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2025年2月22日 (土)

散歩に出る前に

散歩が上手に出来ないワンコさんは少なくありません。
そもそも「上手に」が何を基本にしているかは、飼い主さん次第ということもあるので、一概に否定することはできません。
常に引っ張られて散歩をしていても、元気な愛犬を見て喜んでいる飼い主さんの場合は、「引っ張り」を問題と考えていない場合があります。

いずれにしても、マイペースで散歩している犬でも、飼い主さんと同調できていればそれは問題にはなりませんが、飼い主さんとペースがうまく合わなかったり、急に引っ張られて怪我をしてしまうような場合は、問題なしとは言えません。

よほどのことがない限り、散歩に行きたくないと玄関先で座り込む犬以外は、基本的には外に行きたがる犬の方が多いのですが、その気持ちのまま玄関を飛び出してしまうと、なかなか飼い主さんに意識を向けてもらうのは難しくなります。
気持ちが全部外向きになってしまうからです。

玄関を出る前、あるいはマンションのエントランスを出る前に、一度落ち着いてから散歩に行くと、無駄な興奮は抑えられます。
玄関前でオスワリをさせる必要はありませんが、まずは飼い主さんが外に出て安全を確認してから犬に出てもらうというワンステップがあることで、犬の興奮は少し抑えられるので、試してみてください。

もちろん、その後も、犬に引っ張られて散歩をしていれば、犬は「引っ張っても必ず飼い主はついてくる」と学習するだけなので、なかなか引っ張りは治らないでしょう。


さて、今日は久しぶりにYさんのお散歩レッスンがありました。
2歳を過ぎて、少し落ち着きが出てきたというYさん。
それでも、散歩で外に出ると、気持ちはほかに全部持って行かれています。

202502221

地面の目地や人の影など動くものが大好物のYさん。
私のことなど全く見てくれなかったので、気づくまで待ってから散歩に出ることにしました。

202502222

すると、トリーツの効果が出てきて、自分から意識を向けてくれるようになりました。

犬にとって何が大好物かは異なるので、大好物に勝てるものを見つけることが大事ですね。

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