犬の好ましい行動を引き出すには
家庭犬のデイリートレーニングにおいては、犬がミスをしづらい環境を作って、成功体験を増やしながら、褒めることで、好ましい行動の出現頻度を増やし、その行動を習慣化していくという手法をとります。
つまり、間違えたことを叱ったり、罰を与えたりして、犬に嫌悪刺激を与えるようなことなく、犬を導く「正の強化」によるトレーニング法です。
犬に嫌悪刺激を与えることは、ハンドラー(飼い主)との関係性を悪くする可能性があるので、おすすめできません。
そこで、犬が成功しやすい環境を提供するというのが、ハンドラー側のお仕事ということです。
一般家庭犬のトレーニングではあたりまえのように使っているこの手法ですが、競技レベルのドッグスポーツでは、犬に行動を教える際に同様の環境設定を行います。
しかし、ある程度出来るようになったあとで、ちょっとした微調整が必要になったとき、ついつい「今まで出来ていたのに、なぜ?」と悩んでいるうちに、気づくと泥沼にはまっていることがよくあります。
そんなときも、環境設定によって、簡単に答えが出ることも少なくはありません。
犬の立場になって考えることが重要ですね。
見習いはまだヒールワークが安定しません。
見習いがヒールワークの意味を理解できるようになるまで、まだまだサポートが欠かせませんね。
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