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2024年11月

2024年11月30日 (土)

トリガーをなくすのは時間がかかる

犬の行動を促すトリガー(きっかけ・引き金)は様々です。
行動に関していえば、いい行動もあれば、好ましくない行動もあります。
いずれにしても、何かがトリガーとなって犬が行動を起こすので、なんのトリガーも無ければ犬は動きません。

例えば他犬反応がある犬にとって、視界に犬が入ることがトリガーになります。
我が家の犬たちにとって、私が散歩バッグを肩にかければ、散歩に行くと予測してソワソワします。
全ての行動にはトリガーがあるわけです。

トリガーによって犬は次に起こることを予測して行動するのですが、好ましくない行動に関していえば、このトリガーと行動の連鎖を遮断しなければなりません。
犬が視界に入ったからと言って吠えたり、あるいは、フードボウルを片付けようとする手に向かって攻撃するような状況は、犬にとっても人にとっても避けたいところだからです。

そこで、トリガーに反応しなくなるようにハンドラー側としては様々なサポートをしていくことになりますが、ある意味行動パターンとして定着してしまっている場合、この連鎖を遮断するのは容易ではありません。
時間をかけ、少しずつ犬が反応しないような環境設定をしていくことが不可欠です。

例えば他犬反応の場合は、犬が反応しない距離で他犬を目視させて、何も起こらないから吠える必要は無いということを犬が納得するようにサポートをしていくことが重要です。
「大丈夫。」と言う言葉はなんの助けにもならないからです。

全ては犬が自分で納得すること。

根気よく、伝えていきましょう。

さて、今日は若いYさんのプライベートレッスンがありました。
テリトリーにうるさいYさん。
その中で自分のものに触れるのがお嫌いです。

そこで、ハウストレーニングを頑張っていただいたおかげで、Yさんの私物に触るときは、気持よくハウスに入っていただくことで、大分好ましくない行動が出なくなってきましたが、完全に払しょくされたわけではないので、日々のサポートは続きます。

今日はフードボウルにひとつずつトリーツを入れながら、人がフードボウルのそばにいても、嫌なことは起きないという練習。

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ママとオモチャの引っ張りっこやボール投げも上手に出来るようになったYさん。

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もう一息ですね。

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2024年11月29日 (金)

子犬の成長は目覚ましい

子犬暮らしは当然「かわいい!」から始まるのですが、連れて帰ってきたその晩には、「大変!」となることが普通です。
種の違う生き物との暮らしですから、コミュニケーションがうまく取れず、
・トイレの失敗
・甘噛み
・夜泣き
・吠え
等々に直面し、飼い主さんは頭を抱えてしまいます。

しかし、1週間、2週間、1ヵ月と一緒に暮らすことで、なんとなく相手の気持ちがわかるようになり、対処の方法や、コミュニケーションも円滑になってきたところで、次に直面するのが「散歩」。

愛犬との楽しい散歩を想像していた飼い主さんにとっては、「こんなはずじゃ・・・。」と思うこともあるでしょう。

そうならないためにはどうするのか。

初めが肝心です。

愛犬が退屈すれば、当然地面の誘惑に負けてしまい、飼い主さんを忘れてしまったり、あるいは怖くて足がうまく動かなかったりと、飼い主にとって想定外のことが起こり、あたふたしてしまうこともあります。

子犬が飽きないように、地面よりも飼い主に集中している方がいいことが起こると習慣づけていくことで、楽しい散歩への道筋もついてきます。

もちろん、この後やってくる「思春期」で再び飼い主は試練を与えられますが、それでも、楽しい散歩の基礎作りは早いうちにやっておくことが重要です。


今日は生後4ヵ月のC君のお散歩レッスン。

前回よりも立ち止まりが少なくなりましたが、それでも地面の小石が気になるようなので、上手に歩いているときは100パーセントで褒めていきます。

すると、褒められることを期待してC君もパパに集中しやすくなります。

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最初はちょっと大変でも、気を抜かず、愛犬をよく観察してあげることで、愛犬の安全面も確保できますし、愛犬にとって大事な人にもなれます。

楽しい散歩が続きますように。

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2024年11月28日 (木)

犬の吠えを考える

犬が吠える理由は様々と言うお話は以前にも書いています。
つまり吠える理由がわかれば、犬が吠えないでいられるように環境設定することで、犬の吠えを軽減することができるわけです。

しかし、相変わらず、お困りごとの上位に来るのが「無駄吠え」。
無駄に吠えているわけではないのに、「吠え」を十把ひとからげにしてしまうことで、適切な対処法が取れていないのが現状です。

「ダメ!」と言ってわかるぐらいなら、そもそも犬は吠えません。

環境の変化に対応できずに口が出る犬もいます。
人間で言えば、「あ~、びっくりした!」とか「きゃぁ~!」とか、つい言葉にしてしまうタイプですね。
この場合、吠え続けなければ問題ありませんが、そのあとも続くようであれば、メンタルサポートが必要かもしれません。

いずれにしても、吠えることは犬にとっては意思表示。
「犬は吠えて当たり前」とも言われることがありますが、吠えっぱなしは犬自身いとってはとてもストレスフルな状態です。

吠えないでもいられるように、社会化も含め、日常生活の中で、愛犬と上手にコミュニケーションを取っていくためには、環境設定などのサポートが重要ですね。

子供のころ(今でもまだ子供ですが)は、視界に犬が入ると興奮して吠えていた見習いですが、最近少し吠えも軽減してきました。
競技会会場では、犬めがけて突進しようとしていた見習いも、落ち着いていることも出来るようになりました。

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もちろんまだまだ途上ですので、サポートは欠かせませんね。

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2024年11月27日 (水)

ドッグランが合う犬合わない犬

都立公園に初めてドッグランなるものが出来たのが今から22年ほど前。
それまでは、犬飼たちは普通に公園に散歩に行き、出会う犬飼と知り合いになり、犬たちも犬同士で絡む犬あり、飼い主のそばでくつろぐ犬ありで、「犬友達を作らなければ」と言うような発想はあまりなかったような気がします。

他犬と距離を取りたければ、遠目に集まっている犬仲間に飼い主同士は挨拶を交わしても、特に自分の犬を近づけることなく、散歩を続けていくという選択肢もありました。

当時同犬種で集まるオフ会なるものが始まりましたが、それは犬同士が遊ぶというより、同じ犬種を飼う者同士の情報交換の場でした。

しかし、ドッグランが出来てから、人はなぜかドッグランに行かなくてはという気持に駆られるようです。
ひとつには、「犬の社会化」を、犬友達を作ることと勘違いしているからかもしれません。
もちろん、リードを放して走らせられる環境が少ないエリアであれば、当然限られた空間の中で、犬を自由に運動させたいという飼い主心もあります。

ドッグランが悪いわけではありませんが、海外のように、広大なスペースを解放しているドッグランが日本では少ないために、どうしても閉鎖された空間の中に犬たちが集まってしまうこととなり、パーソナルスペースが広い犬たちにとっては、居心地が悪い場所になってしまうこともあります。

犬同士にも相性があるので、場合によっては関わりたくない犬に寄られて困ってしまうこともあるでしょう。

「愛犬のため」と思って連れて行ったドッグランで、愛犬が嫌な思いをしてしまわないようなサポートはとても重要です。

一見穏やかそうな犬たちがいると思って愛犬を連れて入ったら、よそ者扱いで袋叩きにあってしまうこともあります。

「犬同士のいさかいは犬同士で解決させる」と考えている人もいるでしょうが、犬の月齢によっては、冷静に行動できない犬もいます。
過保護になる必要がありませんが、特に子犬を連れて入るときは、子犬がトラウマを持たないように、自分の犬を守ることも重要な使命ですね。

犬の自由運動を保障しつつ、他犬に対して過剰反応しないでいられる社会化を目的にドッグランを利用すされることをおすすめします。
くれぐれも、愛犬に無理強いしないように。


実は我が家の見習いも生後7ヵ月の時にドッグランに連れていきました。
なぜ7ヵ月かと言えば、呼び戻しが出来るようになるまでは、中に入れなかったからです。

見習いは初めての広い場所で、一人で楽しそうに散策をしていました。

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ところが、一人で走っているのを見た地元の先輩が突然に追いかけてきて、見習いはちょっと怖い洗礼を受けることになりました。

