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2024年10月17日 (木)

出張トレーニングと預託訓練の違い

愛犬のトレーニングに悩む人は少なくありません。
一般の飼い主さんだけで頑張ってもうまく行かないことは沢山あるので、プロの手が必要になります。
そんなとき、預託訓練を推奨する場合もありますし、御自宅での出張トレーニングを奨める場合があります。

その違いはなんでしょうか。

個人的には、子犬の場合は出張トレーニングや飼い主さんが一緒に施設に通いながら学ぶ方法をお奨めしています。

子犬にとってまず大事なのは新しい環境に慣れて、その中でどう行動したらいいのか、お家のルールをきちんと伝えてあげることが重要です。
例えばトイレの場所だったり、家族への接し方、さらには家に帰ってきたときに足を拭く必要があれば、そのルールを学習する必要があるからです。

足、特に前足を触られることが苦手な犬は少なくないので、足拭きだけでなく、爪切りやパッドの毛のお手入れなど、これから先必要となるであろうことは、小さいうちから馴らしてあげることがとても重要です。
また、散歩に出られるようになれば、当然実際の散歩コースなどの環境に馴らさなければいけません。
家の周りが畑ばかりなのか、幹線道路が通っている車通りの多い場所なのか、踏切があるのか、などなど、これから先子犬が遭遇するであろうものやことに対して、早くから馴らしてあげることも重要です。

そんなところからも、自宅の環境の中で少しずつ学んでいく出張トレーニングをお奨めしているわけですが、生後半年から1年ぐらい経って、住環境に馴れたあとに、「オスワリ」「マテ」「持ってこい」などの行動を教えるにはプロに預けて教えてもらった方が速いというメリットがあります。
ただし、教え方は飼主さんにも一緒に学んでもらいたいと思います。
なぜなら、プロから教わった行動がブレてきたときの修正は自分でやらなければいけないし、新しい行動を犬に教えようと思ったとき、訓練所に預けなくても、次は自分で教えてあげられるようになって欲しいからです。

「面倒くさいから、出来上がった犬が欲しい。」と言う人もいます。
敢えて否定はしませんが、犬との生活は使用人を家に置くのとは違います。
家族が増えるという考えを持っている人の方がずっと多いと思うので、コミュニケーションアップのためにも、飼い主さん自身で将来的にトレーニングが継続できるようになるといいですね。

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我が家の初代ボーダー・コリー。
彼女が私にトレーニングの面白さを教えてくれた最初の犬でした。

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