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2025年4月

2025年4月30日 (水)

犬とクルマ

何度も書いているお題ですが、連休ともなれば、犬連れドライブも当たり前の昨今ですので、改めて注意喚起のために。

かつてV社のCFでご覧になった方もいるでしょうが、車の衝突時の衝撃は想像を超えるものがあります。
実際私もアンダーパスで、ノーブレーキの車に追突されたことがありました。
幸いバックミラーを見ていたので、身構えることができましたが、やはりひどいむち打ち症になりました。

近所では、横から追突されたトラックの助手席にいた若い男性が窓から転落して死亡したという事故も起きていました。

ハンドルを握る人は、「自分は安全運転だから」、「自分が事故に巻き込まれることはない」という根拠のない自信を持っている人もいますが、昨今はもらい事故が多発しています。

追突、逆走、正面衝突など、自分だけでは避けられないこともあります。

窓を開けて、小型犬を抱っこしてのドライブは危険です。
小型犬の体重であれば、窓から落ちてしまったり、フロントガラスにぶつかってしまう可能性もあります。
中・大型犬であっても、衝撃でフロントガラスを突き破らないとも限りません。

頑丈なクレートに入れて、飛び出さないように固定するなどの安全確保をお願いいたします。

今の季節、毛を風になびかせながら助手席の窓から顔を出している犬を見ることがよくあります。
助手席に乗っている人が抱っこしているのかもしれませんが、人間はシートベルトで守られていても、衝撃で手から離れてしまわないとも限りません。
ましてや、運転席の膝の上など言語道断。
賢くて、じっとしていられる犬であっても、大きな衝撃時、犬自身がその姿勢を保つことは難しいでしょう。

楽しいドライブが、楽しく終わられるよう、愛犬の安全確保をお願いいたします。

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2021年当時の我が家の車内

後部のカーゴが犬仕様になっていますが、これで絶対安全とは言えません。
しかし、出来るだけ安全を確保できるようにしてあげたいですね。

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2025年4月29日 (火)

体幹は大事

週末FCIオビディエンス競技にアシスタントと参加してきました。
第一課目の休止では、犬は2分間停座で待っていなければいけません。
微動だにしなければ10点満点。
匂い嗅ぎ、体重の移動(足の踏みかえなど)だけでも減点対象となります。

ハンドラーは2分間犬が目視できない場所にいるので、
その間犬が何をしているかはわかりません。

今回アシスタントの点数は6.5。
減点の理由は、ちょっと前にかがんで匂いをとったことと、前肢を踏みかえたことだとジャッジに言われました。
確かに友人の撮ってくれた動画で確認すると、ちょっと下を向いたり、前足の体重移動が見られましたが集中はできていたと思います。

今年10歳になるアシスタント。
いろいろ衰えてくるお年頃です。

たった2分間でも、微動だにしないで座っているには
もちろん集中力も重要なポイントですが、体幹も欠かせないところ。

先日の休止練習でアシスタントの座っている姿を見て友人に背中が丸まっているとのアドバイスを受けました。
言われてみれば確かに。
とにかくいつも意欲が先に出て前のめりになっていたので、お尻が地面についているだけで大目に見てきた結果でしょう。

いまさら体幹が付くかどうかは別として、ちょっと意識を変えた練習。

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2025年4月28日 (月)

ハイパーな犬との散歩

愛犬とのお散歩に問題を抱えていない人は少なくありません。

ではどんな問題が多いのでしょう。

引っ張り
拾い食い
車などへの興奮(吠え)や飛びつき
他犬への過剰反応
歩かない
などなど。

どんな犬も最初から上手に散歩ができるわけではないので、
こちらからやってほしい行動を教えてあげなければいけません。
子犬だからと、何をやってもいいと許していると、どんどん犬のペースで散歩するようになってしまうので、注意が必要です。

また、これらの行動にはそれぞれ理由があるので、なぜその行動を取るのかを解明してみると、解決法がすぐ見つかるかもしれません。

理由のひとつには、犬が興奮しすぎていることが原因になっていることがあります。
散歩に行きたくて大興奮している犬を勢いで連れて外に出れば、当然大興奮しながら歩き始めることにもなります。

そこで、散歩前にちょっとガスを抜いてみたり、落ち着くのを待って歩き始めるなどの方法が効果的なこともあります。
試してみましょう。

さて、今日は若いK君のプライベートレッスンがありました。

おうちの中ではほぼ問題ない状況で、ご家族との話もちゃんと聞けるようになったK君ですが、外では多少問題行動が見られます。
それは彼の思春期という年頃が大きな要因になっていることもあります。

人間でも、思春期の男子は扱いづらいもの。
犬も同様で、いろいろわかってきたと安心できる一方、どうにも思い通りにいかない行動にイライラしてしまうことも少なくありません。

そんな状態の犬を頭ごなしに叱っても改善はされないので、時間をかけて、代替行動を教えていくことが重要です。

今日はちょっとガス抜きしてからお散歩に行ってもらいました。

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飼い主さんと一緒に遊ぶことも大事なコミュニケーション。
家でも外でも遊べるようにしていくと、飼い主さんに集中しやすくなりますね。

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2025年4月27日 (日)

犬育て:「出来た!」と油断しない

子犬が飼い主の後をくっついて歩くのは自然なことです。
なぜなら動くものを追いかけていく本能的なものがあるからです。
しかも、家の中は外と違って刺激も少ないので、飼い主がそばにいれば一点集中で追いかけてきます。
なかには、トイレやお風呂までストーカーのように付いてくる犬もいます。

子犬が外に出るようになっても、まだまだ世界が狭いので、飼い主の横や後ろなど離れないように付いてくると、一瞬、「この子天才」と思われがちです。
だからと言って放置しておくと、次第に外界に興味を奪われ、気づいたら、地面に一点集中したり、人や犬、カラスやハトなど、追いかけてほしくないものにばかり気がいってしまい、飼い主の言葉が耳に届かなくなるということもよくある話。

自分からついてきてくれる時を最大限利用し、その行動を定着させ、習慣にしてあげることで、飼い主へのフォーカスもあがるようになります。
油断しないことが大事ですね。

今日はDogLifeDesignさんでのグループレッスンがありました。

最近参加し始めたMさんはまだ子犬。
しかも、ちょっと警戒心が出てきているところなので、飼い主さんのそばをあまり離れません。

飼い主さんが動けば、こんな風について歩きます。

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そこを油断しないで、ヒールウォークを習慣にしていくと、お散歩でも声が届きやすくなります。

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飼い主さんのそばにいると楽しいことが起きると伝えていくことが大事ですね。

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2025年4月26日 (土)

訓練競技会に参加してきました。

今日はJKC主催春季訓練競技大会に参加してきました。
年に2回開催されるJKC本部主催の競技会なので、全国各地から参加者が集まります。

我が家はアシスタントがオビディエンスIII、見習いが服従スペシャルに出ました。

オビディエンス競技は今年改定されたことで、今まで不明瞭だったところが大分明確になりましたが、その分審査がシビアになった部分もあります。
得点するためには細かく作り上げないと難しいドッグスポーツです。

アシスタントは頑張ってくれましたが、私のミスで得点できない課目が増えてしまいました。

ハンドラーも落ち着いて競技に臨まないとだめですね。

ドッグダンスの競技会も然り。
ハンドラーの緊張感が犬に伝わってしまうこともあります。

競技会の会場という非日常の中でいつも通りふるまうのは人も犬も経験値が不可欠です。
練習で出来ているからと言って、本番で思い通りに行くかどうかは蓋を開けてみないとわからないものです。

もちろん、練習量があることが大前提です。

今回見習いは前回の課題をちゃんとクリアしてくれましたが、また新たな課題をくれました。
いつも簡単には成績に結び付けない見習いです。
ゆっくり育てていきましょう。

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2025年4月25日 (金)

ドッグダンスのルーティン、どうやって作る?