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幸いは見習いはそのあと上手にやり過ごす方法を体得したので、大きなトラブルにはなりませんでした。

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しかし、どの犬も上手に対処できるとは限りませんし、相手にそのサインが伝わるかどうかはわかりません。
現に別の犬は見習いのサインを見ても、攻撃の手を緩めなかったために、飼い主さんが呼び戻そうとしましたが、戻ってこないので、私が見習いを呼び戻してその場を後にしました。

見習いは相変わらず犬を見ると挨拶しに行こうとするので、大きなトラウマにはなっていません。
この子の持って生まれた気質でしょう。

いずれにしても、愛犬の様子をよく観察し、サポートすることが大事ですね。

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2024年11月26日 (火)

景色が変わると犬は混乱する

犬に様々な行動を教え、それが出来るようになるのを見るのは楽しいものです。

教える過程では、犬の行動を引き出すために様々なサポートをしていくわけですが、最終的には言葉のキューだけでも犬がその行動を理解できるようにしてあげることが犬にとってはストレスレスになります。
なぜなら、ハンドシグナルやボディシグナルが無いと出来ないレベルであれば、同じハンドシグナルやボディシグナルが目の前に表示されないと、行動できなくなってしまうからです。

いつも言っていることですが、「オスワリ」と言いながら、人差し指を立てて、前かがみになって言い続けていると、犬は「オスワリ」と言う言葉を聞いても、ママが両手に何か重たいものを抱えて立っていれば、オスワリできない可能性が出てきます。

つまり、犬は「オスワリ」と言う言葉のキューだけでなく、ハンドラーの向き、手や体の動き全体をひとつの景色として「オスワリ」を理解しているので、どれか一つなくても、「?」となる可能性があるという話です。

では、犬を混乱させないためにはどうするのか。

ハンドラーは最終的にはニュートラルな姿勢でも、犬が言葉のキューを理解できるようにきちんと教えてあげることが重要です。

訓練競技会に出るとか出ないとかの話ではなく、日常生活の中でも愛犬とのコミュニケーションを円滑にするためには、わかりやすく伝えてあげることがポイントです。

一度できたからと言って、その行動が身に付いたわけではないので、エラーが出なくなるまで繰り返し伝えてあげることで、ハンドラー側も「教えたはずなのに。」というイラっとした気持を持つことなく、「まだわかっていないらしいから、伝え方を変えてみようか。」というように、工夫しながら愛犬をサポートしていくことができます。

エラーが出るのであれば、エラーが出てから「違う」と言うのではなく、エラーが出ない高さのハードルをクリア出来てから次の高さにハードルを上げていかなければいけません。

我が家の犬たちも、いろいろわかっていると思っていると、「あれ?」ということをやってくれるので、もう一度やり直さなければいけないことが沢山あります。

犬のエラーは人間側の問題と考えて、落ち着いて対処していきましょう。

ただし、思春期の犬たちは学習したしないに関わらず、心身の成長の過程で、衝動や感情に押し流される傾向があるので、この時期はまた別の対応が必要になることもあります。

愛犬の成長に合わせた接し方も重要ですね。

今日は若い男の子のレッスンに同伴した見習い。

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お互いがディストラクションになって、よい練習ができました。
まだまだサポートが欠かせない見習いです。

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2024年11月25日 (月)

子犬はチャレンジャー

子犬の学習能力には目を見張るものがあります。
あのキラキラする目で追いかけてくる子犬のかわいらしさにメロメロにならない人はいないでしょう。

子犬の行動は子犬のまっすぐなきもちを表しているだけで、なんの裏もありません。
よく、「これみよがしに・・・。」とか「わざと・・・。」とか言われてしまう犬たちですが、その行動にそんな気持ははいっていません。
あるのは、経験から導かれた学習のみ。

座ると、跳びつくより美味しいものがもらえると学習した犬は、跳びつきよりも座る頻度が高まり、吠えるとオヤツが出ると学習した犬はますます吠えるようになるだけです。


さて、今日は生後5ヵ月のC君のお散歩レッスンがありました。

オヤツを使いながら、いい行動を褒めていったら、最近大分上手に歩けるようになってきたそうですが、なぜか途中で止まってみるC君。

最初のうちは、まだまだ怖いものがあったりして、周りが気になっているようだったので、「行くよ。」と声をかけてついてきたらオヤツを出してあげていたら、止まると最終的にオヤツがもらえるという図式ができたようで、ちょくちょく止まるようになりました。

そこで、「行くよ。」と声をかけて、ついてきたら褒めるだけでおやつをあげない方法に変えてみたり、ついて来たくなるようにメリハリをつけて歩いてみたりと、人間側はいろいろ工夫しながらC君の楽しい散歩をサポートしていきます。

お互いがWINWINになるようにコミュニケーションを取っていかれるといいですね。

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2024年11月24日 (日)

JKCの競技会に参加してきました。

今日はJKC主催のST連合会東日本訓練競技会にアシスタントVincentと参加してきました。
カテゴリーはFCIオビディエンスクラス3です。

10個の課題は、集団休止から脚側(ヒールワーク)のほか、持来や障害飛越などの遠隔作業が含まれ、なかなか得点するのが難しい競技です。

特に今回のジャッジングは世界大会基準を念頭に、指導手(ハンドラー)態度も大きな評価対象となったようで、評価点はかなり辛口でしたが、ジャッジから細かいアドバイスをもらえるよい機会にもなりました。

もちろん、犬の作業においても、「ただやればいい」のではなく、集中力、冷静さなど、細かい点を指摘していただき、今後の課題が明確になったとも言えます。

競技会の数が少ないのが難点ですが、犬と共に作業することの楽しさを味わえるオビディエンス競技。
安定して高得点を出せるにはまだまだ時間がかかりそうですが、後半のアシスタントの頑張りは評価できるところもたくさんあって、楽しい競技時間となりました。

あきらめずに続けることが大事ですね。

画像は、アシスタントの得意な遠隔作業のひとつ、コーン周りと持来および障害飛越。

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結果は11頭中5席でした。

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2024年11月23日 (土)

クレート(ハウス)トレーニング

クレートトレーニングは、クレートが犬にとって安全な場所であることを教えて、クレートの中で安心してくつろげるようにしてあげることです。

犬に居場所を提供することはとても大事です。
居場所が無い犬は、うろうろしたり、人に依存したりと、不安を見せる行動を取ることがあります。

特にお出かけの際など、足元でくつろぐための「マット」を用意したり、旅先の部屋でも安心できるようにクレートを置いてあげることは、犬を安心して休ませることができます。
もちろん、そうなるためのマットトレーニングやクレートトレーニングは不可欠です。

さて、前回話題になったBさんですが、先週からクレートトレーニングを始め、飼い主さんが日々、少しずつ練習してくださったおかげで、クレートの扉を閉められるようになったそうですが、我慢できる限界は5分だったそうです。

そこで今日はその続き。

食べることが好きなBさんなので、トリーツを使いながら、クレートに入りやすい状況を作ってから、扉を閉めた状態で、クレートのすぐそばで飼い主さんとおしゃべり。

泣いたり吠えたりしなければ、おしゃべりの間にトリーツをあげます。
その間Bさんの方は見ません。
つまり、「今はあなたを構ってあげられない」というボディーランゲージです。

その状況で30分我慢出来ていたので、今度はBさんの視界からはずれ、気配は感じるけど目視できない場所でおしゃべり。
もちろん、静かにしていられるとトリーツがもらえます。

最初は、そろそろ出られるかとドアの前で頑張っていたBさん。

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鼻泣きしても誰も出してくれないとわかると、そのうち寝てしまいました。

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結果、1時間クレート内で平常心を保てたBさんは、そのあとしっかり飼い主さんと遊ぶことができました。

どんな子もこんなに早く受け入れてくれるわけではありませんが、クレートの中でご飯を食べたり、クレートの中で美味しいオヤツが食べられることを何度も経験して、クレートに対する嫌悪感が軽減したことでBさんのストレスも軽減しています。

