犬に学習してもらう
犬の思春期におけるメンタルの変化について昨日お話ししました。
実は我が家の見習いもチビの頃はなんでもウェルカムで吠えない犬だったので、口数の多いアシスタントと比べて、この子は楽だ~と喜んでいたのもつかの間、半年を過ぎたぐらいから、他犬を目視すると一声二声吠えるようになりました。
やはり警戒心から来る吠えで、アグレッシブに吠えかかるのではありません。
尻尾をブンブン振りながら傍に近寄り、子犬の頃はチビってしまったり、お腹を出して、「私は何もしません」とアピールしていました。
最近はチビらなくなりましたが、お腹を出すのは相変わらずで、実際は若干緊張しているのがよくわかります。
そんな彼女に、「吠えなくても大丈夫」と伝えるのは簡単ではありません。
他犬が視界に入った時点で、大丈夫かどうかは彼女には判別できないからです。
リードを引っ張りながら正面から向かってくる犬もいるので、怖いと思うのは当然のことです。
日常の散歩では、いつ犬と遭遇するかは予測できないので、なかなかプラン通りの練習が出来ませんが、大きな公園に行ったときは、敢えて犬が通りそうな場所で、かつ犬との距離が取れるようなスペースを使って落ち着いていることを練習するようにしています。
遠くの犬が視界に入ったところから、吠えていない見習いを褒めてトリーツをあげ続け、犬が通り過ぎるまで続けます。
世の中犬はいて当たり前なので、いちいち大イベントにせず、平常心を保てるようになって欲しいというのが本音です。
今日は大分落ち着いていられたので、最後は、犬が通りそうなところで作業に集中してもらって、成功体験を積んでもらいました。
昨日から始まったオビディエンスの世界大会。
集団休止の課題中に、指示された場所から離れて、他の犬の傍に行ってしまった犬がいました。
世界大会のレベルでさえも起こりうるアクシデント。
そんな時でも平常心が保てるようにサポート出来るといいですね。
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