ドッグダンスを始めて、実際にルーティン(演目)を作ろうと思ったとき、いったい何から始めたらいいでしょうか。

作り方は人それぞれなので、「こうでなければ」というものはありませんが、ドッグダンスに不可欠なのが音楽です。

音楽はルーティン全体のイメージの基礎となる大事な要素です。

音楽をどうやって決めますか?

第一にあなたが好きな曲であること。
なぜなら1年、場合によってはもっとその曲と付き合わなければいけないからです。
構成を考える過程では何度も何度も曲を聴くので、気に入らない曲であれば続きません。
何度聞いても飽きないことが大事。

ただ好きなだけでなく、パートナー(愛犬)と一緒に動いてみて、曲のテンポに合うかどうかも重要です。

様々な動きの中に「静」と「動」などのメリハリがあるのはとてもいいことなのですが、そもそも犬の動きがその曲のイメージにあっているかも大事。

私は20年ぐらい前、「いつかこの曲で踊ってみたい」と思った曲がありましたが、当時のパートナー犬(ボーダー・コリー)の動きやイメージと合わず、断念したことがありました。

しかし、その後迎えた犬(これもボーダー・コリー)とドッグダンスを楽しんでいるうちに、この子のイメージなら合うと思って、かつての思いを具現化したことがあります。

動きのスローな犬にアップテンポの曲は合わないし、反対に落ち着きのない犬にスローな曲は合いません。


曲が決まったら、今愛犬ができる動きをピックアップし、曲のどのフレーズにあてていくかを考えていきます。
つまり、ようやく構成を考える段階に入るわけです。

実際に犬と動くのはまだまだずっと先ですが、その前に沢山試行錯誤しながら形にしていきます。
確かにいろいろ面倒な作業ではありますが、それが楽しいところでもあります。

せっかく愛犬にいろいろな動きやトリックを教えたのなら、是非一度形にしてみましょう。
一曲作り上げるまでのプロセスが愛犬とのいいコミュニケーションにもなります。

構成を考えるときは、愛犬がどれぐらい動きやトリックを理解しているかの検証も不可欠です。
普段は手ぶり身振りでなんとか動けていても、実際音楽をかけてキューを出したら全然やってくれないということも沢山あります。

初めからオヤツ無しのコンペに出る必要はありません。
パートナーに会場の雰囲気に馴れてもらったり、音楽が大きな音でなっているリンクの中にいることに馴れてもらいましょう。
私がドッグダンスを始めた20年ほど前は、年に1回あるかないかのドッグダンスイベントでしたが、今は様々な主催者によるイベントが開催されています。
一緒に遊ぶのもOK。
次につながるような時間を共有していくことから始めます。

我が家のアシスタントや見習いたちも、最初は音楽がなっているリンクのなかで遊んだりオヤツを食べたりすることから始めています。

ハンドラーの遊びに付き合ってくれるようにするには、ネガティブな印象をつけないことが大事ですね。

マイナーなドッグスポーツではありますが、少しずつファンは増えています。

さて、今年の見習いのルーティンで初めて取り入れる遠隔ムーヴは、私とアイコンタクトが取れない前進中のトリック。

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まだ、なんとなくの理解なので、きちんと理解できるまでサポートしていきましょう。
見習いの耳が全部後ろを向いているのは私に集中しているから。
焦らずゆっくり伝えていきましょう。

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2025年4月24日 (木)

遊びはコミュニケーションの始まり

「(愛)犬と遊ぶ」ことの重要性が様々なドッグスポーツの分野で語られるようになって久しいですが、別にドッグスポーツをやるやらないにかかわらず、愛犬と一緒に遊ぶことは楽しいので、どんどん実践してほしいと思います。

ただひとつ大事なことは、愛犬がその遊びを楽しんでいるかどうかを見極めること。

例えば「ボール投げ」
投げて持って帰ってきてくれれば、また投げてほしいと思っているので、少なくても犬はボールを取りに行くことを楽しんでいますが、取りに行った後一人遊びを始めてしまう場合は、人と遊ぶより、オモチャを破壊したりしながら一人で遊ぶことの方が楽しいと思っていることがあります。

例えば「引っ張りっこ」
ロープやひも付きオモチャなどを使って引っ張りっこを楽しんでいるとき、子犬は本気になって噛みに来ていますか?
子犬の口に無理やり押し付けたりしていませんか?
噛んでいるとき、子犬にも勝たせてあげていますか?
「犬に負けたらマウントを取られる。」なんて時代錯誤の遊び方をしていませんか?

犬が楽しんで噛んで引っ張ってくれた時、犬に勝たせたら追いかけないこと。
必ず人間が後ろに下がって、犬が自分から追いかけるようなシチュエーションを作ってあげましょう。

最後は犬が飽きる前に終了すること。
「ちょうだい」を教えるまでは、無理やり取り上げるのではなく、口から離しやすいように、さりげなく床におやつをおいてあげてもいいでしょう。
その時も、小さいのをひとつ。とケチらないで、2~3個床においてあげるとおもちゃを口から離しやすくなります。

食べるものはいろいろな時に使える有効なツールですので、そもそも食べることに興味がなくならないように工夫してあげることが一番の基本かもしれません。

さて、今日カウンセリングに伺ったSさん。
とっても小さいSさんですが、初対面の私とも上手に遊んでくれました。
そのうちオモチャにかじりついてガウガウ言いながら首を振るほど。

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すぐに一緒に引っ張りっこができるようになるでしょう。
これからが楽しみですね。

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2025年4月23日 (水)

愛犬のトレーニングに求めるもの

昨日愛犬のトレーニング時間についてお話ししました。

そもそもトレーニングとはなんでしょうか。

一般家庭犬において、トレーニングとはおうちのルールを教えてあげること。
トイレトレーニングやハウストレーニングを初めとして、お散歩の仕方、場合によっては、一緒にカフェに行った時のマナーなどなど、求められるものは個々の家庭や犬の性格や気質によって異なります。
例えば好奇心旺盛で活発な犬とおっとりした犬では、お散歩の課題も違うはずです。

その個体にあわせたトレーニングが必要になるということです。
どの犬も同じではありません。

「前の犬はお利巧さんで、こんなに困らなかったのに。」というお話をよく聞きます。
我が家も同じ犬種6頭と暮らしてきたので、個体によって、悪戯がひどかった犬もいれば、何もやらなかった犬もいます。
同じ犬種であっても、行動パターンが全く違うので、十把ひとからげにはできません。

