愛犬は触られるのを喜んでいますか?
「愛犬を撫でていたら急に噛まれた」という事例は少なくありません。
飼い主にとってみれば、「かわいがっているのになぜ?」と言う感じでしょう。
しかし、この場合愛犬が急に機嫌を悪くして噛んだわけではありません。
ではなぜ噛んだのでしょうか。
犬の「噛む」行為自体は嫌なことをされたときの反射的行動です。
そう言われると、飼い主は、「いつも撫でて欲しくて傍に寄ってきます。」とおっしゃいます。
そうです。
犬も撫でて欲しい時もあるので、そういう時は自分から寄ってきます。
っが、途中で「もういいからやめて」と言ったわけです。
そもそも、犬は束縛されることはあまり好きではありません。
その中には、「抱きしめる」や「顔や体を撫でまわされる」というのも入っています。
子犬を捕まえようとしたり、抱きかかえようとすると、手足をバタバタさせてもがく犬は少なくありません。
そういう人間からの接触に対して、好きになるように馴らしてあげたり、あるいは好きではなくても、我慢できる程度にしてあげる人間側のサポートは不可欠です。
なぜなら、犬にとって人間のサイズは大きいので、圧を感じやすいからです。
人間馴れしていない保護犬と暮したことがある方はご存知ですが、初めから人間に親和性を持っている犬ばかりではありません。
人間への親和性は小さいころからの、ブリーダーさんたちのケアがあって初めて人間はいいものだというように刷り込まれていくわけです。
※パピーミルのように、ケージに入れっぱなしで手をかけられていない子犬たちは人に対して親和性を持ちづらいです。
子犬を迎えたら、圧を与えることなく、人間と暮すことが楽しいと犬たちに思ってもらえるようにしていくことが重要です。
これは、何も甘やかすという意味ではありません。
人間と暮すことの楽しさを教えていくだけです。
実は我が家の見習いは前肢を触れるのはあまり好きではありませんが、トリックで「お手・お代わり」を教える過程で、触っているとオヤツがもらえるという下地を作って、とりあえずは触らせてくれるようになりましたが、無理矢理掴もうとすれば手を引っ込めます。
「イヤだな」と感じることを無理強いするのではなく、少しでも「イヤ」ではなくなるようなサポートをすることが大事です。
「イヤ」と言う気持ちからすぐに噛むようにはなりません。
「イヤ」と言う気持ちを、身体を避けたり、唸ってみたりしながらサインを出しているので、無視しないことが重要ですね。
見習いにがドッグダンスのエンディングポーズで「お手」をお願いすると、「ワン!」と言うときがあります。
頑張ってやってくれたら沢山褒めてあげます。
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