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2024年12月31日 (火)

歳の近い多頭飼いのはなし

我が家では、犬の管理者が一人のため、当然面倒をみられる犬の頭数は限られてきます。
この「面倒」というのが、単に散歩に連れていき、ご飯を食べさせるということであれば、恐らくある程度までは増やせるのでしょうが、1頭ずつと真剣に向き合って毎日トレーニングしたり、コンスタントに競技会に参加したりということになってくると、頭数は限られるような気がします。

かつて我が家のマックスは母子の3頭飼いでした。
このとき、先輩方には「無謀だ」と言われたものです。
同胎の2頭を同じようにトレーニングしていくには、まとめては出来ないからです。

ここで母犬も初めて経験することになった「交替制」ですが、この「交替制」さえも犬たちに納得してもらうには多少時間がかかりました。

納得してもらってからは、交替にトレーニングを行っていくわけですが、当然時間がかかります。
母犬も併せてですから、少なく見積もっても1時間半ぐらいはトレーニングだけに時間が割かれることになります。
往復の時間を考えれば2時間ぐらいはあたりまえ。
さらに自由運動の時間を加えれば、3時間近くかかってしまうわけです。
かれこれ30年近く前の話ですから、体力あっての犬暮らしとも言えます。

なぜこんな話をするのかと言うと、子犬を迎えると当然いろいろ大変なことが始まるのですが、人によっては、「かわいい」子犬に魅せられて、もしくは子犬を退屈させまいと、同時期や数か月違いで子犬を迎える人が少なくないからです。

先ほども書きましたが、歳の近い子犬を育てるのは楽ではありません。
1頭でも目が離せないのに、2頭となると、トイレのお世話、散歩のケアなどなど、同時に対応できない場面が必ず出てくるので、どうしても後手後手にまわってしまう可能性があるからです。

生後2ヵ月ぐらいまでなら、我が家でも5頭の子犬がいたので、なんとかお世話ができましたが、育っていく過程においては、人間の幼稚園や小学校の低学年のお子さんと同じようにどんどん目が離せなくなります。

犬にも個体差があるので、そんな中でも問題なく育っていく犬もいますが、中には大変な個体もいます。

我が家の母子3頭がなんとかやってこられたのは、母犬がとてもしっかりしていたからというのもあります。
子犬の面倒もよく見、叱るべきポイントもよくわかっていて、母犬の存在は絶対でした。

子犬にとって、同年齢の子犬はとてもいい遊び相手になりますが、犬は犬を観て学ぶことも多いので、お互いが人間社会で暮らすルールをちゃんとわかっていないと、どんどん手に負えなくなってくる可能性もあります。

ハンドラーとの関係性を築くためにも、小さいころから個別に対応しながら、向き合うことが大事ですね。

202412312  

今年もあとわずか。
本年もご厚情を賜り、心より感謝申し上げます。
来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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