飼い主と犬の関係は?
飼い主と犬との関係において、昔はよく「リーダー論」が語られていたような気がします。
いわゆる上下関係や主従関係のように、人間の方が偉いから犬は言うことを聞けというような感じです。
犬が人の言うことを聞かないと、「犬に舐められている」なんてことも言われ、場合によっては、力で強制されることも良しとされてきた時代がありました。
人間社会においても、会社の上司と部下、学校の先生と生徒、様々な関係がありますが、先輩と後輩という立場の違いはあったとしても、「人として」は対等であるべきなので、最近では様々なハラスメントが問題視されています。
犬にハラスメントは適用外かも知れませんが、肉体的あるいは精神的な虐待に繋がることは倫理的にも許されません。
しかし、人と共生していく中では、お互いうまく折り合いをつける方法を見つけなければいけないので、人は犬に様々な行動や行動とリンクするキュー(言葉)を教えてコミュニケーションを取る必要があります。
つまり、力で抑えて言うことを聞かせるのではなく、行動やキューを教えて、犬に理解させるということです。
そこで、いわゆる「ドッグトレーニング」が重要になってきます。
それは様々なドッグスポーツの競技に出るためのものだけではありません。
一般の家庭犬として生活していく上にも重要なルールを犬に伝えて、愛犬の安全を確保するために不可欠なのです。
人は「教え手」であり、犬は「学び手」。
上も下もありません。
犬が言うことを聞いてくれないのは、犬にちゃんと伝えきれていないか、人間が途中であきらめていたりするからです。
犬育てには忍耐が欠かせませんね。
さて、今日は見習いが「じっとしている」練習をしました。
動きたくて仕方のない犬にとってみれば、何ともつまらない練習ですが、じっとしていることや待っていること、飼い主と視線が合わなくても動かないことなどは、犬の精神状態が安定していなければできません。
飼い主の姿が見えないと不安になってしまったり、吠えてしまうような犬では、そういう状況で犬にかかるストレスがとても高くなります。
いくら可愛い愛犬であっても、朝から晩までべったり一緒にいられるわけではないので、一人でも落ち着いて待っていられる自信を付けさせてあげることが重要です。
たかが、こんな練習でも、始めた頃の見習いは立ち上がって振り返ったり、じっとしていられる時間がとても短かったりしましたが、最近は大分落ち着いて待てるようになりました。
忍耐あるのみ。
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