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2024年9月 7日 (土)

多頭飼いを始める前に。

多頭飼いになるきっかけは様々です。

・プランを立てて、計画通り子犬を迎えた。
・予定はなかったがたまたま入ったペットショップでご縁を感じてしまった。
・周囲が子犬を迎えたのでウチもと思った。
・以前から予定していたところ、よいご縁があった。
・子犬を迎えたが、一人っ子じゃかわいそうだと思って、もう一頭迎えた。
などなど・・・。

ここで重要なポイントが2つあります。

ひとつは、先住犬が新人を受け入れられるかどうか。

もうひとつは、迎える犬の年齢が近い場合、特に年齢が若い場合は、人との関係性が強固に築かれる前に、犬同士の絆が強くなってしまうことがある。

結果として、何の問題もなく多頭飼い生活が出来ることがほとんどですが、「こんんはずじゃなかった」となる前にはいろいろ考慮しなければいけないことを事前にわかっていることは大事です。

先住犬との力加減は、年齢差や性別によっても異なるため一概には決められませんが、日常的に一人っ子生活を楽しんでいるような犬や他犬が苦手な犬の場合、受け入れるのに時間がかかることがあるので忍耐強く待つことが大事です。


我が家の場合、1代目から4代目のボーダー・コリーたちは、新しい家族が来ても、大きなトラブルにはなりませんでした。
もちろん、先住犬には少なからずストレスはかかっていたと思いますが、馴れるまでに大きなトラブルが起きることはありませんでした。

しかし、現アシスタントは、見習いが生後2ヵ月で我が家にやってきたときは、クレートから一歩も出てこなくなり、見習いがクレートに顔を突っ込みそうになると、ものすごい顔で怒って、見習いは何度か部屋の隅に走って逃げていました。

その状況に対して私は干渉しませんでした。
なぜなら、アシスタントがクレートから出てきて見習いを攻撃しようとはしなかったからです。
アシスタントは自分のスペースを主張していただけで、スペースが守られていれば何も問題は起きませんでした。

見習いが我が家にやってきて3ヵ月過ぎたころ、ようやくアシスタントは見習いを受け入れ、その後は上手に距離感をもって遊んでやるようになりました。
3ヵ月は結構長かったですね。
生後3ヵ月の子犬を預かっていた時は、なじむまでの時間はもう少し早かったからです。

いずれにしても、どちらかがひくことをしなければ、お互いが攻撃的になってしまい、流血騒ぎにならないとも限らないので注意は必要です。

相性の問題はどっちがいいとか悪いとかではないので、場合によっては同居をあきらめなければいけないこともあるかもしれません。

さらに先ほど書いたように、犬同士が仲良くなりすぎて、ハンドラーのコントロールが効かなくなることがないように、一頭ずつ別々に向き合う時間を作ることも大事です。

神経質になりすぎるのは避けたいところですが、楽観しすぎてどちらかがストレスを溜め込まないように配慮することも重要ですね。

以前は水を飲むときも、アシスタントは唸って見習いを寄せませんでしたが、最近は我慢するようになり、見習いも少し遠慮することを覚えたようです。

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