いずれにしても、何を伝えたいのか伝える側もをきちんと把握している必要があります。

ローマは一日にしてならず

時間をかけて丁寧に伝えていきましょう。

さて、我が家の犬たち、オビディエンスやドッグダンスなどのドッグスポーツをやっていますが、ドッグスポーツにはそれぞれ課題やルールがあるので、それらを教えていくことが必要です。
まぐれでできるようにはならないからです。

ひとつひとつ、きちんとわかるように教えていくことは、
通常の家庭犬のトレーニングとなんらかわりはありません。

今日はドッグダンスの練習会に参加しましたが、出番の合間に、ディストラクションを兼ねて、停座の練習。

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実は見習いはどうしても後肢が広がりがち。
バランスよくちゃんと座ることひとつ教えるのも簡単ではありませんね。

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2025年4月22日 (火)

鉄は熱いうちに打て。

「愛犬の日々のトレーニングはどれくらいやればいいのでしょうか。」というご質問をよくいただきます。
「お散歩は一回どれくらいいけばいいのでしょうか。」という質問とよく似ていて、どの犬にも共通の正解はありません。

なぜかというと、トレーニングの内容や犬の状態によって異なるからです。

例えば、犬がほとんど理解している内容(課題)であれば、リマインドしながら、その行動が定着するように教えていくため、あまり長くやりすぎない方がいい場合があります。
簡単すぎて、犬が飽きてしまうこともあるからです。

しかし、新しいことを教えようとすれば、当然行動すべてを通して一度に教えることはできないので、パーツごとに犬に理解させていく工程が必要になります。

新しいことは犬も不慣れなので、すぐに正解が出るとは限らないため、細かいステップで教えていきます。
youtubeにあがっている「持来の導入」👇でもわかるように、



細かいステップで「あってるよ」と伝えながら教えていきますが、あまり短い時間でやめてしまうと、流れが切れてしまうことがあるので、考える時間をあげながらサポートしていくことも大事です。

犬が「これ?」「これであってる?」という状態になるまで、途中で短いブレイクタイムを入れても、続けていく方が理解が早まることがあります。

つまり、トレーニングの時間は、犬の状態に合わせて決めることが重要。
一日何分とか何十分とかではなく、続けるべきかどうかは犬を見て判断していきましょう。

さて、今日はドッグダンスのグループレッスン。
Nさんはフロントポジション強化中。

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フロントポジションの意味が理解できれば、次はサイドステップやピボットターン、遠隔作業にも繋がっていきます。
今日はフロントポジションからサイドステップのキュー付け。
理解し始めた時は流れを切らないこと。
そして、頭がいっぱいにならないうちにブレイクタイムを入れます。

焦らず、犬の状態を見ながら進めていきましょう。

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2025年4月21日 (月)

犬を成功させるための環境設定

先日のしつけ教室で出たおはなし。
トイレがうまくできない。とのこと。

子犬を迎えた時から、トイレトレーニングに頭を悩まさない飼い主さんはほとんどいないのではないでしょうか。

ブリーダーさんの環境などで、トイレが上手に習慣づいている子は、多少環境が変わっても、トイレシーツの感覚でトイレの場所を理解するのは速いのですが、パピーミルのような場所だったりすると、なかなか感触を覚えられないこともあります。
よって、トイレトレーニングに悩む飼い主さんは少なくないわけです。

では、どうすればうまくできるようになるのでしょうか。

答えは環境設定。

子犬がトイレに行くタイミングで目の前にトイレがあること。
トイレのタイミングとは、
・寝起き
・遊んだ後
・食べた後
・子犬は1時間~2時間ごと

これらのタイミングを見計らって、子犬が失敗しないように、トイレがある場所に子犬をいざなってしばらく待ってあげることが大事。

子犬にとって一番失敗しづらいのが、ケージやサークルの中に、寝床(ハウスやクレート)とトイレトレーを入れておくことで、トイレトレー以外の場所でトイレをしてしまうリスクを減らすことができます。

もちろん、子犬はいつもケージに入れっぱなしにしておくわけではないので、当然ケージの外にいることもあります。
そういうときは、ちゃんと見てあげていることが大事。
子犬だけを放ったらかしにしないことです。

そして、ケージの外にいても、トイレにすぐ行かれるように、フリースペースに何ヵ所かトイレスペース作ってあげること。

子犬はまだまだ赤ちゃんなので、トイレをしたくなったら、我慢できない状況になっていることが多いもの。
そわそわしだしてから、ケージまで誘導するのは大変です。
そんなときは、一番近くのトイレに誘導してあげられるよう、部屋の大きさにあわせてトイレの数を用意してあげるといいでしょう。

きちんと環境設定してあげることで、子犬のミスは減らすことができます。

大事なことは、子犬が失敗しても叱責したりおおごとにしないこと。
びっくりさせてしまうと、人が見ていない場所や時間を見計らってこっそりトイレを済ますようになります。

時間をかけて、サポートしてあげましょう。

狭い部屋でしたが、現アシスタントが我が家に来たときは部屋に2箇所トイレスペースを設けていました。

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トイレスペース①の右側がクレートなので、クレートから出るとすぐトイレに行かれるようにしてありました。
そのせいか、二か所のトイレを最終的に一か所にしようとして①を片づけても、アシスタントは①の場所をトイレスペースと認識してしまったので、②には行かず、トイレシーツを外しても①でするので、今でもトイレスペースは①を使っています。
もちろん小さいころから失敗はありません。
シーツがなくても①の場所でトイレをしてしまったのは彼の失敗ではありません。
敷いていなかった私の失敗です。

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2025年4月20日 (日)

犬のきもちを無視しない

犬のボディランゲージという言葉を知らない人は少ないと思いますが、
ボディーランゲージひとつひとつの意味をきちんと理解している人は多くはありません。
ましてや、犬と暮らしていない人は知る由もないでしょう。

犬はボディランゲージや声、行動によって自分たちのきもちを表しているわけですが、
「唸る」「吠える」「歯あて」「咬む」という行動は常にネガティブに捉えられがちです。

唸ったり、吠えたり、歯をあてたり、咬んだりする行動がすべてアグレッシブ(攻撃)とは限りません。
どちらかというと「防御」の結果であることが多いのが現状です。

よくある犬と子供の間で起きる交渉事件。
飼い主は「大人しい犬なんです。」と言っていることが多いです。
普段は大人しいのに、なぜ咬んでしまったのか。
そこに、犬のきもちは見過ごされていなかったのか。

何をされても耐える犬はいますが、すべての犬が同じではありません。
中には閾値が低く、すぐ限界に達してしまうこともあるでしょう。
その時犬が発したサインを見逃していると、犬はサインを出さずに「咬む」行動に出るようになります。

小さい唸り声を無視したり、こっちに来ないでという「吠え」を無視したりしていると、その行動を飛ばすようになるのは犬が学習する動物だからです。

自分の家に犬がいると、ついついよその犬も自分の家の犬同様、大人しくて、黙って撫でさせてくれるだろうと思っている人は少なくありません。
ましてや子供であれば、不用意に近づいていくこともあるでしょう。

人間でも、知らない人が急につかつかと近づいてきたら恐怖を感じませんか?

