「お手」「お変わり」はいらない?
子犬が来ると、すぐに教えたくなるのが、オスワリやマテ、そして「お手」「お変わり」。
最近は我が家の犬たちに駆け寄ってくる子供さんは少なくなりましたが、初代のボーダー・コリー母子は怖い顔をしていないタイプだったので、駆け寄ってくる子供たちが必ずといっていいほど、「お手」と声をかけてきました。
つまり、犬と言えば「お手」と「お変わり」が出来て当たり前と言う風潮があったようです。
私は「お手」「お変わり」を芸として教えてはいません。
散歩から帰って足を拭くときに、それぞれの4本の足に名前を付けることで、拭く足の弁別を犬にしてもらうために教えているので、前足だけでなく、後ろ足にも名前を付けています。
たまに、このキュー(合図の言葉)がドッグダンスのトリックになることもありますが、そもそもは日常生活を円滑にするためのキューです。
今日は若いYさんのプライベートレッスンがありました。
足の爪切りの話が出たときに、なかなかYさんが足を触らせてくれないので、足拭きまでは出来ても、爪切りまでは難しいと飼い主さんがおっしゃるのを聞いて、「お手」「お変わり」を教えているかどうかお聞きしたら、獣医さんに必要ないと言われたために教えなかったとおっしゃっていました。
愛犬の足を拭くとき、人が犬の足を掴むよりは、犬の方から足を出してくれた方が拭きやすいし、犬にもストレスはかかりづらいはずです。
ということで、今回は「お手」「お変わり」の導入。
Yさんが、手を触らしくれたり、自分から私の足や手に手を出してくれたらすかさずクリックアンドトリーツで強化していきます。
飼い主さんと一緒に、オモチャの引っ張りっこも出来るようになったYさんですから、おそらく「お手」「お変わり」も楽しく学んでくれると信じたいところ。
焦らず、ゆっくり行きましょう。
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