犬とドッグスポーツ
ドッグスポーツには様々あります。
活動的なドッグスポーツの身近で代表的なものは、アジリティ、フライングディスク、フライボール、それほどアクティブではなければ、ドッグダンス、ノーズワーク、オビディエンスなどなど、数え上げたらきりがないほどあるでしょう。
ドッグスポーツを楽しむ人たちは、犬と一緒に楽しさを分かち合いたいという気持ちから始めたはずです。
しかし、競技や順位が絡んでくると、ついつい犬に多くを望んでしまいがちです。
きちんとした手順を踏んで、犬が理解できていることが最低条件ですが、それ以前に犬の健康状態がとても重要になります。
特にアクティブなドッグスポーツにおいては、犬の福祉を度外視することは出来ません。
先週末イギリスで年に一度開催される犬のイベントCruftsがありました。
我が家はドッグダンスをやっているので、やはり観るのはドッグダンス。
イギリスでは「Heelwork to Music」と称されていますが、3日目はインターナショナルフリースタイル部門で10ヵ国の代表が華麗なパフォーマンスを披露してくれました。
演技の合間に、観客に向けてインタビュアーがジャッジ(3名)に、ヒールワークとフリースタイルの違いや評価の仕方などを質問していましたが、興味深かったのは、出来栄えも大事ですが、犬の福祉が保たれているか、犬が安全であるかということに重点がおかれているというコメントでした。
犬の身体能力の素晴らしさは何度も書いていますが、そもそも兼ね備えたものもあるでしょうが、練習によって身に着けていくものも当然あります。
それらの行動が、果たしてその犬に負担を与えていないか、負荷をかけすぎていないか、身体的だけでなくメンタル的にストレスをかけていないか。
そんなことも重要な評価点につながることを改めて解説していました。
そもそも、なんのためのドッグダンスなのか。
そのあたりを勘違いしてしまうと、パフォーマンスの出来栄えばかりに目がいってしまい、大事な部分が見落とされてしまうかもしれません。
どんなドッグスポーツであっても、基本を忘れてはいけませんね。
画像は今年のインターナショナル優勝者とパートナーです。
ボーダー・コリーだから勝てると言うわけではないのがドッグダンスですね。
※ボーダー・コリー飼いの私が言っているので、皮肉でもなんでもありません。
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