なぜ犬に「馴致」が必要なのか。
辞書を見ると「馴致」とは、 『なれさせること。なじむようにすること。また、次第にある状態に到達すること。』とあります。
では何に馴らすのでしょうか。
よくあるのは、競技会場のような場所に馴らすときに使ったりします。
「会場馴致」という言葉もありますが、実際には競技に参加しないときに競技会場に連れて行って、本番の緊張感や、様々な犬たちの存在、会場の地面の状態などを犬に見せておくことで、本番で緊張しないようにするために行います。
我が家の見習いも、訓練競技に出す前に会場内を歩いたりしましたが、犬を見て大興奮するので、馴れるまでにはかなりの時間がかかると感じました。
人間でも、試験の時初めて試験会場に行くのではなく、前もって下見をしておく人もいると思います。
ある意味緊張感を少しでも緩和するために行うので、同様のことを犬にも行うということです。
さて、我が家のアシスタントは周囲の何かに気を取られるというよりも、競技会場の雰囲気に緊張してしまいます。
訓練競技会は外で行うのでまだ開放感があるのですが、インドアの競技、特にドッグダンスは大緊張します。
緊張しないようにといろいろ工夫してみましたが、それでもやはり緊張するので、今日の練習会では、本番の競技会場と同様の設定で、楽しく過ごすことを目標に時間を共有しました。
コンペにはまだ出られませんが、少しずつ自信をつけてくれると、緊張感も和らぐのではないかと考えています。
果たして、鼻泣きや抱きつきなしに、一曲踊れるようになれるでしょうか。
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コメント
来年春、デモに参加します。
やはり、飼い主共に会場で慣れたほうがいいと思っていたところです。どうなることやら・・・
投稿: トマト | 2024年12月 6日 (金) 00時47分
トマトさま
コメントありがとうございます。
場所に馴れるのは、人も犬も大事ですね。
投稿: WanByWan | 2024年12月 6日 (金) 07時41分