姿勢よく座ることの重要性
先日「バランスよく立つ」ことの重要性について書きました。
いつも落ち着きがない犬にとってはとても重要なことです。
同時に、姿勢よく座ることも犬にとっては重要です。
「オスワリ」なんて、どんな犬でも出来ると思わないでくださいね。
ずっと以前にレッスンに通っていた子に「オスワリ」をお願いすると、必ず横座りをしました。
いつお願いしても横座りなので飼い主さんに尋ねたところ、ご自宅のソファに座って、斜めに寄りかかってテレビを観ているとおっしゃいました。
人間でもいそうな感じですね。
寄りかかっていれば確かに楽なので、ついつい気も緩んで、足も崩れてしまうでしょう。
それが、ソファのない時でも習慣として出ているために、横座りになってしまったというわけです。
横座りの何がいけないのか!と言われそうですが、横座りの状態は背骨が曲がった状態ということです。
まっすぐ座ろうと意識していないので、当然筋肉も使っていません。
背骨のゆがみや、内臓に影響が出そうですね。
後肢も開くので、内転筋もあまりないような感じです。
そもそも体幹が衰えてしまい、日常の運動でも怪我をしないとも限りません。
姿勢よく座ることの重要性は、スポーツドッグに限ったことではないということです。
もちろん、様々なドッグスポーツをする場合において体幹はとても重要ですし、筋力も不可欠です。
我が家の見習いは、座ったときに後肢が開く傾向があるので、脚側停座をさせたときに、足を踏んでしまったことがありました。
また、後肢が開いた状態でフセをすれば、当然伏せたときも後肢が外に広がっているので、ドッグダンスのトリックなどで使う「ロールオーバー」も出来ません。
怪我をしないためにも、体幹と筋力は大事なので、ちょっと変だなと思ったら、きちんと正しい姿勢を教えてあげることも重要です。
もちろん、子犬のころはまだ体がぐにゃぐにゃなので、激しい運動同様、無理な姿勢づくりもよくありません。
成長板が閉じるまでは無理は禁物ですね。
----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村
| 固定リンク
「犬との生活」カテゴリの記事
- ディストラクション練習(2025.02.05)
- 犬との折り合い(2025.02.04)
- 般化は不可欠(2025.02.03)
- 犬の排泄(2025.02.02)
- グループ相談会開催しました。(2025.02.01)
「犬の健康」カテゴリの記事
- 犬の排泄(2025.02.02)
- グループ相談会開催しました。(2025.02.01)
- アンチエイジングの話(2025.01.03)
- お腹のはなし(2024.12.02)
- ぴょんぴょん跳ばないでもらうには。(2024.11.18)
「ドッグライフアドバイス」カテゴリの記事
- ディストラクション練習(2025.02.05)
- 犬との折り合い(2025.02.04)
- 般化は不可欠(2025.02.03)
- 犬の排泄(2025.02.02)
- グループ相談会開催しました。(2025.02.01)
「バランスエクセサイズ」カテゴリの記事
- 四足の意識は大事(2025.01.28)
- バランスエクセサイズ(2025.01.27)
- 筋力は大事(2024.10.28)
- 姿勢よく座ることの重要性(2024.08.30)
- バランスよく立つことを教える。(2024.08.27)
コメント