かつてボーダー・コリーの母子3頭で暮らしていた時の話です。
公園のベンチで犬友達とまったり歓談していたら、お散歩中の若い人たちが寄ってきて、急に我が家の息子犬の耳をガシッとつかみました。
私も犬もびっくりしました。

話を聞くと、若い学生さんがボランティア活動か何かで、障害を持っているお子さんたちのエスコートをしていたようです。
犬の耳を掴んだのは障害のあるお子さん。
エスコートしていた学生さんは必死にその手を開こうとしましたが、できませんでした。

私は自分の犬をひたすら励まし、犬も困惑した状態で私を見ていました。

しばらくして、お子さんが手を放し事なきを得ましたが、こんなことをされてどんな犬も黙っていられるわけはありません。
たまたまその犬はおっとりした性格で、人間への信頼度が高かったので、反撃しなかっただけです。

昨日のしつけ教室で、ご参加者の愛犬の様子を確認するために、私が犬に近づくことがありましたが、基本的に初対面の犬に対してぐいぐい近づいていくことはありません。
犬だって知らない人に近づかれたら不安を感じることがあるからです。
中には、どんな人にもウェルカムでフレンドリーなタイプの犬もいますが、どの子もそうではありません。
一見フレンドリーに見せて、実はちょっと怖がっていたりします。

そこで、ちょっと警戒している犬たちに対しては、正面からではなく、斜に構えて近づいて、犬と同じ目線で、まずにおいをかいでもらったりすることから始めます。
そのとき信頼を得られればすぐ次につながりますが、警戒心がなかなかとけない場合は無理はしません。
オヤツが仲立ちになることもありますが、常にそうとも限りません。
したがって、急にリードを引っ張ったりもしません。
犬に来るか来ないかの選択肢をあげます。
そうでなければ、犬のきもちを無視した押しつけになってしまうからです。

今朝は散歩の途中で遭遇した若い男性が、座っていた見習いを見て、「かわいい!」と言いながら、最初は普通に撫でていたのですが、何を思ったのか急に見習いのマズルを掴んで自分の顔を寄せました。
いやぁ、それは危ないなぁ。
私はさりげなく、「あんまりしつこいと咬むかもしれませんよ」とお伝えしました。
もちろん、一方では見習いに「アーちゃん、おりこうさんだねぇ。」と耐えていることを褒めてトリーツを渡し、その男性には「ありがとうございました」と言ってその場を後にしました。

離れた途端、見習いだけでなく、一緒にそばにいたアシスタントも体をブルブルっと震わせたのは言うまでもありません。

相手のあることなので、杓子定規に「触らないでください!」とは言えないのが人間同士のコミュニケーションですが、犬を犠牲にすることで結果お互いが傷つくのはよくありません。

普段危なくない犬であっても、追い詰められたら自分を守ろうとする行動をとる可能性があることを、知っておくことも大事です。
犬同士だけでなく、対人においても3秒ルールは適用したいところ。
犬を追い詰めていないか、行動を見直してみましょう。

先代のアシスタントは、公園で知らない子供にこんなことをされても気にしないタイプの犬でした。
興奮するわけでもなく、穏やかに受け入れる。
いわゆる社会性の高い犬でした。

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それはもちろん個体の性格もありますが、彼女が育った環境に、分別のあるお子さんがいらしたことも大きな要因だと思っています。

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2025年4月19日 (土)

しつけ教室開催しました。

今日は有栖川宮記念公園で「愛犬のしつけ教室」で講師を務めさせていただきました。

3年目となる今回も、見習いのデモを交えながら、犬との暮らしやトレーニングについてお話をさせていただいたあと、ご参加の皆様の個別案件にアドバイスをさせていただきました。

犬に何かを教えるのであれば、犬が学びやすい環境を作ってあげることが大事です。
何かをやらせようとするのではなく、犬がやりたい気持ちになれるような環境設定も重要。

今回、特に若い犬たちの飼い主さんが参加してくださいましたが、その中で気になることが他犬反応。

「ちょっと前までは大丈夫だったのに、最近ちょっと犬に対して吠えるようになった。」
そんなことを感じて疑問をぶつけてくださいました。
まずは、気づかれたことが素晴らしい。

以前は大丈夫だったからそのうち治るだろう。

確かに、放っておいてもそのうち治る場合もあります。
なぜなら今は思春期。
犬自身にとっても、自分をコントロールできずに過剰反応してしまうことは少なくありません。
だからと言って、犬を見れば吠えるという行動を習慣にしてしまうと、なかなか治りづらくなります。

いつも書いているように、
犬に限らず、周りにあるものすべて景色の一部ぐらいに理解してもらえると、犬の平常心が保てます。

刺激対象物に無理やり近づけるのではなく、少しずつ馴らしてあげながら上手にサポートしていきましょう。

見習いのデモは「行動の持続」

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過剰反応する前の良い行動を褒めるタイミングなどをやってもらい、
最後はリクエストをいただいたので、ドッグダンストリックを披露させていただきました。

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犬のきもちを擬人化するのではなく、犬の立場に立って見てみると、行動が解析しやすくなるかもしれませんね。

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2025年4月18日 (金)

馴れることが大事

犬の思春期の話はよく書いていますが、人間と同様、思春期の犬たちはいろいろなものに感情的になってしまいがち。
そのままにしていると、場合によっては他犬に対して過剰反応が出てしまうこともあるので、成長の過程を注意深く見守ってあげることが大事です。

さて、昨年パピーレッスンで、コミュニケーションの取り方や、基本のおうちのルールの伝え方、お散歩のやり方などをお伝えしたLさんが思春期を迎え、新たな課題が出てきたということで、1年ぶりにまたレッスンさせていただくことになりました。

レッスン課題は他犬との遭遇時の対応。
社会化出来ている犬というのは、視界に他犬が入っても平常心を保てる犬です。
怖がって吠える、遊びたくてバタバタするというのは社会化不足。
もちろん、いろいろな理由があって、犬が苦手な犬は少なくありませんが、少しずつ犬たちが自信をもって、他犬がいても気にしないでいられるようにサポートしてあげることが大事です。

最初は、場所馴らしから。

数えるほどしか来たことがない公園なので、リードを緩めて、自分で「大丈夫」を確認してもらえるようにします。

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多少腰が引けていますが、自分でチェックしに行っているので、リードを緩めて待ってあげます。

その後は、走り回る犬たちを遠めに見ながら、他犬を景色の一部にしてもらうためのエクセサイズ。

4本の足にバランスよく体重が乗っていることが大事。

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もちろん、飼い主さんへの意識も大事ですね。

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脱感作と古典的条件付けで、少しずつ「大丈夫」を増やしていきましょう。

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2025年4月17日 (木)

ドッグトレーニングはいつから始める?

