階に一緒に降りるときは、ゆっくり降りるように伝えています。
慌てて降りそうになっても、「ゆっくりでしょ。」と言って私が止まると、犬たちは戻って私にあわせて降りなおします。

先日散歩の途中、普段通らない道に急な階段がありました。
そこで、家の中と同じように、「ゆっくりね。」と伝えたら、2頭とも、落ち着いて降りてきました。
それを見ていた知らない年配の女性が、「あら、上手ね。」と。
毎日2回散歩に行くとき言い続けているわけですから、習慣になっている感じでしょうか。

だからと言って、どこの階段でもというわけではありません。

いつもレッスンで使わせていただいているスタジオの階段やイベントで使っている施設の階段は、犬たちも興奮しているので、ちょっと足早になったりします。
それでもしつこく、「ゆっくりね。」と言い続けるのはある意味面倒でもありますが、やらなければ犬たちはやらなくていいと学習してしまいます。

一貫性を持つことが大事。
「ちょっとぐらい。」と思ってしまうと、犬たちも、「やらなくてもいいんだ。」と学習していきます。

犬育ては時間がかかるので、根気と忍耐ですね。

どんな階段でも、「ゆっくり」お願いします。


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