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2024年12月15日 (日)

犬に体の使い方を教える

犬に新しい行動を教えるとき、行動によっては犬が普段やらない動きを教えてあげなければいけないことがあります。
例えば、「オスワリ」や「フセ」のように、犬が自発的にする動きについては、その行動にキュー(名前)をつけてあげれば、犬はハンドラーのキューでその行動と関連付けて動けるようになります。

しかし、普段やらない動きに関しては、まず体を馴らしてあげる必要があります。

例えばバックステップであれば、日常的に犬が自分から後退歩行を行うわけではないので、まずは後ろ歩きに体を馴らしてあげることから始める必要があります。
もちろん、ポジションの意味を教えておくのはそれ以前の問題ですが、ポジションが理解できて、そのポジションを維持することがわかったとしても、そもそも後退歩行の体の使い方に馴れていなければ、犬は曲がって後ろに下がっていくようになるからです。

先日、ドッグダンスのトリックで、モンローウォークの話を書きました。
今日はドッグダンスのグループレッスンがあったので、生徒さんからその教え方についての質問も出ました。

今日参加してくれたM君は、トリックを沢山知っていて、クロスハンド(前足を交差させる)が出来ます。
通常M君のクロスハンドは伏せた状態で行うのですが、そこからモンローウォークを教えるには、立った状態でも、前足を片方ずつ上げていられるかというのがベースになります。
なぜなら、3本足で立ち続けていることに体が馴れていなければ、当然モンローウォークのように、落ち着いて左右の足をクロスしながら歩くなどできないからです。

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いろいろなトリックを教えるのは楽しいものですが、目標に向けて、どんな道筋で教えてあげるとわかりやすいかを考えながら伝えていくと、お互いのストレスが少なくなります。

ちなみに我が家の見習いは、3本足でバランスよく立つことを学習中です。

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