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2025年1月21日 (火)

フロントポジションを教える

ドッグトレーニングでヒールポジションと言えば左脚側ですが、ドッグダンスでは、様々なヒールポジションがあって、ひとつひとつ丁寧に教えていく必要があります。
同様に、ラリーオビディエンスではよく「正面停座(フロントポジション)」が課題に出てきます。
つまり、向かい合わせになる位置関係です。

服従訓練においても、犬を呼び寄せたとき(招呼)、直接左脚側停座につけるのではなく、まず向かい合わせの正面で停座してもらってから、左脚側につける方法もあるので、ラリーオビディエンスに限ったことではありませんが、特にラリーオビディエンスでは、ヒールワーク中に正面停座をさせる課題が何度も出てくるので、まっすぐ正面停座に犬が入れるように教えることが重要です。


WCRLラリーオビディエンスでは、犬と向かい合わせに立って、ハンドラーは前進、犬は後退歩行という課題があります。
向かい合わせで立つことはさほど難しいことではありませんが、そこからまっすぐ後退歩行をするのは意外と難しいものです。

ハンドラーと合わせて一歩一歩下がれれば問題ありませんが、「バック」というキューを使うと、犬だけが単独で後退歩行してしまうこともあるので、どんなキューを使うかは、犬の理解度に合わせる必要があります。
また、犬に圧をかけて押してはいけないので、犬が自発的に下がることも重要なポイントになっています。

さて、我が家の場合は、ドッグダンスをやっていることもあり、単独後退歩行を教えているので、「バック」のキューを使うことはできません。
そこで、「フロント」という「正面立止」のキューを使って、フロントポジションを維持しながら移動するように伝えています。
「フロント」自体はドッグダンスでも普通に使うキューなので、犬たちは理解できています。
正面停座をお願いするときは、「フロント、スィット」。

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正面立止の状態で、左右にサイドステップを行う課題もあるので、フロントポジションの意味をきちんと伝えておくと、犬も動きやすくなります。

フロントポジションは、ルアーリングやターゲッティングで教えてあげることができます。
ドッグダンスやラリーオビディエンスを楽しむ場合は是非教えてあげましょう。
うまくいかないときは、プロに相談してくださいね。

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