今日からは夜寝るときにクレートを使ってもらうことにしました。
果たしてどうなるでしょう。

そもそも、生後2ヵ月で引き取られてから、まったくケージやクレートトレーニングをしていなかったBさんです。
夜もリビングの好きなところで寝ていることが許されていたので、まだまだ試練は続きそうです。

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2024年11月22日 (金)

2025年3月WanByWan主催3Daysイベントのご案内

まだまだ厳しい寒さが残ると思われる3月ですが、山中湖のWoofにおいて第15回WBW 3Daysイベント開催します。

Winter

①3月21日(金)ワークショップ
②3月22日(土)ドッグダンスリハーサルショウ
③3月23日(日)WCRL規定ラリーオビディエンストライアル

①3月21日(金)ワークショップ

概要:愛犬との作業を成功させるためのメソッド
様々なドッグスポーツの基本となるトレーニングメソッドを科学的な学習理論に基づいて学んでいただき、犬の理解度をチェックしながら、成功への道筋を探ります。
座学とともに、グループレッスンおよび個人課題に向き合うワークショップです。
犬の状況にあわせたディストラクション設定も行います。

参加定数:15ペア 
参加費:11,000円
見学:6,000円

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②3月22日(土)ドッグダンスリハーサルショウ
2タイプ(6分間・10分間)の持ち時間を自由に使って練習及び演技ができます。
時間内であればルーティンを踊られてもパーツの練習をされても構いません。
音楽をかけながら馴致したり遊んでいただいても構いません。
持ち時間を自由にお使いください。(持ち時間全てを利用される必要はありません。愛犬の状態を確認しながらご利用下さい)
お一人で多数枠にエントリーされても構いません。

定員:約50ペア
コメントあり、表彰あり。
リンクスペース:20m(横)x15(奥行)m
ルーティンタイム:4分以内
※ビデオコンペなどに利用されることも可能
※モチベーターの利用可。
※トリーツなどを落とした場合は出来るだけご自分で回収をお願いします。

参加費:6,000円(持ち時間6分)、10,000円(持ち時間10分)

コメンテイター:
WanByWan代表:三井惇
CPDT-KAドッグトレーナー、JKC公認訓練士
2016年ドッグダンスの解説本「ニコルとドッグダンス」を出版


③3月23日(日)WCRL規定ラリーオビディエンストライアル
WCRL規定の正式競技です。
クラス:Level 1A、1B、2A、2B、3A、3B、ベテランA、ベテランB

参加費:6,000円
WCRL登録費:6,500円(登録はご自身でWCRLのホームページから行うことも可能です。犬の登録が出来ていないと、競技結果が反映されません。)

ジャッジ:
川端千賀子氏(WCRL公認ジャッジ)
三井 惇 (WCRL 公認ジャッジ)

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※ワークショップ、リハーサルショウおよびラリーオビディエンストライアルの参加費のほかに、woofの施設利用料金とお弁当代が別途かかります。(ドッグラン内に個人的に飲食物を持ち込むことはできませんので、ご参加の方はお弁当をご注文下さい)
※参加人数が最低人数を超えた場合はwoofの施設利用料金が団体割引の対象となる場合もあります。
※woofにご宿泊の場合はご自身でご予約ください。
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🍀お申し込み方法
下記の内容をそれぞれご入力のうえ、メールでお申し込みください。

【件名】WBWイベント申し込み

お申込み開始:2024年12月14日(土)20:00
お申込み締切:2025年3月1日(土) 
定員になった場合、締切日より早く締め切る可能性があります。 


◆ワークショップ
1.カテゴリー:参加/見学
1.参加者のお名前(フリガナ)
2.参加の場合のパートナーの名前(フリガナ)
3.参加犬の犬種・性別・年齢
4.メールアドレス(PCからのメールが受信できるアドレス)
5.お弁当の数
6.woofご同伴者の数・・・大人○名 子供○名 犬○頭
7.woofご宿泊の方の数(ご本人も含めます)・・・大人○名 子供○名 犬○頭
8.参加者のご住所とお電話番号
9.現時点での愛犬との作業における課題はなんですか。

◆リハーサルショウ
1.エントリーのご希望
・6分タイプ(FS/HTM/その他)
・10分タイプ(FS/HTM/その他)
FSあるいはHTMのカテゴリー分けをされている場合はFCI規定に沿ってコメントさせていただきます。
2.ハンドラーのお名前(フリガナ)
3.パートナーのお名前(フリガナ) 犬種 性別 年齢(開催時)
4.メールアドレス(PCからのメールが受信できるアドレス) 
5.曲名(フリガナ)および 曲の長さ (決まっている場合)
6.お弁当の数
7.woofご同伴者様の数・・・大人○名 子供○名 犬○頭
8.woofご宿泊の方の数(ご本人も含めます)・・・大人○名 子供○名 犬○頭
9.参加者のご住所とご連絡先

◆WCRL規定ラリーオビディエンストライアル
1.WCRLあるいはUSDAA登録:
済んでいる(犬の登録番号:      )
済んでいない:同時登録を希望する(6,500円) / 自分でする
2.ハンドラー名(アルファベット):
3.パートナーの名前(アルファベット):
4.犬種および性別:
5.犬の生年月日:
6.犬の体高(肩の位置で):
7.参加クラス:
LEVEL1A、LEVEL1B、LEVEL2A、LEVEL2B、LEVEL3A、LEVEL3B、ベテランA、ベテランB
※参加クラスについては詳細をご確認の上、対象クラスのみ残してください。
8.参加者のご住所ご連絡先:
9.メールアドレス(PCからのメールが受信できるアドレス)
10.課目修正申請がある場合は以下にお書きください。
例:ハードルの高さを〇〇センチにしてほしい。
11.お弁当の数
12.woofご同伴者様の数・・・大人○名 子供○名 犬○頭
13.woofご宿泊の方の数(ご本人も含めます)・・・大人○名 子供○名 犬○頭

<リハーサルショウのルール>
・リンクに入る際はパートナー自身が歩いてご入場ください。退場時も同様です。
・リンクに入りましたら音響チェックをお願いします。
・小道具の設置・撤去は持ち時間に含まれます(場合によって残り時間をご案内します)
・音楽のスタートは、手をあげて合図してください。
・パートナーは首輪(1つ)以外は禁止(皮膚トラブルや寒さ対策等の目的での衣類着用は可、受付時にお伝えください)
・リンク内での排泄を防止するため、出来る限り演技前に排泄を済ませるようにお願いします。
万が一排泄してしまった場合は速やかに清掃いたしますが、清掃時間は持ち時間に含まれる場合があります。
・リハーサルショウは見学自由ですので、ご同伴者もインドアドッグランに入場可能です。ただし、お弁当や団体割引のためにはお名前等のお申し出が必要です。

<イベント中禁止事項>
・チョークチェーン、スパイクチェーンの使用
・パートナーの動きを強制したり、パートナーを罵倒するなどの行為。

<一般注意事項>
★ドッグダンスの曲は編集の上当日CDでご持参ください。必ず複数の音源で再生できるかどうかの確認をお願いします。
★ヒート中の犬・または終了して2週間以内の犬はwoofの規定上ご参加ができません。
★お申込み受付後にヒートや体調不良で該当犬が参加出来ない場合、犬を替えての参加は可能です。
★お申込みメール受信後はキャンセルフィが発生しますが、ご都合が悪くなった場合はお早めにご連絡下さい。
★キャンセル時のwoofの施設利用料金はかかりませんが、宿泊に関しましてはwoofの規定でキャンセルフィがかかる場合がありますのでご確認ください。
★荒天等で開催が不可能となった場合は必要経費を除いて一部返金できる場合もあります。
★演技中の写真および動画の撮影は演技者の許可を得てから行ってください。
★イベント中の写真はブログやSNSなどに掲載させて頂く場合があることをご了承ください。
★他の参加者の演技中に過度の吠えなどがある場合はご退場頂く場合があります。
★会場内での犬の待機はクレート内でお願いします。
★会場内での、犬同士、参加者同士のトラブルは、当事者で話し合いのうえ、双方の責任のもと解決してください。主催者は責任を負いません。
★当日の欠席連絡はmitsuiアットマークwanbywan.comまでお願いします。
★ワークショップ、リハーサルショウおよびラリーオビディエンスは参加者が催行最低人数に達しない場合は、開催を中止する場合があります。その場合は事前にお知らせします。

