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2025年1月11日 (土)

犬と一緒に寝たらいけない?

先日とあるインスタで「犬と一緒に寝てはいけない?」というお題で投稿がありました。
投稿者は的確なアドバイスをしてくださっていました。
さすが奥田先生。

はい。
私は犬と寝ています。

代々、犬たちにはOKを出していますが、さすがに2頭、3頭乗られたときは、こちらの安眠が保てなくなるので降りてもらうこともありました。

先代アシスタントは、呼べば乗ってきますが、ゆっくり一人で寝たいタイプのようで、私が寝るとハウスやドッグベッドに帰っていくタイプでした。

現アシスタントは、私がベッドでテレビを観ているときは来ませんが、テレビを消して部屋の明かりも消すと、そっとハウスから出てきてベッドに乗って寝るタイプです。
夏場は途中でいなくなることもありますが、最近は寒いのか、朝まで降りません。
夜中に目覚めて寝がえりを打っても気にせず寝ています。

202501111
この方です。

犬と一緒に寝ることに問題があるとすれば、
①衛生上の問題
②犬がテリトリーを勘違いする
ということでしょうか。
「犬が人より上だと勘違いする」ことはありません。

犬は外を裸足で散歩しますから、当然足をよく洗わないとベッドに乗せるうえでは気になる部分もあるでしょう。
さらに、抜けるタイプの毛質の犬は、呼吸器系のトラブルのもとにもなりかねません。
アレルギーがある人などは気を付けた方がいいでしょう。
また、ズーノーシスと言われる、人獣共通感染症をもらわないとも限らないので、ある程度は節度を持った接し方が重要です。

テリトリーの問題は、犬がベッドの上も自分のエリアと勘違いした時に起こるトラブルで、リソースガーディングが強い犬は注意が必要です。
寝返りを打ってあたった途端、自分の安眠を妨げられたと噛まれた人もいます。

これはソファに乗っている犬を撫でたり、ソファから降ろそうとしたときに唸られたり噛まれたりするのと同じ状況です。

そうならないように、小さいころから「降りて」というキューを教えておくのと、そもそも触られても噛まないようなトレーニングを施しておくことも大事です。

我が家の犬たちも、ソファやベッド、「降りて」と言えば、自分が乗っていても譲ってくれます。

どの子もテリトリーの問題が出るわけではありません。
犬も人間同様、個体によって性格が違いますから、多少のことは気にしないタイプの犬は問題ありません。
おかげさまで、我が家の犬たちにはまだ噛まれたことはありませんが、ちょっとした勘違いから起きることが多いので、最初からルールを決めておくことが大事ですね。

例えば、首輪を掴もうとして噛むようなタイプの犬の場合は、首輪に手を持っていくときにオヤツをあげることを繰り返し、首輪に触ってもオヤツがもらえ、首輪を掴んでもオヤツが出ると学習してもらうことで、首輪を掴まれてもキレなくなります。
オヤツのタイミングが難しいので、すでに首輪を掴まれることを嫌がっている犬の場合はプロの指導を受けてからやってください。

まだ嫌がっていない子犬の場合は、今から少しずつ馴らしてあげるといいでしょう。

いずれにしても、人との接触を極端に嫌がる犬は、人に対して「怖い」という気持ちの裏返しの部分もあります。
人は脅威ではないことを時間をかけて教えていきましょう。

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