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2024年7月 9日 (火)

家の中のルール

昨日のワークショップで、講師に開口一番聞かれたのが「家でのルールを決めていますか?」というもの。

出番が最初だったので、全く予期せぬ質問に頭が回らず、「ルール・・、考えて行動してもらうことでしょうか。」と、なんとも漠然とした回答になりました。
というのは、子犬の頃は沢山の制限をかけていても、大人になって家のルールが理解出来てくれば、制限をかけなくても問題となる行動が出なくなってくるからです。
そのため、「考えて行動すること」が我が家のルールかなと思ったのですが、その後の参加者が、細かく家の中のルールについて話しているのを聞いて、改めて家のルールを考えてみることにしました。

・キューが出たらすぐに反応する
・母が寝ているときは起こさない
・階段は私が先に下りて、呼ばれるまで下りてこない
・玄関を出るのは私が先
・帰ってきたら足を拭くまで勝手に上がらない
・食事はクレートの中
・水のボウルが空になったら教える(ボウルを前足で触る)
・アシスタントはベッドに乗ってもいいが見習いはダメ

思い当たるルールはこんなところでしょうか。

一番最初の「キュー」に対する反応は、当然犬がすでに理解しているキューに限りますが、その他の部分はキューが出なくても、犬に自発的にやってもらっていることです。
つまり、キューが無くても、学習したことを習慣としてやっていることです。

もちろん犬が迷ったときはサポートします。

家の中で出来ないことは外でも出来ません。
それは子供と一緒です。
人間は外面と内面があるように、その場の状況に合わせて行動を変えることは出来ますが、犬は出来ません。
相手次第で行動を変えることはある程度できますが、様々なシチュエーションごとに変えることは難しいものです。
そのために「般化」と言う作業が別に必要になります。

つまり、ある程度、きちんとルールを教えておくことが重要ということです。

しかし、ひとつここで覚えておかなければいけないのは、制限が緩和されたことで、犬がメンタル面で自分の立場を勘違いしてしまうことです。
家の中でフリーになる時間が増えたとしても、家の管理者は人間であって、犬ではないということは日々伝えていかなければいけません。
なぜなら、犬にすべてを任せるといろいろ余計な行動を取るようになることもあるからです。
リソースガーディングもそのひとつです。

愛犬との快適な暮らしのためには、ひとつの行動だけに目を向けるのではなく、広い視野でチェックすることが大事ですね。

202407091
昨日のお出かけで疲れたシニアのアシスタント。
ソファで寝ても、ハウスで寝てもかまいません。
こちらがハウスに入るようお願いすれば、すぐに入ってくれるからです。

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