クライアントさんによく聞かれるのが、「トレーニングはいつから始めればいいでしょうか。」というもの。

基本的には、きちんと精度をあげたトレーニングは生後6~7ヵ月ごろから始めることで、心身ともに少し成長してからの方が理解も早く、学習が進みやすいと言われていますが、犬は急に6~7か月でやってくるわけではないので、おうちに来た時からトレーニングは始まると言っていいでしょう。

いつも書いていますが、名前に対しての反応がよくなるようなポジティブトレーニングや呼び戻しのトレーニングをするということは、極端に言えば家に来たその日から始められるものです。
ハウストレーニングやトイレトレーニングなども同様ですね。

人と遊ぶことの楽しさを教えながら、学習意欲をあげていくことで、人との信頼関係も生まれてきます。

お散歩に出るようになれば、社会化も含め、犬に考えることを教えていくことも大事。

しかし、きちんと座ることだったり伏せることなどは、体がきちんと成長してからでなくてはできません。
子犬の体はぐにゃぐにゃしているので、無理をさせると骨の成長に悪影響を与えないとも限らないからです。

きちんと座ることを教えるのはあとからでも大丈夫ですが、犬も人間同様体幹がなければじっと立つことや座ることもできません。

成長に合わせて課題の内容を変えていくといいでしょう。

さて、我が家の見習い3歳5ヵ月。
最近ちょっと座り方が気になります。
たかがオスワリ、されどオスワリ。
体がきちんと記憶できるまで、練習していきましょう。

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2025年4月16日 (水)

毒入りキューにしないために。

「毒入り」と聞くと、なにやら危険を感じさせてしまいますが、
本当の毒が入っているのではなく、言葉の中に「毒」が入っているということです。

どういう意味かというと、「オイデ」や「来い」などの、愛犬を呼ぶキューや愛犬の名前そのもの。
飼い主に名前を呼ばれたり、「オイデ」と言われるたら愛犬は喜んでダッシュしてくるはずが、名前を呼んでも無視したり、「オイデ」と言われると立ち止まったり、どこかにいなくなってしまうということが頻繁にあるとすれば、それは犬の名前や「オイデ」などのキューに「毒」が入っている可能性があるということ。

では、「毒」とは何でしょうか。

名前を呼ばれて行ってみたら、ひどく叱られた。
「オイデ」と言われて行ってみたら、嫌いな爪切りが始まったり、楽しいドッグランでのお遊びタイムが終わってしまった。などという状況が頻繁に起こると、犬は自分の名前や「オイデ」という言葉自体に期待感が持てないので、無視するようになるというものです。

なんでうちの犬は呼んでも来ないのだろう。

そんなときは、「毒入りキュー」になっていないか確認してみるのもひとつです。

パピーレッスンでは、まず子犬の名前の価値を上げることから始めます。
子犬の名前の価値を上げるとは、名前を呼ばれると必ずいいことがあると条件づけていくことです。
呼ばれて振り返ったら、撫でてもらった、相手をしてもらった、美味しいものが食べられた、などなど、子犬にとって楽しいことと自分の名前を関連付けさせることです。

同様に、「オイデ」と言われて行ってみたら、楽しいことが起きると印象付けることがとても重要です。

我が家はオビディエンス競技などをやっていることもあり、「招呼(呼び戻し)」に関しては、何をおいても走ってくることを教えているので、「オイデ」などのキューに対しては一切ネガティブなことを関連付けていません。
※我が家では実際に犬を呼び戻すときは多頭飼いなので、それぞれの犬の名前を呼びます。
緊急事態の時は「来い!」と簡潔にいうこともあります。

我が家では「来い」の代わり、これからやることをその都度伝えるようにしています。

例えば、「爪切りするけど。」とか「口拭くわよ。」とか「足拭くわよ。」などです。
フリーで遊んでいるときにリードを付ける場合も、「リード(ハーネス)するわよ」と言ったりします。
犬たちはその意味を理解したうえで、自分から寄ってきてくれます。

これらの、犬たちにとってはあまり好きでないことに関しては、最初から無理強いするのではなく、少しずつ馴らしていくという「ハズバンダリーケア」を行うことも不可欠です。

愛犬とのコミュニケーションをうまく取るには、「犬の立場」に立ってみるとスムースにいくかもしれませんよ。

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※フリーで遊んでいるときに「リード」というとそばに来てくれる犬たち。

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2025年4月15日 (火)

小さいことですが・・。

日常生活の中で、こんなことありませんか?
電信柱を求めて歩いている愛犬にくっついて歩いていたら、犬が電信柱の向こう側に行ってしまい、リードを持ったまま愛犬と生別れになって、電柱にぶつかりそうになった。

もちろん、リードを持った飼い主が犬にくっついて歩いていけば事なきを得るでしょうが、果たしてそれでいいのでしょうか。

電柱のように高いものではなく、低めのガードレールのポールや公園の入り口にあるような車止めなどは、ハンドラーが手をあげてリードがからまないように配慮すればなにもなかったように犬は前に進むことができます。

ではそれでいいのでしょうか。

犬は行きたい方に行き、ハンドラーは犬についてくるものだと犬が思っていることは果たしていいのでしょうか。

個人的には、目前になにがしかの障害物があったとき、それを避けてハンドラーの側に来るように犬たちには教えています。

パピーさんのお散歩レッスンでは、よくこんな生き別れのシチュエーションが起こります。
なぜなら、パピーさんはいきたい方向にあっちこっち走っていくからです。
パピーの社会化では、様々な経験値をあげるサポートをしていきますが、同時にルールも教えていきます。
なぜならパピーの安全を確保できるのは飼い主だけだからです。

そこで、小さいうちから、「そっちじゃなくてこっちよ。」と教えてあげることで、子犬であっても、ちゃんと理解できるようになります。

当然我が家の犬たちも、電柱のみならず、ガードレールのポールだったり、公園の植え込みだったり、勝手に向こう側に行っても、戻ってくるときはちゃんとリードを引っ張ることなく、来た道を戻ってきます。
時に戻りづらい場合は、ヒントをあげることも大事です。

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※こんなときは、アシスタントは私の方に自分から寄ります。

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このルールを犬が理解するのに要する時間は犬の個体にもよりますが、待ってあげることが大事。
ネガティブに叱るのではなく、戻りやすい環境を作ってあげましょう。

さて、今日のオンラインレッスンでは、4歳のT君がトライ。
一度向こう側に行ってしまいましたが、戻り方を教えてあげたら、次回からは向こう側に行かなくなりました。
つまりハンドラー側を一緒に歩くようになったというわけです。
もちろん、シチュエーションが変われば、行動がもとに戻るかもしれませんが、その都度、「般化」してあげれば大丈夫。
ゆっくり伝えていきましょう。

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2025年4月14日 (月)

犬も体幹が大事

犬のバランスエクセサイズと聞いて、「それなに?」と言われなくなって久しい今日この頃。

そもそも、ことの発端は、アジリティなどのアクティブなドッグスポーツを楽しむハンドラーたちが、パートナーの健康に気遣うようになって始まったと言われているバランスエクセサイズ。

我が家はアジリティはやっていませんが、アクティブでハイパーな犬種と暮らしている分、犬たちの健康は気になるところ。

ボーダー・コリーという犬たちと暮らし始めた30年近く前のこと、彼らの身体能力に日々驚かされていた私は、犬はミスをしないと思い込んでいたのですが、晩年彼女がフラッとして階段から降ってきた姿を見て、犬も人間と同じようにミスをするんだと改めて感じたことを覚えています。

