ドッグダンス:トリックは段階を追って教えましょう
愛犬に様々なトリックを教えるのはとても楽しいものです。
出来た時の愛犬の動きの可愛さはもちろんのこと、教えていく過程でのコミュニケーションがとても楽しかったりします。
もちろん、中には出来上がった犬が欲しいという人もいるようですが、育てていく過程を楽しむ人の方が恐らくたくさんいるはずです。
トリックを教えていく過程で大事なのは「基礎」がちゃんと出来ているかどうかです。
どんな建築物も「土台」がしっかりしていないと倒れてしまうのと同じで、ダンスのトリックも、最終形だけを教えようとしてもなかなかうまくいきません。
例えば、犬が座った状態で前足をあげる「ちょうだい」のポーズ。
教えなくても勝手にやってくれる犬もいますが、中・大型犬で自然とやる犬はあまり多くありません。
最初はきちんと座ることを教え、その後前足をあげてもバランスがとれるかどうか少しずつ練習を重ねていく必要があります。
バランスが悪いと倒れてしまったり、すぐ前足を下ろしてしまうこともあるので、まずはバランスよく体幹を鍛えることから始めるといいでしょう。
「座る」という行動一つとっても、後ろ足が上手にたためていないときちんと座れませんし、その後「伏せ」の姿勢に移行しようとしても、後ろ足が広がっていたり、崩れていると、上手に「ちょうだい」や「伏せ」も出来ません。
我が家の見習いは若干膝が外に向く傾向にあるので、現在修正中です。
同様に、人間の足の間に立って、人間の足に前足を乗せるといったトリックも、そもそも人間の足を怖がっているような犬だと上手に足間のポジションに入れないので、そこから馴らしていく必要があります。
無理に最終形にもっていくのではなく、犬が動きやすい状況や環境を整えてから次の段階に進んでいくことが重要ですね。
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