ぴょんぴょん跳ばないでもらうには。
小型犬の跳びつきやジャンプは見ていてもかわいいので、ついつい見過ごされがちですが、常同行動になってしまうと、犬種や個体によっては膝や腰に負担がかかってしまう場合もあるので、基本的には4足で立っていて欲しいものです。
中・大型犬の場合は、跳びつき行動によって、子供や高齢者がケガをする可能性もあるので、なるべくやめてほしいと思う方は少なくありません。
では、どうやってやめてもらうのか。
「ダメ!」とか「イケナイ!」と言いながら振り払ったり押したりしても犬には通じません。
なぜでしょうか。
犬同士の遊びの中で、体当たりをしたりしているのを見たことがありませんか?
犬は相手にぶつかったりすることで、楽しみながら遊んでいるので、押し返されればさらにエキサイトしていく可能性があります。
では、どうすればいいのか。
まずは、犬がなぜ跳びついたり、跳んだりするのか理由を考えてみるといいかもしれません。
例えば、人の顔に近づきたくて跳んでいるのであれば、犬と接するときは人間の位置を低くしてみるのもひとつです。
何かが見えなくて跳んでいるのであれば、さえぎっているものをなくしてあげるのもひとつです。
また跳びつくことによって、先ほどお話ししたように、遊んでもらっていると勘違いされているとしたら、跳びついてくるようなときは、一度犬から距離を取ってみるのもひとつです。
さらに、跳びつくよりも好ましい行動、例えば4足で立っているときや、オスワリをしているときを沢山褒めてご褒美をあげていると、跳びつくよりも座った方がメリットがあると犬が学習することで、犬の飛びつき回数が格段と減ります。
いずれにしても、跳びついたり、跳んだりしてもあまりメリットが無いと犬に学習してもらうことが大事ですね。
昨日のプライベートレッスンでは、Eさんが素晴らしい身体能力を見せてくれましたが、足腰の負担が心配なので、出来るだけ跳びづらい環境づくりをお願いしました。
お散歩レッスンでは、上手に飼い主さんに集中しながら歩けたEさん。
好ましい行動はどんどん褒めていきましょう。
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