ワークショップ、リハーサルショウおよびラリーオビディエンスのお申し込み先:
info@wanbywan.com

皆様のご参加心よりお待ちしております。

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2024年11月21日 (木)

小さくても犬は犬

小型犬を抱っこしたい気持はとてもよくわかります。
その暖かさを腕の中で感じるのはお互いに癒されることもあるからです。
中・大型犬の抱っこはなかなか難しい。

しかし、いくら小さくても犬なので、自分の足で歩いたり走ったりする能力は兼ね備えています。

「うちの子は走らないんです。」
「うちの子は散歩が嫌いなんです。」
という場合は、その原因を確かめてみることが必要かもしれません。

つまり、過保護に抱っこばかりしているうちに筋力が衰えて、自分の足で歩いていると疲れてしまったり、あるいは小さいころからの社会化不足で外界が怖かったりしているかもしれません。

かつて我が家でお預かりをしていたNちゃんは小型犬でしたが、毎日我が家のボーダー・コリーたちと散歩に行っていたので、歩くことも楽しそうでしたし、時にはボーダーに負けまいと全力疾走することもありました。

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骨や関節に異常がない限り、犬たちには歩いたり走ったりすることの楽しさを教えてあげることも重要かもしれませんね。


さて、今日は若いMさんのプライベートレッスンがありました。
真っ白でフワフワな毛がドロドロになっても、Mさんは元気に走り回っていました。

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もちろん途中で「マテ」のお勉強もやりました。

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2024年11月20日 (水)

刺激を景色に変える

今日はワンダフルステップスタジオさん主催のドッグトレーニングセミナーに参加してきました。
日常的に、一人で練習することが多いので、客観的に観ていただくのはとても大事。
一人では気づけなかった部分も含め、沢山のアドバイスをいただくことができました。
これからも、コツコツ練習していきましょう。

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さて、今回のセミナーでは、若い犬たちのグループレッスンもありました。
思春期の犬たちは様々な刺激に誘惑され、集中力を欠いてしまいます。

ドッグスポーツをするしないに限らず、思春期の犬たちとの暮らしはいろいろ大変です。

昨日プライベートレッスンに参加されたK君も、今まではあまり気にしていなかったものが少しずつ気になり始め、お散歩に支障が出始めています。
それを放置しておいても改善されないので、出来るだけ刺激に過剰反応しないことを教えていく必要があります。

お散歩の目的には運動も含まれますが、刺激に過剰反応している子犬を刺激の中に投げ込む必要はないので、少しずつ刺激に馴らし、刺激を景色の一部にしていくことが大事。
ハードルを上げすぎず、出来るを増やしていきましょう。

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2024年11月19日 (火)

苦手を減らすには。

犬には様々な苦手なものがあり、それは個体によって異なります。

犬が苦手なものに遭遇した時はどんな行動をとるのでしょうか。

①吠える
②排除しようと噛みつく
③隠れる
などなど。

どの行動を取ったとしても、犬にとってストレスであることには変わりありません。

では、犬のストレスを軽減するためにはどうしたらいいのか。

苦手意識を軽減させることで、ストレスも軽減させることができますが、
いくら飼い主が「大丈夫」と言っても犬には伝わりません。
逆に「大丈夫」と言えば言うほど、犬のきもちはぞわぞわしてしまう可能性があるので、
基本的には、人間は何事もないようにふるまうことがポイントです。

しかし、人間がどんなに平常心を保っても、犬のきもちを変えることはできないので、少しずつ苦手なものをなくしていくサポートも不可欠です。

例えば掃除機。
動くものが刺激となって興奮するだけでなく、モーター音が嫌いで苦手意識を持つ犬は少なくありません。

音が出て動き回る掃除機が苦手になってしまった犬は、音が出ていなくても、掃除機本体を見ただけで大興奮してしまうことがあります。


掃除機が苦手になったK君のプライベートレッスンでは、オモチャやオヤツが撒かれた場所に掃除機を置いてみました。

K君はオヤツを食べたり、オモチャに興味を示したりしながら、掃除機のすぐ横を歩いたり、掃除機をまたいだりすることができました。

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そして、最後はその中で遊んでみました。

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まだスイッチは入れていませんが、焦らず、少しずつ馴らしていくことが重要ですね。
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2024年11月18日 (月)

ぴょんぴょん跳ばないでもらうには。

小型犬の跳びつきやジャンプは見ていてもかわいいので、ついつい見過ごされがちですが、常同行動になってしまうと、犬種や個体によっては膝や腰に負担がかかってしまう場合もあるので、基本的には4足で立っていて欲しいものです。

中・大型犬の場合は、跳びつき行動によって、子供や高齢者がケガをする可能性もあるので、なるべくやめてほしいと思う方は少なくありません。

では、どうやってやめてもらうのか。

「ダメ!」とか「イケナイ!」と言いながら振り払ったり押したりしても犬には通じません。
なぜでしょうか。

犬同士の遊びの中で、体当たりをしたりしているのを見たことがありませんか?

犬は相手にぶつかったりすることで、楽しみながら遊んでいるので、押し返されればさらにエキサイトしていく可能性があります。

では、どうすればいいのか。

まずは、犬がなぜ跳びついたり、跳んだりするのか理由を考えてみるといいかもしれません。
例えば、人の顔に近づきたくて跳んでいるのであれば、犬と接するときは人間の位置を低くしてみるのもひとつです。
何かが見えなくて跳んでいるのであれば、さえぎっているものをなくしてあげるのもひとつです。

また跳びつくことによって、先ほどお話ししたように、遊んでもらっていると勘違いされているとしたら、跳びついてくるようなときは、一度犬から距離を取ってみるのもひとつです。

さらに、跳びつくよりも好ましい行動、例えば4足で立っているときや、オスワリをしているときを沢山褒めてご褒美をあげていると、跳びつくよりも座った方がメリットがあると犬が学習することで、犬の飛びつき回数が格段と減ります。

いずれにしても、跳びついたり、跳んだりしてもあまりメリットが無いと犬に学習してもらうことが大事ですね。

昨日のプライベートレッスンでは、Eさんが素晴らしい身体能力を見せてくれましたが、足腰の負担が心配なので、出来るだけ跳びづらい環境づくりをお願いしました。

お散歩レッスンでは、上手に飼い主さんに集中しながら歩けたEさん。

202411181

好ましい行動はどんどん褒めていきましょう。

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2024年11月17日 (日)

ハウスは安全

昨日のパピーレッスンはハウストレーニングでした。
Bさんは生後4ヵ月で、トイレのミスもなくなり、人間が気を付けてあげれば大きないたずらもしないので、日常的にはリビングでフリー生活を送っています。

オンとオフがわかっているので、遊んだあとのクールダウンも早く、メンタルはうらやましいタイプの子犬です。

しかし、近々海外に移動しなければいけないので、ハウストレーニングが必要となり呼ばれました。

クレートにネガティブな印象は持っていないようですが、自分から入るのはちょっと躊躇します。
時間との勝負なので、まずはハウスがいい場所と感じてもらえるように、何も言わずにハウスにフードを投げ込んでいきます。

最初はおよび腰だったBさん。

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美味しいものがどんどん投げ込まれると、誘惑に負けて自分から入りましたが、食べると慌てて出てきます。
当然ですね。

その後も、さりげなくフードを投げ込んでいると、自分から覗き込むようになりました。
いい傾向です。

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クライアントさんとお話をしている間も、自分から入ったり出たりするようになりました。

次回のレッスンまでに、ご飯をハウスで食べてもらったり、さりげなくフードを入れて置いたり、場合によっては、コングにフードを入れて、少しだけ扉を閉めてみるなど、いろいろ試していただくことにしました。

ハウスが安全で楽しい場所と理解すると、ハウスがあまり好きでなかった子も、苦手なものと遭遇したときは、自分からハウスに入ってじっとしていられるようにもなります。

小さいころからハウストレーニングをしてあげると、車での移動や、旅先での滞在場所でも、犬にとって安全な場所を提供することができます。
是非試してみてください。
決して、無理やりお尻を押して閉じ込めたりしないでくださいね。

