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2024年12月 8日 (日)

先住犬と新人犬との関係

1頭飼いから多頭飼いになるのを決めるのは人間ですが、実際新しい環境に馴れていくために、先住犬にはそれなりの負担がかかります。

多頭飼い家庭に1頭増えるのとは異なり、今まで一人っ子生活をしてきた1頭飼いの犬にとって、2頭目がやってくるのは大きな環境の変化です。

今まで飼い主やスペース、物(おもちゃなど)を独り占め出来ていた生活が一変するのですから、ライフスタイルも変わり、メンタルにも大きな負担がかかるわけです。

果たして新しい家族を歓迎してくれるかどうかを心配する飼い主さんもいらっしゃるでしょう。
当然です。
「これがあなたの妹(弟)よ。」と口で言ってもわからないわけですから、仲良くできるかどうかは予測不能とも言えます。

個々の犬の気質や性格によって、どんな犬にもフレンドリーに接することが出来る犬もいます。
先代のアシスタントがそうでした。
ウェルカム対応は出来なくても、いじめたりすることは一切ありませんでした。

しかし、どの犬も子犬に優しいとは限りません。
子犬はどの子も同じですが、自分からグイグイ近寄っていくものです。
構って欲しくて甘噛みしたり、跳びついたり、後ろをくっついて歩いたりと、ちょっかい出しまくります。
そんな子犬に忍耐強く対応できる犬もいれば、面倒くさいのでそばに寄らせないようにする犬もいます。

現アシスタントは見習いがやってきた当初は、「そのうち帰るだろう」と思っていたのかほぼ無視し、自分からは一切近寄ろうとしませんでした。

子犬がしつこく近寄ろうとするとハウスに入ってウツボのように中で存在を消します。
しかし子犬はそんなのお構いなしでアシスタントのハウスに顔を突っ込んだり、飛び込もうとするので、アシスタントはことごとく追い散らかしていました。

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それでも懲りないのが子犬です。
何度泣かされても、チャレンジしていきます。

そんな子犬に対して懐柔される犬もいれば、ますます嫌がる犬もいるので、仲良くなれるまでは、それぞれの居場所をきちんと作って、場合によっては扉を閉めて、お互いがくつろげる時間やスペースを作ってあげることが重要です。

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我が家の2頭が仲良くなれるまでには3ヵ月かかりました。
焦らず、ゆっくり見守っていきましょう。

※関係性が築けるまでは、先住犬と子犬だけにしないことも大事です。
お互いがストレスを感じすぎないように、サポートしてあげましょう。

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