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2025年1月 8日 (水)

犬との遊びはコミュニケーション

「犬と遊ぶ」ことがあたりまえのように言われて久しいのですが、みなさんどんな遊びを楽しんでいらっしゃるでしょうか。

犬種の特性は前にも書いていますが、その特性を生かした遊びを提案してあげると、犬たちも楽しく遊ぶことができます。
もちろん個体差はあるので、「絶対」はありません。

ご近所のほとんど動かないシーズーをよく見ていたので、かつてシーズーのパピーレッスンに伺ったとき、その子の身体能力に驚かされたことがあります。
何しろ「持って来い」遊びが大好きで、投げたらダッシュで取りに行き、エンドレスに拾って手元に持ってきてくれる活発な子犬でした。

嗅覚を使ったノーズワークは、セントハウンドだけでなく、犬全般に人気のある遊びですが、人と関わる遊びは人との関係性づくりに役立つので、言葉通りのキャッチボールだけでなく、言葉のキャッチボールも含めたやりとりで意思の疎通をはかっていくことが、言葉の通じやすい関係性づくりには効果的です。

今日のプライベートレッスンは7ヵ月のK君でした。
ボーダー・コリーですから活発なのはあたりまえですが、ボール投げはすぐに飽きてしまうそうです。
考えてみれば単純作業なので、レトリーブ好きな犬種とは異なり、エンドレスで続けてくれるとは限りません。

そこで今日は引っ張りっこで会話することから始めました。

K君のお気に入りのおもちゃの引っ張りっこを真剣にやらせてもらいます。

202501081

ガウガウ言うほどやってから出してもらいます。
現時点で「ちょうだい」という言葉を少しずつ理解していますが、なかなか言葉だけだと放せないようなので、おもちゃを鳴らして音を出すと放しやすいとお聞きしたため、「ちょうだい」と言ってから音を鳴らし、口から離してくれたらすぐにまた咥えていいという合図を出します。

私に手渡ししてもすぐに遊びが続くことがわかってくると、K君もおもちゃを放しやすくなってきます。

そして、次の「咥えていいよ」までの時間を少しずつ伸ばしていくことで、K君は人の話を聴くようになります。

202501082

「欲しければ奪い取ってもいい」と教えるのではなく、遊び方のルールを伝えていくことで、少しずつ会話が成り立っていきます。

後半は外で、投げたおもちゃを咥えて戻る練習を導入しました。

少しずつ、人と遊ぶことに興味を持ってくれると、様々なディストラクションに対しても有効です。
気長にゆっくり教えていきましょう。

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