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2024年11月16日 (土)

子犬散歩

犬を迎えると、一緒に散歩に行く日を楽しみにされる人は少なくありません。
ご近所を愛犬と散歩する人を見ると、散歩はとても簡単そうに見えますが、子犬を迎えて実際散歩に行くようになると、いろいろな問題と遭遇することになります。

歩かない。
まっすぐ歩かない。
拾い食い。
何かに吠える。
何かに飛びつく。
などなど、数え上げるときりがありません。

こんな状況に直面すると、人はついつい犬に何か指示を出したり、いさめたりしてしまいますが、子犬はそもそも赤ちゃんに毛が生えた程度ですから、何をすればいいのかわからないので様々な行動が出てくるわけです。

では人はどうすればいいのか。

犬に正しい行動を教え、好ましい行動を褒め、犬が好ましい行動を取れるようにサポートしていくだけです。


さて、今日は生後4ヵ月のボーダー・コリー、C君のお散歩レッスンでした。

おうちの中での行動はすでに拝見させていただいていますが、外での様子は初めて。

いつものお散歩の様子を見てみると、C君飼い主さんの前に回り込んで行く手を阻んだり、途中で止まって座り込んだりといろいろやってくれます。

なるほど。

飼い主さんはC君のそんな行動に対して、いろいろ声掛けをされているそうですが、今日のお散歩レッスンでは、C君への声掛けは褒めるだけで
ネガティブな声掛けは必要ありませんでした。

C君が前に回り込めば、

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こっちだよ。と、いて欲しい位置を教えるだけ。

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座り込んでしまったときは、少し離れて呼んであげるだけ。

地面が気になり始めたら、退屈しているので、歩度を変えたり、アテンションを取ったりして、上手に出来たら褒めるだけ。

自転車や人、車などの刺激は、ボーダー・コリーにとってはいわば天敵になりかねないので、反応しないときから、反応しないことを褒めていきます。

人も犬もストレスレスなお散歩が楽しめました。

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2024年11月15日 (金)

社会化ってなに?

「子犬の社会化」を重要視するようになって久しいのですが、実際に何が「社会化」なのか、まだうまく伝わっていないような気がするので、繰り返しになりますが、また書いてしまいます。

犬の「社会化」の目的は、犬が人間社会で共に暮らす生活にストレスを感じないでいられるようにしていくことです。
つまり、いちいち驚いたり、怖がったり、大興奮することなく、平常心でいられるようにサポートすることです。

ここでよく問題となるのが、お散歩中の愛犬のサポートです。
子犬には多くの経験をしてもらいたいので、出来る限り選択肢を与えてあげたいところですが、それはある程度愛犬の安全を確保したうえでなければできません。

例えば、散歩中、いつもない場所にゴミが捨ててあるだけでびっくりする犬もいます。
そんなとき、驚いて吠えている犬を叱る必要はありません。
なぜなら、犬は何も悪くないからです。

ではどうするのか。

リードを緩めて、自分から確認する時間をあげればいいだけです。

もし、犬が目を背けていれば無理をする必要はありませんし、犬がおよび腰でも自分から近寄っていこうとするのであれば、確認するまで待っていればいいのです。
確認が終われば、「な~んだ。ゴミか。」と納得して気にしなくなります。
そして、この確認によって、道の別の場所にゴミ袋があったとしても、最初に確認したものと同じようなものと「般化」することで、いちいちゴミに吠えることがなくなるようになるわけです。

ただし、これは先ほど書いたように、安全が確保できる場合です。
吠えている対象物が、怪しげな人だったり犬だったりする場合は、相手があることなので、勝手に確認させるわけにはいきません。
犬が落ち着ける距離まで対象物から離れることが必要です。

落ち着いてハンドラーに意識が戻ればそこを褒めてあげます。

目にするもの全てが犬たちにとって景色の一部になれば、犬はいちいち興奮する必要がなくなります。

他犬への過剰反応も同様です。
他犬が気になって吠えてしまうのであれば、他犬を景色の一部にする練習が欠かせません。

犬の友達がいなくても、あなたの愛犬は不幸せではありません。
なぜなら、あなたがいるからです。

愛犬が安心していられる場所を提供してあげることが重要です。

もちろん、他犬と楽しそうに遊べる犬も幸せでしょう。
しかし、ママやパパより犬の友達が大事になってしまうと、愛犬と楽しもうと思っていたドッグスポーツなどがうまくいかなくなることもあるので注意が必要ですね。


生後5ヵ月くらいのころは、楽しそうにディスクを追って走り回る他犬が大好物で、彼らが目の前にいると、私の存在は影が薄れていましたが、日々の練習の成果で、最近ではちょっと我慢が出来るようになりました。
今頃ですか?と言われそうですが、この子はちょっと特別に他犬反応が強いので、行きたい気持ちを抑えて我慢できるようになるにはとても時間がかかりました。
もちろん、今でも相手との距離が近い時は興奮を抑えるのに苦労します。

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昨日は視界に走っている犬が見えても、とりあえず「フセ」の作業を全うした見習いでした。

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2024年11月14日 (木)

じっとしているのは難しい

今日は月に一度のWCRL規定ラリーオビディエンスの定期レッスンでした。

コース練習を始める前に、レベル3に出てくる課題の練習を行いました。
課題は、犬が立止しているとき、ハンドラーが犬のそばから離れている間に、犬の周りをハンドラー以外の人間(競技ではジャッジ)が周るというもの。

もちろん、犬のそばに行ってプレッシャーをかけるようなことはしませんが、犬はハンドラーが離れたことで多少のストレスを感じています。
そんなときに、知らない人が自分の周りをまわっているだけで、気になって動いてしまうことはよくあります。
つまり、犬には平常心でいることが要求されるわけです。

参加犬全頭にチャレンジしてもらいましたが、ハンドラーが離れただけで動きそうになる犬や、犬の周りをまわるだけで気にして動いてしまう犬がいました。
当然ですね。

いつもと違うことが起これば、犬もストレスを感じてしまうので、課題を想定した練習は必須です。

初めからハードルをあげるのではなく、まずは「じっと待つ」練習を、短い距離、短い時間から始め、少しずつ距離と時間のハードルをあげ、ディストラクションを増やしていくことが重要です。

犬が自信をつけられるように、急がず教えていきましょう。

後半は、各レベルのコース練習でした。

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WCRL既定のラリーオビディエンストライアルは12月20日、山梨県のドッグリゾートwoofで開催予定です。

お申込みはすでに始まっていますので、ご参加予定の方はお早めにお申込みください。
詳細はこちら👇から
http://chn.air-nifty.com/dance_with_dogs/2024/10/post-c2487f.html


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2024年11月13日 (水)

犬はいくつになっても学習する

あたりまえのことですが、犬は大人になっても多くのことを学べます。
シニア犬も同じ。
もちろん、子犬の方が吸収力は高いので、飲み込みは速いですが、身に付くまでには時間がかかります。
その点、ある程度経験値の高い成犬の方が、納得するのに多少時間はかかったとしても、身に付くのは速かったりするものです。

かつて、コロナ禍で在宅勤務になったご家庭の愛犬が、再び出勤になったとき、分離不安を発症したことがありました。
コロナになるまでは、普通にお留守番が出来ていたのに、在宅勤務でご家族が当たり前のように毎日家にいる生活に慣れてしまい、一人でのお留守番が出来なくなってしまったのです。

静かにお留守番が出来なくなったその子の取った行動は、リビングから玄関に通じるドアの前で2足立ちをして、ずっと吠え続けるというもの。
2足でじっとしていることはできないので、当然足踏み状態が続き、体型さえもかわってしまい獣医さんもびっくりされたそうです。

職場から自宅に置いた見守りカメラを観ていたご家族は心を痛め、なんとかならないかと相談されました。

そこでお願いしたのが、「クレート(ハウス)トレーニング」でした。

留守中2足で立ち続けることを回避するためには、2足立ちがしづらい制限されたクレートの中で、落ち着いてくつろげるようにしてあげることが一番犬にとってわかりやすいと考えてのことでした。

