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2024年8月 8日 (木)

子犬に待機を教える

犬のトレーニングにおいては、当然「マテ」を教えていくわけですが、「マテ」を教えるにあたっては当然周りに子犬の気を紛らわすようなディストラクションの無い場所で行います。
家の中や、静かな場所を使ってやるということですね。

しかしながら、多頭飼いの場合、その犬以外の犬もいるので、なかなかディストラクションが無い場所を探すのは難しいものです。
特に、ハンドラ―が別の犬に関わっているのを見ると、残りの犬が大騒ぎをするというのは珍しくありません。

もちろん、犬にとって楽しくないことをやっているときは姿を消してしまうような犬もいますから、基本的には「自分もやりたい!」「自分も構って欲しい!」という犬の気持ちが大騒ぎの原動力になっているわけです。

愛犬とドッグスポーツを楽しんでいる人の場合、一頭ずつ別々に関わらなければいけない状況になるので、残りの犬たちが静かに待機することを教えるのはとても重要です。

物理的に邪魔しないようにクレート(ハウス)に入れておくことも可能ですが、邪魔は出来なくても、中で大騒ぎをすることは出来るので、落ち着いて待っている状態とは言えません。

そこで、子犬の頃から静かに待つことを教えていくわけですが、「うるさい!」とか「静かに!」と言ってもなかなか子犬には伝わらないので、静かにしているといいことがあると教えてあげることで、瞬時には学習できませんが、日々の繰り返しで次第に理解できるようになってきます。

我が家の犬たちも、子犬の頃は先住犬達の練習風景を見ながら大騒ぎしないように、少しずつ練習していきました。

その方法の第一は、まず子犬を興奮させて吠えさせないこと。
別の犬のリードを取っただけで、大騒ぎを始める犬もいますから、別の犬に接しているときに吠えなければトリーツ(オヤツ)をあげながら、その状態を褒めていくのが有効です。

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最初から別の犬と楽しそうに遊べば大騒ぎになるので、まずは他の犬をかまっても騒がなければオヤツをあげることから始め、少しずつ他の犬と一緒に子犬から離れたり、動いたりしてみます。
その間も子犬が騒がなければトリーツを子犬に投げます。

オスワリやフセなどを理解していれば、興奮する前に声をかけてもいいですし、子犬が自らその姿勢を取ったら思い切り褒めてトリーツを投げるようにしていくと、子犬はじっとしている方がメリットがあると学習していくようになります。

我が家の見習いも、最初は遊んで欲しくて吠えたりジタバタしたりしていましたが、数週週間では吠えずに待てるようになりました。
とは言え、競技会場のようにいつもと違う場所だったり、車から降りて完全に見えなくなってしまうと状況が変わることもあります。

リードが付いていなくても、じっとしていられるようになれば成功ですね。

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