ラリーオビディエンス
ラリーオビディエンス競技は世界中で行われているオビディエンス競技のひとつで、オーガナイザーによって多少ルールは異なるものの、大まかなコンテンツは似ています。
いわゆる「双六」のように、番号順に課題をクリアしていく競技で、レベルごとに課題の難易度は異なり、制限時間も変わってきます。
通常のオビディエンス競技は、すでに決まっている課題をひとつずつ行い、それぞれが完結するまで多少の時間がかかり、一つの課題が完結してから少し間があって、次の課題に移ります。
しかし、ラリーの場合は、競技ごとに課題のコースが変わり、決められた順番通りにサインカードに書かれた課題をクリアしてゴールするので、競技自体は3分~4分程度で終わります。
順番通りに課題が並んでいるコースをやりきるという意味では、アジリティ競技と似ていて、出陳前にはコース見分(人間のみ)をすることができます。
先ほど書いたように、オーガナイザーによってサインカードのイメージは違いますが、課題自体は似ています。
例えば、スタートラインを越えてから、最初のカードが「オスワリ」「フセ」、それから次の課題に移り、「速歩」と書かれていれば早足に速度変換する。と言ったように、一般的なオビディエンスの課題が盛り込まれています。
コースに並んだサインカードの数はレベルによって10枚から20枚と数が変わります(WCRL規定の場合)。
通常のオビディエンスと違う最大のポイントは、競技中に犬を褒めることや、課題によってはご褒美のオヤツを渡すことが出来ることです。
犬が緊張しているときなど、声をかけて励ましたり、オヤツをあげて気持をリセットすることができるという点では、若年齢の犬や、シニア犬には優しい競技です。
もちろん、熟練の犬のパフォーマンスは見ていてさすがと思わせてくれます。
どのドッグスポーツも同じですが、犬のミスだけが原因でペナルティがつくのではありません。
ハンドラーのミスも当然ペナルティの対象となります。
ラリーオビディエンスも同様で、多くのハンドラーのミスは、サインカードの読み間違えや見落としなどによって引き起こされます。
ハンドラーと犬との楽しい協同作業を目指してトライしてみてはいかがですか。
WCRL既定のラリーオビディエンストライアルは現在はOPDESさんとWanByWanが定期的に行っています。
ご興味がおありでしたら、是非参加してみてください。
また、JKCも独自ルールでラリーオビディエンス競技を開催しており、現在はクラス2まで参加できるようになっています。
WCRL規定のトライアルは、今週金曜日、山中湖のドッグリゾートワフ、インドアドッグラン内で開催予定です。
来年は3月23日、同じくドッグリゾートワフインドアドッグラン内で開催予定です。
今日はたまたま2017年に当時のアシスタント犬と一緒に模擬競技に参加した動画が上がってきたので、ラリーオビディエンスについて書いてみました。
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