クレートの中では楽しいことが起こると日々刷り込みを続け、クレートの扉が閉まっていても、不安にならずに落ち着けるようになるまでは2ヵ月ほど要しましたが、結果なんとか静かに留守番ができるようになりました。

シニアでもちゃんと学習できるのですから、若い犬ならもっと速いはず。

前回から、クレートトレーニングの強化を頑張っているTくん。
今日はレッスン中、クレートの中で動き回ったり、吠えたりすることなく、同居犬が飼い主さんと作業をしていても、落ち着いて待っていられるほどクレートになじんでいました。

飼い主さんと作業している犬だけが褒められるのではなく、静かに待っている犬もちゃんと褒めらえるとわかると、待たされている犬も大騒ぎしなくなります。

途中で、飼い主さんが席を立って、見えないところに行っても、犬たちはみんな静かに待っていることができました。

202411132_20241113210701

日々の練習の成果ですね。

次のステップは、おうちの中で出来ていることを、別の場所でも出来るようにしていきます。

ポイントはあきらめないこと。

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2024年11月12日 (火)

環境刺激を侮るなかれ

先日のワークショップでは、犬たちが影響を受けるディストラクションにいかに対処するかというお話がありました。

様々なドッグスポーツの競技では、普段は出来ている犬たちが本番でうまくできないことはよくある話です。
ハンドラーからすれば、
「いつもは出来ているのに。」
「わかっているはずなのに。」
と言った声が聞こえてきそうですが、わかっている犬がなぜそのときうまくできないのかは、様々なディストラクションの影響を受けているからとも言えます。

春のオビディエンス競技会では、見習いが「招呼」の課題で、私が呼ぶ前に競技リンクの外で別のハンドラーが放った「おいで~!!」の声に惑わされて、私が呼ぶ前に走り出してしまいました。

普段「おいで」は使っていないのですが、去っていく私の方向から声が聞こえてきたので、待ちきれないきもちも重なって走り出したのでしょう。

何が起こるかわからないのが本番ですね。


さて、今日は若いMくんのプライベートレッスンがありました。
いつもはご自宅に伺うのですが、今日は公園を利用して行いました。

Mくんにとってこの公園はまだ2度目なので、ある意味新しい場所です。
そんなMくんに、普段は大好きなおもちゃを見せても、心ここにあらず。

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それから、しばらく公園の中を歩いて、ちょっと落ち着いて来たところで再度遊びに誘ってみたら、ちょっと付き合ってくれました。

202411122

我が家の見習いも、生後5~6ヵ月ころ、河川敷で大好きなおもちゃで遊ぼうと誘ったら、周りで楽しそうに遊んでいる犬たちにくぎ付けになって、私にもおもちゃにも全く興味を示しませんでした。

少しずつ、母と遊ぶことの方が楽しいと伝え続けていくことが大事ですね。
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2024年11月11日 (月)

クレート(ハウス)待機のはなし

クレート(ハウス)トレーニングは、犬に安全な場所として提供するスペース(クレート)に馴れてもらい、中でくつろげるようになってもらうことです。

「出してくれ!」と吠えたり、周りの刺激に影響されて吠えてしまうようでは安心して待機は出来ません。

家の中では静かにしていられるようになっても、旅先のホテルの部屋で静かに待っていられるかどうかは別の話です。
急にお出かけして、初めての場所に犬をクレートに入れたまま置いていくのではなく、いろいろな場所に連れて行って、最初はクレートに入ったまま家族がそばにいるところから始めてあげると、少しずつ安心していられるようになるでしょう。


さて、我が家の犬たちは、先代アシスタントは競技会場でクレート待機をしているときは、クレートにカバーをかけませんでした。
彼女は、外が見える方が安心していられたようで、カバーをかけてしまうと、嗅覚を使いながら、私の居場所を確認しようとしていたのでカバーを外したところ、私の行き先を目で追ってはいましたが、クレートの中で静かに待っていられるようになりました。

一方、現アシスタントは生後5ヵ月のころから、イベント等でカバーをかけたクレート待機をしてきたので、カバーをかけておいた方が落ち着いて寝ていられるようです。

先月3歳になった見習いは、小さいころは問題なかったのですが、思春期に入ったころから他犬への過剰反応が出てしまい、クレート待機自体は宿泊先でも問題なかったのですが、競技会場で他犬が動くのを見たり、動く音を聞いたりすると警戒吠えが出るようになってしまいました。

競技中の吠えは厳禁なので、吠えない練習をずっと続けてきたところ、今年の夏ごろから、大分静かに待てるようになってきました。

今回の遠征時でも、クレートのカバーを開けておいてもほとんど吠えなくなり、私が席を外すときは、カバーをかけておけば吠えずに待機出来るようになりました。

202411111

一時はどうなることかと心配しましたが、遠征先でのクレート待機練習の成果がようやく出てきた感じです。

※メッシュクレートのあて布は、見習いが「出してくれ!」と吠えていた時に開けた穴で、被害が大きくなる前に繕いました。

あきらめたらそこで学習は終わってしまうので、ハンドラーは根気よく伝えていくことが大事ですね。

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2024年11月10日 (日)

最終日はHTMのコンペとアトラクション

埼玉北ドッグダンスクラブのイベント最終日はHTM(ヒールワークトゥミュージック)のコンペとアトラクションでした。

初日のワークショップからコンペと、3日間ドッグダンス三昧の楽しい時間を過ごしましたが、3日間通して改めて感じたのは、ドッグダンスの楽しさだけでなく難しさでした。

愛犬にポジションやムーヴ、トリックを教えることはとても楽しい時間ですし、学習の過程を見ることや、出来るようになった愛犬を見るのは達成感のあるものです。
しかし、本番の競技会で、練習したとおりの結果が得られるとは限りません。
ハンドラーが緊張することもありますし、犬が緊張していつも通りに動けないこともあります。

繰り返しの練習によって犬のスキルを上げることは当然のことですが、それでも本番でいつも通りのことができない時には様々な理由があります。

理由は個々の犬によって異なるので、個体にあわせた対処法を考える必要があります。

ドッグダンスは、通常のドッグスポーツ同様、成績や順位が付く競技会もありますが、順位などが付かないファンマッチなどもあります。
愛犬と楽しむためだけに、好きな楽曲を使って、愛犬と踊りたい。
そんなドッグダンスファンシャーも沢山います。

犬も人も楽しく踊ることが原点のドッグダンス。

極めることもひとつ。

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練習はそれなりに楽しそうにやってくれるアシスタント。
なぜか競技リンクに入ると頭がいっぱいになってしまいます。
まだまだリハビリが続きそうです。

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2024年11月 9日 (土)

ドッグダンスコンペに参加しました。

今日は埼玉北ドッグダンスクラブ主催のドッグダンス競技会でした。
私は見習いとFS(フリースタイル)のノービスクラスに出陳しました。

演目は前回と同じ曲で、おそらく今回が最後になる予定です。
結果は14頭中8席。

前回と比べて、集中力はとてもよかったのですが、腕飛びでまた私にぶつかり、エンディング近くのムーヴがなぜか2か所で左右反対になる予想しなかった展開となりました。

全体的に見ればそれなりの出来だったので、可もなく不可もなくというところ。
この状態でラストにするのはちょっと心残りではありますが、そもそも演目自体が見習いの今出来ることをベースに作ったルーティンだったのでコンテンツが少なく、芸術点があがらない構成内容ということもあり、そろそろ本格的なルーティンを作らなければと思っていたというのもありました。

これからゆっくり来年に向けて考えていきましょう。

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2024年11月 8日 (金)

ドッグダンスワークショップに参加してきました

今日は埼玉北ドッグダンスクラブ主催のワークショップに参加してきました。

講師はデンマークから来日されたFCIドッグダンス委員委員長のEmmy Marie Shimonsen氏。
我が家は見習いアデルと参加しました。

テーマは「partnership/Focus」。
パートナーシップと集中はドッグダンスのみならず、あらゆるドッグスポーツにとって不可欠な課題です。
人や犬に対しての反応性の高い見習いにとってはとても重要な課題でもあります。

座学を交えて犬と一緒に動くワークショップは17時近くまで続きましたが、さすがに人も犬も疲労が。
体力的な疲労というより、脳内疲労とでも言いましょうか。

最後の方は見習いも疲れからクレート待機中に吠えが出てしまいました。

様々なディストラクションを交えての作業はすべて細かいステップでプランニングで進み、トレーニングの難しさを改めて実感するとともに、見習いの成長が少し見られた気がした一日でした。

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※ワークショップの合間はボールやディスクで遊んだアシスタントと見習い

明日はドッグダンスの競技会です。


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2024年11月 7日 (木)

あなたが愛犬に伝えたいことは何ですか?

