都会で暮らすためには必須の社会化
子犬時代の社会化がとても重要なことが大分広まってきた昨今です。
もちろん、子犬時代だけでなく、その先思春期に入って、成犬になったとしても、様々な「もの」や「こと」に馴らしていくことが重要であることもご存じのとおりです。
特に都会に住む犬たちにとって、様々な生活音は大きな刺激となります。
音だけでなく、音を出すものも同様です。
様々な環境刺激に早くからさらしてあげることで、犬たちは少しずつ馴れていくことができますが、人の成長同様、犬の成長においても、それぞれのフェーズで感じ方、受け取り方が違うので、一度大丈夫になったからと油断していると、気づいたときにはダメになっていたということにもなりかねないので、継続した「馴らし」が重要です。
よくあるのが、郵便屋さんや新聞屋さんのバイク音。
そもそも、街中を走っているだけでなく、郵便屋さんも新聞屋さんもそのお宅の玄関先までやってくるので、庭やリビングから外を眺めている犬たちにとってはある意味侵入者にも見えるかもしれません。
信号が変わるたびに爆音を上げながら走り出すバイクや、止まっては走り止まっては走る清掃車、路上に止まって、荷台の荷物の積み下ろしで大きな音をたてるトラックなどなど、犬たちにとってはびっくりするものが多くあるのが都会です。
先代のボーダー・コリーたちも、車やバイクなどに関する馴致は小さいころから行ってきたので問題ありませんでしたが、緑道沿いを散歩しているとき、近所の家の雨戸が急に大きな音を立てて開いたときは、びっくりして横っ飛びしていました。
何が犬たちを驚かすかはわからないので、完全な社会化はありません。
大きな音がしても、平常心を保つためには、「これもあれも同じようなもの」というように、「般化」できるようにサポートしていくことが大事です。
我が家の犬たちは、車やバイク、トラックなどには全く影響は受けませんが、先日散歩中に、急に止めてあったループが発信して見習いの真横を抜けたら、見習いが驚いて跳んでいました。
びっくりするのは誰でもあります。
それを引きずらず、すぐにリカバリーできるメンタルが重要です。
今日も散歩の途中、飼い主の買い物に付き合わされて、店の前で待たされて我が家の犬たち。
道路側の騒音は気になりませんが、見習いは通る人の方が気になります。
それでも、今日は立ち上がらずにやり過ごすことができました。
とは言え、リードがアシスタント比べると張っているのがわかります。
少しずつでも学習してもらえるといいのですが。
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