年齢を重ねれば、当然後肢が弱くなり、立つことすら難しくなるのは人も犬も同じ。
日々鍛えておけば、多少は衰えを遅らせることもできるでしょうし、現役の犬たちであれば、怪我の防止にも役立つはずです。

昨日のグループ相談会で犬の運動能力について出た話の中で、レスキューされたボーダー・コリーが、預かりさんのお宅の2階に設置されたゲートを飛び越したらその先が階段で、階下まで落ちて骨折したという実際にあったお話をしました。

犬自身も、「飛び越えられる」という自信から飛び越えていったのでしょうが、その先に階段があるとは知らなかった。

犬の身体能力はほんとうに素晴らしいのですが、猫のようなしなやかさはありません。
過信しすぎないことが大事ですね。

さて、我が家の犬たち、いろいろ修正しなければいけないので、できるだけリマインドするようにしています。

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無理せず、少しずつ、重ねていきましょう。

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2025年4月13日 (日)

グループ相談会開催しました。

今日は板橋のトリミングサロン、Apseyさんで「愛犬とのくらしを考える」グループ相談会でした。
ご参加者は、すでに愛犬とのくらしをされている方から、これからお迎えしようとする方々。
日頃の愛犬とのくらしの中で、気になっていることや、困っていることも含め、ご質問にお答えしたり、アドバイスをさせていただいたりしました。

犬との暮らしにおいては、犬のことを知ることが大事。
犬の行動学や学習理論も含めて、幅広くお伝えさせていただきました。

同伴の見習いで、ディストラクション対策のデモをする予定が、やけにいい子になっていて、せっかくの悪い見本が見せられなかったのが残念。

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その代わり、ハウストレーニングの始め方についてのデモでは、予想通りに動いてくれました。

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ハウストレーニングとは、犬をハウスに入れることではなく、犬が自分からハウスに入りたい気持ちをつくること。
決してお尻をおしたり、無理に押し込んだりしないようにしましょう。

入れないサイズでも、入りたい気持ちをアピールしてくれた見習いでした。

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2025年4月12日 (土)

トリーツは見せる?見せない?

ポジティブトレーニングにおいて、犬にとって報酬となるトリーツは重要な意味を持ちますが、
ただあげればいいというものではありません。

どのタイミングであげるのか、あげるまでの過程をどうするのか。
などなど、教えたい行動や、そのレベルによって使い方は変わってきます。

例えば、行動だけを教えるのであれば、トリーツを手に持ってルアーリングしながら、少しずつトリーツをフェードアウトしていきます。
しかし、持続を教えていくときは、集中力も持続させる必要があるので、トリーツを持っていることを敢えて見せることもあります。
1秒、3秒、10秒というように、持続していられる時間を延ばしながら、トリーツを連続してあげていきます。

犬がどのレベルなのか、何を教えたいのかをきちんと把握していないと、トリーツが目の前にないと何もやらない犬ができてしまうので、プランニングがとても重要です。
なんでも、あげればいいというものではないということですね。

さて、今日は午前中は広い公園を使ってのリコールを兼ねたリードコントロール練習のBくん。
思春期真っ盛りで、集中の持続が難しいお年頃。
刺激のある環境の中でも、飼い主さんと楽しい時間を過ごせるようにサポートしていきましょう。

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午後はドッグダンスのプライベートレッスンのKさん。

とにかく動くのが大好きで食べるのも好きなKさんなので、トリーツを使って伝えていくと、どんどん上達していきます。

日々の練習の成果が出て、ヒールポジションへの入り方がとても上手になりました。
後肢の意識が出てきた結果ですね。

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トリックやバックステップなども平行して教えています。
やる気満々のお嬢さん。
先が楽しみですね。

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2025年4月11日 (金)

後肢の意識付け

今までも何度も書いていると思いますが、ドッグダンスだけでなく、オビディエンスの課題にもバックステップがあります。
バックステップとは後退歩行のこと。
犬が後ろ向きに下がることをいいます。

犬の後退歩行は、単独で犬のみが下がる場合と、ハンドラーと同調して後ろに下がる場合の二つがありますが、どちらも犬に強要したところでできるようにはなりません。
犬が自ら動こうとすることを強化しながら、「バック」等のキューと関連付けすることが重要です。

それでは、犬が自ら後ろに下がるというのはどういうときでしょうか。

今日はヒールポジションへの入り方に加えて、そんなところを見習いのデモを交えて、お伝えさせていただきました。

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後肢を意識することで、バックステップの動きだけでなく、サイドステップやピボットターンなど、犬の動きの幅は増やすことができます。
どれもドッグダンスには必須のムーヴ。
時間をかけて丁寧に伝えていきましょう。

決して正面から犬に負荷をかけて「バック!バック!」と連呼しながら後ろに下げないようにしましょう。
圧をかけてしまうと、まっすぐ下がらず、曲がってしまう可能性が出てきますよ。

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2025年4月10日 (木)

馴れない場所で落ち着かないのはあたりまえ

愛犬と散歩しているとき、家の近所では上手に歩けるようになったのに、ちょっと足をのばしたり、車でお出かけしたりすると全然落ち着かなくなるなんてことはありませんか?

経験値の高い大人の犬であれば、その経験を屈指して、多少場所が変わっても気にしないでいることが可能ですが、若い犬の場合、いつもの場所と違う場合、落ち着こうとしても情報量が多すぎて、周囲が気になりすぎる犬は少なくありません。

以前にも書きましたが、興奮しすぎたり、様々な理由で落ち着かない犬たちはオヤツさえも食べられなくなることがあります。

そんな場所では、いつもできるからとハードルをあげたことをお願いするのは難しいので、一番簡単なことから練習していくといいでしょう。

例えば、こちらに意識を向けてくれただけで褒めてあげるなど、まずはできることから確実にしていくことが大事です。

今日は2歳のボーダー・コリー、M君のプライベートレッスンを公園で行ったのですが、なじみの無い場所ということと、30メートルほど離れたドッグランエリアで、小型犬が動いているのが目に入って、最初は全く集中が取れなくなりました。

そこで、しばらく待って、ようやく飼い主さんに意識が戻ったところで、大好きなオモチャを出したら集中力があがったので、一緒に遊んでもらいました。

と言っても、おうちのお庭で遊んでいいるほど集中はもたないので、無理をしないこと。

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我が家の犬たちは、お行儀の良さの模範にはならないレベルですが、とりあえず最近は見習いも他犬への執着が少し落ち着いてきたこともあり、今日の散歩は先々代の犬たちと自転車でよく走った緑道に足をのばしてみました。

2年ほど前は収拾がつかなかった見習いですが、狭い距離で何頭もの犬たちとすれ違っても、ウナギ踊りはせずに済みました。

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要は沢山経験を積んで馴らすこと。
人間もたまにしかしないことには馴れませんが、毎日のことであれば、目をつぶっていてもできるようなこと沢山ありますよね。

あきらめずに、いい経験値を増やしていってあげましょう。

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2025年4月 9日 (水)