様々なドッグスポーツや競技に参加しているハンドラーであれば当然ですが、一般家庭犬であっても、愛犬に伝えたいことをちゃんと教えてあげないと、ルールを知らないで育つことになり、あとあと大変なことになったりします。

いわゆるドッグトレーニングは、競技をするしないに関わらず重要ということですね。

では、どうやって伝えていくのか。

私が教える手法は「正の強化」と言って、犬が取る好ましい行動を「あっているよ。」とマークして、褒めることを繰り返していくものです。
犬が間違ってしまっても、犬に対して強制や体罰はありません。
しかし、あっているマークはないし、トリーツも出ないので、犬はなぜだろうと考えることになります。

犬が考えることなく、パターンとして覚えたことは、そのパターンは出来ても、応用がききづらいことになるので、基本的には犬に考えてもらうことはとても重要になります。

だからと言って、犬のミスを誘うのは違います。
犬が成功できるようにサポートしなければ、犬は報酬を得ることが出来ず、そのゲーム自体が楽しくなくなってしまい、学習も停滞してしまうことになります。

反対に、「ちょっとぐらいいいだろう」と、こちらが求めているものと違うことをしても「OK」にしていると、犬は何が基準なのかわからなくなり、ますます本来の目標から外れた行動をとるようになってしまいます。

例えば、脚側停座。
犬がハンドラーの左側でオスワリをするものですが、「そのあたり」とか「ちょっとぐらいお尻が曲がっても」というアバウトな教え方をしていれば、犬は当然アバウトに学習してしまい、適当な行動しか取れなくなります。

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正しい場所をきちんと伝えてあげることが、犬にとっての混乱を減らせ、ストレスレスなトレーニングにつながります。

たいしたことではないようですが、日常的にちょっと愛犬との会話が通じていないなと思ったら、あなたの発したキューの意味を犬がどのように理解しているのか、検証してみる必要があるかもしれませんね。

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2024年11月 6日 (水)

犬の学習能力をあなどらない

ハウストレーニングに苦労する人は少なくありません。
ハウスに入ってくれない。
ハウスに入ってもドアを閉めると吠えてしまう。
などなど、一筋縄ではいかないように感じる人も多いでしょう。

なぜうまくいかないと感じるのでしょうか。

確かに、ハウスに入ってドアを閉められてしまうと、犬は隔離されてしまい、自由を奪われてしまうので、当然最初から喜んで入って寝てくれる犬はいません。

では、嫌がる犬を無理やりハウスに押し込むのでしょうか。
リードで引っ張ったり、お尻を押したら物理的に犬はハウスの入りますが、嫌がる犬のきもちを変えることはできません。

では、どうするのか。

ハウスの中が楽しい。
ハウスに入るといいことがあるらしい。

そんなところから、自分からハウスを覗き込んだり、勝手に入って寝るようになるまで、ハウスのドアを閉めっぱなしにしていなくならないことです。

日々の学習が大事なので、一日や二日でハウスが好きになるとは思わないようにしましょう。
時間をかけて、ハウスの中で寝るのも悪くないと感じるようになるように、サポートしてあげることが大事ですね。

さて、今日はTくんのハウストレーニングをやりました。

「ハウス」という言葉の意味は何となく分かっていても、喜んで飛び込むまでではありません。
そこで、入りやすいように、T君が好きな食べ物を使ったりしながら、ハウスに自分から入れるようにサポートしていき、少しずつ滞在時間も伸びてきました。

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Tくんも頑張っているのですが、実は年かさの女子Qさんが、トレーニング中のトリーツのおこぼれをもらおうと乱入してくるので、リードを付けて行動制限したあと、リードの範囲内にハウスを置いて、中にトリーツを入れてあげていたら、主役のTくんだけでなく、Qさんも、ハウスに入ってオスワリをしてくれるようになりました。
別にQさんには、「ハウス」って言ってなかったんですけどね。

犬はちゃんと周りを観察しながら学習していきます。
みんながハウスで美味しいものをもらっているのを見ながら、自分も美味しいものを得るためにするべき行動を学習したということですね。

楽しいことがあれば、犬は自発的に行動することができます。
ハウストレーニングも犬にとってはゲームの一つ。
楽しく教えていきましょう。

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2024年11月 5日 (火)

要求吠えはストレスの現れ

よくある愛犬のお困りごとは「無駄吠え」。
「無駄吠え」と言っているのは人間の方で、犬たちにしてみればちゃんと理由があります。

どんな理由かと言えば、
警戒心、興奮、痛み、寂しい、要求などです。

インターホンに対する吠えなどは、誰か来るかもしれないという警戒心と、自分を構ってくれる人が来るという歓喜の場合もあります。
分離不安の子は、飼い主の留守中ずっと吠えていたりします。
構ってほしい子は、自分の方にアテンションが向くまで吠えるという行動を取り続ける子もいます。

いずれにしても、犬が平常心でないときに吠えることで感情表現をしているのですが、その多くは犬がストレスを感じている状態なので、出来れば吠えないでいられる状況を作ってあげることが犬にとっても、人にとってもストレスレスになります。

ご家族の食事中や、在宅の仕事中に吠える場合は、ほとんどが構って欲しいという気持からの要求吠えであることが多いです。
しかし、人間は朝から晩まで犬を構っていることができません。
ある意味人間の都合に合わせてもらわないと、人も犬もストレスを溜めてしまうので、そこは犬に理解してもらいたいところ。
そんなとき、人間同士であれば理屈で説明して納得してもらうこともできますが、犬の場合はそうはいきません。
ではどうするのか。

ご夫婦で(ご家族で)お話をしていると、足元で吠えていてうるさいというお話をよく聞きます。
なぜ吠えているのか。
そんなときは構って欲しい場合が多く、小型犬であれば「抱っこ」を要求してくることもあります。

犬はなぜ吠え続けるのか。
かつて、吠えたことで自分の要求がかなえられた経験をしっかり学習しているからです。

要求をかなえたつもりはなくても、吠えている犬に「〇〇ちゃん、ちょっと待ってて。」や、特に犬に意識を向けているわけではないけれど、足元でぴょんぴょん跳びつかれて、無意識に抱っこしてしまったことで、犬は「やった!!この方法が効くんだ!」と学習してしまいます。

頭のいい犬ほど、「ダメなんだ」と理解すると、無駄なことはあまりやりません。

クライアントさんのお宅にお伺いした時、当然他人が家に入ってきて興奮している犬がそばにいて、なかなか話が進まないようなとき、飼い主さんがなんとか犬を黙らせようと声をかけたりしてくださるのですが、私は「放っておいてください。」とお願いします。
なぜなら、声をかけられた時点で犬は報酬(アテンション)をもらったことになるので、さらにエスカレートしていくからです。

多少うるさくても、しばらく犬と関わらないでお話を続けていると、犬はそのうちあきらめて自ら休むようになります。
そんなときが褒め時と言ってもいいでしょう。

ちょっとした勘違いから、犬を勘違いさせてしまうことは少なくありません。

オンとオフ、メリハリをつけてあげることで、一時的に無視されても、貴方との信頼関係にひびは入らないので、きちんと伝えてあげましょう。

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私が机に向かうと、相手はしてもらえないとわかっているアシスタントです。

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2024年11月 4日 (月)

引っ張りっこは楽しい

愛犬との遊び方は様々です。
ボール遊びは犬にとっては走れるので楽しいものですが、投げてくれる人なら誰でもいいと思う子もいます。
一方引っ張りっこは、相手との距離が近いこともあり、犬は相手を選ぶこともあります。
言い換えれば、引っ張りっこが出来るのはお互いがよくわかっているからということですね。

