クレート(ハウス)待機のはなし
クレート(ハウス)トレーニングは、犬に安全な場所として提供するスペース(クレート)に馴れてもらい、中でくつろげるようになってもらうことです。
「出してくれ!」と吠えたり、周りの刺激に影響されて吠えてしまうようでは安心して待機は出来ません。
家の中では静かにしていられるようになっても、旅先のホテルの部屋で静かに待っていられるかどうかは別の話です。
急にお出かけして、初めての場所に犬をクレートに入れたまま置いていくのではなく、いろいろな場所に連れて行って、最初はクレートに入ったまま家族がそばにいるところから始めてあげると、少しずつ安心していられるようになるでしょう。
さて、我が家の犬たちは、先代アシスタントは競技会場でクレート待機をしているときは、クレートにカバーをかけませんでした。
彼女は、外が見える方が安心していられたようで、カバーをかけてしまうと、嗅覚を使いながら、私の居場所を確認しようとしていたのでカバーを外したところ、私の行き先を目で追ってはいましたが、クレートの中で静かに待っていられるようになりました。
一方、現アシスタントは生後5ヵ月のころから、イベント等でカバーをかけたクレート待機をしてきたので、カバーをかけておいた方が落ち着いて寝ていられるようです。
先月3歳になった見習いは、小さいころは問題なかったのですが、思春期に入ったころから他犬への過剰反応が出てしまい、クレート待機自体は宿泊先でも問題なかったのですが、競技会場で他犬が動くのを見たり、動く音を聞いたりすると警戒吠えが出るようになってしまいました。
競技中の吠えは厳禁なので、吠えない練習をずっと続けてきたところ、今年の夏ごろから、大分静かに待てるようになってきました。
今回の遠征時でも、クレートのカバーを開けておいてもほとんど吠えなくなり、私が席を外すときは、カバーをかけておけば吠えずに待機出来るようになりました。
一時はどうなることかと心配しましたが、遠征先でのクレート待機練習の成果がようやく出てきた感じです。
※メッシュクレートのあて布は、見習いが「出してくれ!」と吠えていた時に開けた穴で、被害が大きくなる前に繕いました。
あきらめたらそこで学習は終わってしまうので、ハンドラーは根気よく伝えていくことが大事ですね。
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