愛犬は確実に成長しています。

生後3~4か月の頃に比べれば、犬たちは格段と成長しているのはわかるはずですが、
生後1歳前後から2歳にかけての犬たちは、なかなか成長を感じづらい時期です。
なぜならこの時期は思春期とも言われる時期なので、犬自身が自分の行動をコントロールしづらかったり、周りの刺激に負けて、人の声が耳に届きにくかったりするため、「全然わかってない」とか、「こいつは馬鹿じゃないのか?」など、飼い主さんをイライラさせる犬たちは少なくありません。

っが、一度落ち着いて数か月前までの愛犬と、今の愛犬を比べてみてください。
明らかに進歩していることがわかるはずです。

そう言えば、
トイレの失敗がなくなった。
家の中の破壊活動が減った。
家の中なら、話を聞く姿勢が見えてきた。
などなど、必ず成長している部分があるはずです。

昨日、今日と、若い雄のボーダー・コリーたちのプライベートレッスンがありましたが、飼い主さんたちが思っている以上に、ちゃんと成長を感じることができました。

確かに毎日見ていると、なかなか気づきづらいものです。
我が家の3歳児も、いつも「あ~ぁ。」と心の中でつぶやいてしまいますが、それでもちょっと集中力がでてきたかも。と思える昨今。

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天然でフレンドリーな性格はそのままに、落ち着きのある大人になれるようにサポートしていきましょう。

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2025年4月 8日 (火)

愛犬に勘違いさせていませんか?

犬の勘違いに関してはよく書いているお題ではありますが、
今日もちょっとした勘違いのおはなし。

そもそも犬たちのなかにはお仕事好きな犬が沢山います。
与えられたお仕事に満足している犬もいれば、退屈しているときに、勝手に仕事を作ってしまう犬もいます。

例えば、窓から外が見える場所に陣取っている犬たちは番犬を仕事と勘違いしている犬もいて、
窓の外を通るだけの人や犬、車やバイクに向かって吠えることが常態化していることがあります。
吠えることをやめさせたいときは、窓から外が見えないような環境設定をしてあげると行動を変えることができるでしょう。

犬の勘違いは、ちょっとしたことから始まります。

例えば、犬の居場所を家の真ん中に設置してしまうと、犬は家全体を管理するのがお仕事と考えてしまうことがあります。
すると、人の出入りのたびに、止めようとしたり、吠えたりして、人間の生活に支障をきたしてしまうことも。

例えば、家の中の通り道で寝ている犬を可愛そうと思って、避けたり跨いだりしていると、犬はその場所が自分のテリトリーと勘違いして、侵害されそうになると、唸ったり吠えたり、場合によっては噛んだりすることもあります。
どんな犬もそうなるわけではありません。
リソースガーディングが強い犬などには起こりやすくなります。

そうならないためにはどうすればいいのか。

寝ていても、「ちょっとどいて。」と言って動いてもらい、動いてくれたら「ありがとう」。
場合によってはオヤツをあげてもいいかもしれません。

いずれにしても、犬に遠慮しないことが大事。
それは無理強いをするのとは違います。

これを放置してしまうと、ソファやベッドに犬が乗っているとき、隣に座ろうとしたり、ベッドで休もうとすると、噛まれることがあります。

我が家のアシスタントはいつも私と一緒に寝ています。
もともとソファやベッド、車に乗ることと降りることをキューで教えてあるので、降りて欲しいときはその旨伝えれば、すぐに降りてくれます。

夜部屋の電気を消すと、待ってましたとばかりにベッドに乗ってくるのですが、私が寝返りを打っても、足で押しても文句を言われたことはありません。
降りてと言えば、すぐ降りてくれます。
彼は、そういうものだと理解しているからです。
もちろん、こちらが呼んでもすぐ来てくれます。

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一緒に寝ていることもあって、少々分離不安なのが気になるところですが、彼も今年10歳。
そろそろわがままを言っても大目に見る年齢に差し掛かってきたので、状況に合わせて調整していきましょう。

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2025年4月 7日 (月)

獣医師が苦手な犬の話

今は年に一度の狂犬病予防接種のシーズンです。
どうしても獣医さんに行かなければいけないのに、獣医さんが苦手な犬は少なくありません。

今回は病院が苦手ではなく、獣医さんの診察が苦手な犬の話です。

我が家の場合、1986年から犬暮らしをしていますが、最初の犬(ハスキー)の時代から、獣医師が嫌いな犬はいませんでした。
当然嫌なことをされたりもしますが、上手に気をそらしたり、美味しいものをもらったりしていると、嫌なこと(注射など)があまりクローズアップされずにやり過ごせるので、毎回楽しそうに病院に出かけていく犬ばかりでした。

中には、家の垣根をよじ登って脱走したあと、獣医さんの玄関前で確保された犬もいました。
いつも美味しいオヤツをもらっていたので、直行したのでしょう。

ところが、犬の気質は様々ですので、どの子も大丈夫というわけにはいきません。

特に我が家の7頭目の犬、現アシスタントですが、子犬の頃の初めての検診でかなりビビっていたので、オヤツをあげながら頑張ってもらっていたところ、目の検査で唸ってしまい、その瞬間リードを釣られたことでますます嫌悪刺激が増加してしまい、以後獣医師の診察が受けられなくなりました。

診察台までは喜んで乗り、獣医さんとも挨拶ができるのですが、体に触られたとたんにスイッチが入ってしまいます。
獣医さんを変えても同じでした。
つまり、病院に入りたがらないということは全くなく、女性の看護師さんや男性の獣医師さんでも、診察が始まらなければ大喜びで挨拶するほど人は大好きなのです。

ということで、彼には必ずマズルガードを装着して診察を受けるようにしてもらうことにしました。

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こんなにも繊細で神経質なタイプとは思っておらず、個体の気質の差には日々驚かされます。

しかし、犬も怖ければ反撃に出ないとも限らないわけで、そうなったときに、誰も怪我しないために「マズルガード」は有効です。
特にこのタイプは装着したままオヤツも食べられます。

今回予防接種と血液検査、触診と彼にとっては受難続きでしたが、オヤツを食べながら頑張りました。

獣医師や看護師の方々にとっても、危険と隣り合わせのお仕事ですから、安心してお仕事ができるためにも、マズルガードによって安全を確保することが大事です。

最初からマズルガードをすぐに受け入れられる犬は少ないので、日常生活のトレーニングの中に、マズルガード練習も入れておくといいでしょう。

一方見習いの方も大分緊張は見られましたが、こちらも診察中オヤツを食べながらしのぐことに。

しかし、本当にいっぱいいっぱいになると、オヤツを食べるどころではなくなります。
そんなときは、言葉で励まし、また食べられるようになるまで待ちます。
食べられなくなったのは、注射が終わって爪切りが始まった瞬間と、肛門腺を絞ってもらうとき。
誰だって緊張しますよね。

その後はまた食べられ、リラックス。
回復力も大事です。

ハズバンダリーケアの動画はこちら👇からご覧になれます。


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2025年4月 6日 (日)

