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2024年11月 7日 (木)

あなたが愛犬に伝えたいことは何ですか?

様々なドッグスポーツや競技に参加しているハンドラーであれば当然ですが、一般家庭犬であっても、愛犬に伝えたいことをちゃんと教えてあげないと、ルールを知らないで育つことになり、あとあと大変なことになったりします。

いわゆるドッグトレーニングは、競技をするしないに関わらず重要ということですね。

では、どうやって伝えていくのか。

私が教える手法は「正の強化」と言って、犬が取る好ましい行動を「あっているよ。」とマークして、褒めることを繰り返していくものです。
犬が間違ってしまっても、犬に対して強制や体罰はありません。
しかし、あっているマークはないし、トリーツも出ないので、犬はなぜだろうと考えることになります。

犬が考えることなく、パターンとして覚えたことは、そのパターンは出来ても、応用がききづらいことになるので、基本的には犬に考えてもらうことはとても重要になります。

だからと言って、犬のミスを誘うのは違います。
犬が成功できるようにサポートしなければ、犬は報酬を得ることが出来ず、そのゲーム自体が楽しくなくなってしまい、学習も停滞してしまうことになります。

反対に、「ちょっとぐらいいいだろう」と、こちらが求めているものと違うことをしても「OK」にしていると、犬は何が基準なのかわからなくなり、ますます本来の目標から外れた行動をとるようになってしまいます。

例えば、脚側停座。
犬がハンドラーの左側でオスワリをするものですが、「そのあたり」とか「ちょっとぐらいお尻が曲がっても」というアバウトな教え方をしていれば、犬は当然アバウトに学習してしまい、適当な行動しか取れなくなります。

202411071

正しい場所をきちんと伝えてあげることが、犬にとっての混乱を減らせ、ストレスレスなトレーニングにつながります。

たいしたことではないようですが、日常的にちょっと愛犬との会話が通じていないなと思ったら、あなたの発したキューの意味を犬がどのように理解しているのか、検証してみる必要があるかもしれませんね。

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