クレート(ハウス)トレーニング
クレートトレーニングは、クレートが犬にとって安全な場所であることを教えて、クレートの中で安心してくつろげるようにしてあげることです。
犬に居場所を提供することはとても大事です。
居場所が無い犬は、うろうろしたり、人に依存したりと、不安を見せる行動を取ることがあります。
特にお出かけの際など、足元でくつろぐための「マット」を用意したり、旅先の部屋でも安心できるようにクレートを置いてあげることは、犬を安心して休ませることができます。
もちろん、そうなるためのマットトレーニングやクレートトレーニングは不可欠です。
さて、前回話題になったBさんですが、先週からクレートトレーニングを始め、飼い主さんが日々、少しずつ練習してくださったおかげで、クレートの扉を閉められるようになったそうですが、我慢できる限界は5分だったそうです。
そこで今日はその続き。
食べることが好きなBさんなので、トリーツを使いながら、クレートに入りやすい状況を作ってから、扉を閉めた状態で、クレートのすぐそばで飼い主さんとおしゃべり。
泣いたり吠えたりしなければ、おしゃべりの間にトリーツをあげます。
その間Bさんの方は見ません。
つまり、「今はあなたを構ってあげられない」というボディーランゲージです。
その状況で30分我慢出来ていたので、今度はBさんの視界からはずれ、気配は感じるけど目視できない場所でおしゃべり。
もちろん、静かにしていられるとトリーツがもらえます。
最初は、そろそろ出られるかとドアの前で頑張っていたBさん。
鼻泣きしても誰も出してくれないとわかると、そのうち寝てしまいました。
結果、1時間クレート内で平常心を保てたBさんは、そのあとしっかり飼い主さんと遊ぶことができました。
どんな子もこんなに早く受け入れてくれるわけではありませんが、クレートの中でご飯を食べたり、クレートの中で美味しいオヤツが食べられることを何度も経験して、クレートに対する嫌悪感が軽減したことでBさんのストレスも軽減しています。
今日からは夜寝るときにクレートを使ってもらうことにしました。
果たしてどうなるでしょう。
そもそも、生後2ヵ月で引き取られてから、まったくケージやクレートトレーニングをしていなかったBさんです。
夜もリビングの好きなところで寝ていることが許されていたので、まだまだ試練は続きそうです。
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