ヒールワークの難しさ

我が家の犬たちは、オビディエンス競技やドッグダンス、ラリーオビディエンスなどのドッグスポーツを楽しんでいますが、どれも基本はヒールワークです。

子犬のころは無心についてきてくれたのに、ある時期から突然行動が変わってしまうことも。
つまり、「もうできた!」と安心してはいけないということ。

さて、今日たまたまあがってきたSNSで、ヒールワークとまではいかなくても、ハンドラーの横をついて歩くことを教える動画がありました。

まずはハンドラーの足の左側に誘導することから解説してあり、ぐるっと回す手の誘導を小さくすることが書かれていました。
確かに重要です。
でも、正面にいる犬を左脚側に誘導するより、そもそも後ろからまっすぐ入ってくるように誘導してあげた方が、ファーストステップとしてはわかりやすいでしょう。

レベルがあがってくると、正面から左脚側に入るために、後肢を動かすことを教えていくことも重要です。

最後に、太ももをたたきましょうと書いてあったのですが、どうしてもここがよくわかりませんでした。

たまたま、デモの犬は小型犬だったので、ハンドラーが太ももをたたいたところで、頭の上の方ですから大して大きな影響はありませんが、中型犬や大型犬に教えるとき、犬のいる側の太ももをたたけば、犬はびっくりしないでしょうか。
場合によっては顔に手が当たったりしないのでしょうか。
やっぱりよくわかりません。

今日は我が家の犬たちと脚側練習。
しかもディストラクション満載の競技会場。

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見習いの経験値はまだまだ足りないので、地道に練習していきましょう。

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2025年4月 5日 (土)

レッスンを受けてきました。

昨日はWSSさん主催のプライベートレッスンに参加してきました。
講師はJKC訓練士の唐戸美和氏。
犬の行動学や学習理論をベースにした客観的なご意見はとても役に立ちます。

以前にもお伝えしましたが、我が家の練習はほぼ動画を撮っています。
犬がちゃんと理解できているのか、犬のサインは?
ハンドラーの動きにミスはないかなど、自問自答しながら見直すのですが、
それでも第三者の客観的なアドバイスは大変有難いので、チャンスがあれば
参加するようにしています。
トレーニングのメソッドは同じでも、見方はそれぞれ。
いつも勉強になります。

プライベートレッスンとは言え、他の参加者へのアドバイスも拝聴できるので
これもまた役に立ちます。

個々の犬の行動や状態をどう観るのか、そんなところも大変勉強になるので
おもしろいところ。

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翌日はドッグダンスのルーティンを確認するための練習会。

我が家はアシスタントと見習いともども、今年から新しいルーティンの作成に入ったばかり。
日常的にはパーツの練習を重ねているので、それが果たして本番と同じリンクで出来るのか。
構成はどうか。
確認しながら犬と動きます。

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案の定、トランジットが間に合わなかったり、流れが切れたりする個所を発見。
我が家にとっての本番は5月。
それまでに、少しは形にしたいものです。

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2025年4月 3日 (木)

トリーツはどうやってはずす?

今日はラリオビ定期レッスンでした。
今月から新期クラスが始まりましたので、気分も一新して最初は座学から。

内容はラリオビに限らず、犬のトレーニングに必要な6個のエレメントから。
恐らく、年に2回のWBW 3Daysイベントのワークショップに参加された方は、「あ~、あれ。」と思われるでしょうが、ここが一番の基本。
この6個のエレメントをしっかり押さえておくと、犬に伝えやすくなります。

そしてもうひとつが「強化頻度」のはなし。

どちらも、犬に行動を教えるときには押さえておかなければいけない大事なポイント。

そして参加者からの質問。
「おやつをはずすタイミング。」

そこで、最近雨模様で我が家で流行っているドッグダンストリックのバックアラウンドを見習いにデモでやってもらいながら、トリーツを外していくタイミングをお見せしました。

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後半は、コース練習。

今回は基礎固めも含め、Level 1とLevel 2のコース練習。

「ラリーオビディエンスなんて簡単よ」と侮られないよう、基礎からきちんと積み重ねていきましょう。

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2025年4月 2日 (水)

やっぱりクレート(ハウス)は大事!

先週から見させていただいている生後4か月のPさん。
ゴージャスなケージにお住いのPさんですが、トイレの意識がうまくできていないというご相談から始まりました。

初めて迎える子犬に飼い主さんはやはり悩むところが沢山あるので、ひとつずつお悩みの解消の助けになればと、とりあえず我が家のクレートをお貸ししたところ、自分から入ってくれるようになり、翌日Pさんのクレートと大き目のネット付きトイレトレーが届き、ケージがさらに居心地のいいおうちになったようです。
自分からケージに戻ってトイレに行ったり、夜はクレートに入って寝たりと、快適に過ごしているとのメッセを頂きました。
とりあえず安堵。

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リコールゲームもご家族で楽しんでやっていただいているそうなので、今日は遊び方のお話。

Pさん、一人遊びは得意のようで、ある意味飼い主としても安心してケージレストをお願い出来るのですが、目標は飼い主さんと遊べるようになること。

今日はちょっと長めの紐の先に縫いぐるみが付いたおもちゃを使って動かしながら興味を持ってもらうのを待ちました。

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この手のおもちゃはすぐに食いつくタイプもありますが、Pさんはちょっと慎重派なので、プッシュせずに待ちます。
オモチャを直接人間が手で持っていないことで、Pさんへの圧がほとんどありません。

少し追いかけるようなそぶりを見せた後、Pさんオモチャを咥えてケージの中へ。
ケージは本当にお気に入りになったようです。

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一緒に引っ張りっこができるようになれるといいですね。

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2025年4月 1日 (火)

ドッグダンストリック:ステッキを使う

ドッグダンスでは様々な小道具を使うことがあります。
たまに小道具ではなく大道具な方もいらっしゃいますが、
それは曲のイメージを具現化するためには大事な要素。
そして、小物をルーティンの構成の中で有効に使うことも大事。

さて、今日のオンラインレッスンのとき、小物にステッキを使われる方がいて、
ただステッキを付いて歩くだけでなく、様々な形で犬の動きに絡めて行く話になりました。

ステッキの周りを単独で周ったり、ステッキの上をジャンプしたり、
ステッキに前足を載せて二足立ちしてもらったりと、
動きのバリエーションは沢山あるのですが、
その中で、足の間をくぐりながら、ステッキもくぐるというムーヴのご提案をしたので、
実際どのように教えていけばいいのか、我が家の犬たちで検証してみました。

アシスタントはそもそもステッキの存在をあまり気にしておらず、
足の間をくぐった後で、ステッキを周りを右回転するキューを出したら、
意外とすんなり動いてくれました。

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もちろん、ステッキを持って一緒に歩いたりしながら、ステッキの存在に馴らすことはしました。
なぜなら、アシスタントは私の方しか見ていないことがあり、その他の物にぶつかったりするからです。

一方見習いの方は、右手に持ったステッキがターゲットに見えたのか、
鼻を付けたり、ガン見したりと、ステッキが気になって仕方がない様子。

202504012  

そこで、ステッキをそばで持ったり、離して持ったりしながらも、
私に集中しながら歩く練習をしてから、ステッキを周るように右回りのキューを出したら、
気にせず動けるようになりました。

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初めからゴールを目指して通し練習をするのではなく、ゴールに向けて小さいステップで成功させることが大事。

焦らずゆっくり教えていきましょう。

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