引っ張りっこ遊びでは、犬が興奮してガウガウ言うこともありますが、私は問題ないと思っています。
しかし、知らない人が見ると、場合によってはその声が怖いという言われることもあり、興奮の状況によっては、引っ張りっこを奨めないプロもいるようですが、私は引っ張りっこが出来る関係になってほしいと思っているので、クライアントさんにも愛犬と楽しい引っ張りっこ遊びをおすすめしています。

さて、今日は1歳のYさんのプライベートレッスンがありました。

ボール投げから始まり、オモチャの引っ張りっこで「ちょうだい」がわかってきたYさん。
今回は、息子さんがお土産に買ってきてくれたロープおもちゃを使っての引っ張りっこ遊びと、ボール投げのコンビネーションで遊んでいただくことにしました。

最初は引っ張りっこが楽しくて、なかなか手渡ししてくれないYさんでしたが、放せば投げてもらえることがわかると、次第にすぐ放してくれるようになりました。

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遊びはハンドラーが誘って、ハンドラーのタイミングで終了するのがポイント。
犬が飽きないうちに、終わらせてあげましょう。

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2024年11月 3日 (日)

気になるものは景色の一部に

ワクチンプログラムが終わって、子犬が散歩に出始めるころには、子犬は好奇心だけでなく、警戒心も芽生え始めています。
そんなときに出遭ったものがよい印象であれば、その後の生活はとても快適になりますが、悪い印象が付いてしまうと、耳が遠くなったり目が見えづらくなる歳になるまで困難な日々が続く可能性があるので、注意が必要です。

特に、追いかける本能が強いボーダー・コリーのような犬種は、散歩中に遭遇する様々なものに対して過敏に反応する可能性があるので、小さいころから、「気にしない」ことを教えてあげることが重要です。


今日は生後5ヵ月のK君のプライベートレッスンがありました。
おうちの中のルールの伝え方から始まり、ご近所散歩のレッスンを経て、今日は公園散歩の練習です。
「散歩に練習がいるのか?」と言われてしまうかもしれませんが、散歩中にもいろいろ試練がやってきます。
拾い食い、他犬反応、車やバイクへの過剰反応等々、きちんと伝えていかなければいけないことは沢山あるので、犬にとってディストラクション(気になるもの)が沢山ある公園は絶好の練習場とも言えます。

さて、K君は公園でいつも以上に遭遇する犬に興味津々です。
相手によっては上手にご挨拶に進めますが、そのうちエスカレートして跳びついたりしてしまいます。
子犬ですから仕方がありませんが、相手の犬がそれを許容するかはわかりません。
ご挨拶は3秒ルール。
トラブルが発生する前に、「ありがとうございました~。」でお別れすれば嫌な経験をせずに済みます。

相手によっては、目があった瞬間から吠えられてしまうことも少なくありません。
するとK君も吠え返してしまいました。
出来れば吠える反応は減らしたいもの。

つまるところは、いちいち犬を見ても気にしないでいられること。
つまり、「君とは関係ない。あれは景色だよ。」と思ってほしいわけです。
対象物は、吠える犬に限らず、爆音をあげるバイクや、急に横をすり抜けていく自転車、急に飛び立つ鳩などなど。

202411031

ご自宅の周りで沢山練習をしてくださったので、公園内で自転車が跳んできても、反応しなくなりました。

「大丈夫」を少しずつ増やしていきましょう。

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2024年11月 2日 (土)

FCIオビディエンス競技に参加してきました。

今日はJKCの本部訓練競技会があったので、見習いとオビディエンスクラス2に参加しました。

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関東でのJKC競技会は4月以来なので、半年ぶり。
尋常でない夏の暑さもあり、練習量はとても少ない状況での参戦でした。
当然のことながら、結果もそれなりだったのですが、いままでの競技に比べると、ヒールワークの集中に多少の成長が見られると同時に、今後解決すべき課題も明確になってきました。

「競技会に出るには犬のスキルが万全でなければならない。」と言う同業者は沢山います。
犬のメンタルも含め、レベルに達していない犬を競技に出すことは、ある意味犬に負荷をかけすぎるのでおすすめしませんが、本番同様の練習がなかなか出来ない場合は、どうしても本番の経験値を増やすことも不可欠です。

今の犬のレベルを把握しつつ、犬をサポートしていくためには、競技会経験も大事なので、我が家はなるべく機会があれば出陳するようにしています。

半年ぶりの競技会では、春には海のものとも山のものとも判別し難かった見習いの弱点が浮き彫りになったので、今後の練習の励みになります。
ただただ、課題に沿った練習だけでは、見落とされがちな部分がよくわかりました。

しかも、今回は雨の中での競技という、見習いにとっては初めての天候状態もよい経験となりました。

ジャッジが最後に、「楽しそうでしたね。」とコメントをくれたことで、見習いに無理強いせず、見習い自身が課題を楽しんでいることも客観的に見てもらえたので、あきらめずに続けていく気持を後押ししてもらったように思えます。

次回は12月。
それまで、どれだけ修正出来るか楽しみです。

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2024年11月 1日 (金)

犬同士で遊べない犬はかわいそうですか?

2か月ほど前、誰も入っていない、とあるドッグランで犬たちとディスクをして遊んでいた時のこと。
後から入ってきた大型犬が突然我が家の犬たちに向かって突進してきたので、犬たちがびっくりして吠えました。

ドッグランによっては規約で、おもちゃやオヤツを持ち込まないように決めてあるところがあります。
オモチャやオヤツはもめごとの種になりやすいからなので、そういうルールがあっても問題ありません。

私たちが入っていたドッグランではそのようなルールはありませんが、ディスク(おもちゃ)を介して遊んでいることで、それがもめごとの種になってはお互い楽しくはないので、すぐに犬たちを呼び寄せて、ドッグランから出ました。
はた目には感じが悪い飼い主のように見えるので、後から入ってきた飼い主さんには、「ウチの犬たちは、犬同士ではあまり遊ばないので、ごめんなさい。」とお伝えしたところ、「犬同士で遊ばないんですか・・。」と言われました。
その言い方は、どちらかというと「かわいそう。」と同情しているような感じに聞こえました。
決して批判しているようではありませんでしたが、「犬同士で遊べない犬=かわいそうな犬」というラベルが貼られているようでした。

我が家の犬たちは、様々なドッグスポーツをやっているので、犬同士で遊ぶことよりも、ハンドラー(私)と遊ぶことを楽しんで欲しいと思っています。
私自身が、ほかの犬と遊ばないことに関しては何も問題も感じていません。
生徒さんにも、「ママが一番になってくださいね。」、「ご挨拶は3秒ルールでお願いします。」とお伝えしています。

アシスタント(8歳♂)は、子犬のころから公園散歩で、様々な犬たちと出会いましたが、そもそも他犬にはあまり興味を持っていなかったので、ドッグランに行っても、私の周りから離れない「指示待ち」タイプでした。
つまり、ドッグランに行く意味はあまりないので、自由運動のために、犬がいないドッグランで走ってもらうことはあっても、犬との遊び目的でドッグランを利用したことはありません。

一方、同様に子犬のころから、他犬と会っていた見習いの方は、アシスタントと比べると、他犬が気になりすぎて仕方なく、ドッグランに入れば、誰彼構わず挨拶をしていたので、逆にいじめられることも多かったことから、現在はほとんどドッグランに行っていません。
それでも、散歩中犬と遭遇すると、挨拶しようとするので、個人的にはスルーするように伝え続けていますが、一向に治りません。
持って生まれた性格でしょう。

先日、我が家のアシスタントと同じように、ほかの犬がいても、飼い主さんばかりを見て、一向に犬と遊ばない愛犬を見ていると辛いと言う書き込みを見ました。
「いいんです!貴方が一番と思っている愛犬に誇りを持ってください!」

今日も商店街を散歩していると、すれ違うお兄さんやお姉さんに媚びを売る我が家の見習い。
(犬も気になりますが、人も気になる見習いです)
いつになったら母が一番になることやら。

202411011
※先日の相談会で、アプシーさんに挨拶しまくっていた見習い。
作業犬らしくない・・・。

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