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2024年12月13日 (金)

犬と子供

テレビの特番やSNSの動画サイトでよく観る「犬と子供」の動画。
様々なシチュエーションがありますが、動画に映っている犬たちすべてがハッピーだとは限りません。
見る人が見れば、犬がストレスを感じているような場面もたくさんあります。
ある意味、犬たちは我慢しているわけですが、時として堪忍袋の緒が切れて自己主張する犬もいます。
そんなとき犬をいさめることは正しいことでしょうか。

犬にも感情やきもちがあるので、今はぎりぎりまで我慢しても、「次は無い」ということもあります。

では、そうならないためにはどうするのか。

ご家庭に小さいお子さんがいない場合は、一般的には「社会化」によって、犬にとって子供を景色の一部にしてあげれば、犬は過剰反応をしないようになります。
しかし、ときとして子供の方から犬に近づいてくることがあるので、その場合も考えて、犬にはどういう行動を取ってほしいのかをあらかじめ教えておく必要があります。

もちろん、子供さんに対しても、やっていいこといけないことをきちんと教えておかなければいけません。

ご家庭にお子さんが入る場合の対応はまた異なりますので、今日はお伝えしませんが、実はこの問題が結構大変なのも事実です。


今日のプライベートレッスンは生後6ヵ月のK君。
お散歩レッスンに出かけたところ、なんと保育園児に囲まれました。

最初は一人だけ走ってきたのですが、そのあとどんどんやってきて、最後は保育士さんまで。

最初の一人が来た時のK君は至ってフレンドリー。
尻尾を振りながら、自分から近づいていきます。
子供さんも、「触っていい?」と聞いてくれる礼儀正しい子なので、急に手を出したりはしませんでした。

そこで、K君のリードを短めに踏んで、飛びつけない環境を作って様子を見たところ、自分から伏せて、子供たちの匂いを嗅いだりしています。

202412131  

K君が興奮していない状態(伏せていること)に対して、「おりこうさん。」と言いながらフードを一つずつあげていきます。

202412132

保育士さんが「勝手に触ってはだめですよ~。」と子供たちをコントロールしているので、距離感もちゃんと保たれています。

しばらくして、さすがにK君が動こうとしたので、すかさず下がって呼び戻して、一度リセットすることにしました。

短い時間ではありましたが、K君は吠えることもなく、飛びつくこともなく、平和的な時間を過ごし、フードももらえて満足そうでした。

大人であっても子供であっても、ご挨拶は興奮しすぎないことが大事。
特に子供さんの場合は、犬が吠えれば大きな声をだすこともありますし、子供さん自体の動きが予測できないので、怖がる犬は少なくありません。

K君が、興奮しすぎたり、怖がっているようであれば対応は変わってきます。
子犬のころからいい経験を積ませてあげることが大事ですね。

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