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2024年8月10日 (土)

子犬のトレーニング:エラーの出にくい環境設定

「エラー」とは、犬が褒めてもらえない状況のことを言います。
別に犬が悪いことをしているのではなく、ハンドラ―側が求めている行動ではな行動をしていることを言います。

ドッグトレーニングにおいては、犬に行動を教えてあげなければいけないので、犬が理解出来ずに違ったことばかりを繰り返してしまえばそれは「エラー」となり、犬にとっては全く褒められないので楽しくなくなり、学習が進まないという負のループにはまってしまいます。

こういう状況にならないようにするために、犬が成功しやすい、「エラー」を出しづらい環境を作って褒めるチャンスを増やしていくことが重要になるわけです。

さて、今日は生後7か月のMさんのレッスンがありました。
M
さんはトイプードルなので、そのジャンプ力は結構なものです。
いわゆる上に向かって飛ぶタイプですね。

股関節や膝などの問題が生じないようにするためには、出来るだけジャンプはご遠慮いただきたいところ。
しかし、ジャンプする犬に向かってネガティブなことを言っても、犬は一瞬やめるかもしれませんが、結果その行動はなかなか減りません。

ではどうするのか。

跳ばない方がメリットがあると教えてあげることです。

M
さんは「オスワリ」の意味も分かっていて、座るといいことがあるということもわかっているのですが、ジャンプはなかなか止まりません。

座っているときにオヤツをあげようとしても、あっという間に跳んでしまうのでなかなか褒められない状況でした。

202408101

そこでハンドラ―が床に座ってみると、Mさん跳ぶ必要がなくなり、沢山褒められて、さらにオスワリの確率が上がってきました。

202408102

犬は時としてハンドラ―が意図していない行動を学習してしまうことがあります。
そうならないためには、環境設定が欠かせませんね。

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