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2024年7月13日 (土)

気質に合わせた対処法

犬の性格や気質が個体によってそれぞれ違うのは人間と同じ。
「犬だから」と十把一絡げにする人はいないと思いますが、そうは言っても、「犬なんだから」とどこかでひとくくりにしていたりしませんか?

例えば、「こんなに愛しているんだから、何をやっても怒らないはず。」なんて思ったりしていませんか?

ハンドラ―と犬との関係性がしっかりと築かれ、犬に信頼されているのであれば、犬は多少のことは我慢しますが、まだ子犬だったㇼ、暮らし始めて数か月の間柄で、どこまで心を許してくれるかは個体によって異なります。

また、多少のことは我慢していても、それ以上は無理ということもあります。

かつて、我が家のアシスタントが生後8ヵ月の頃でしたでしょうか。
いつも行く公園で、いつも可愛がってくれる少年がいました。
少年はいつもアシスタントを見ると傍によって撫でてくれていました。
その時のアシスタントにはさほどストレスを感じているようには見られませんでしたが、ある日少年が抱きついて離してくれなかったとき、「ワン!」と一声吠えました。

202407131

いっぱいいっぱいだったのでしょう。

それからは、抱きつきはご遠慮いただくようにしました。

先代アシスタントが常にウェルカムだったのと比べると、やはり違いがあります。

202407132

それを理解して、個体に合わせた接し方が必要ですね。


さて、今日は若いYさんのプライベートレッスンがありました。
Yさん、私が行くと耳が平行になるくらい大歓迎をしてくれるのですが、なかなか傍に行かないと、「早く来い!」とお怒りになるタイプです。
当然私は落ち着くまで行きません。

落ち着いてから挨拶をしに行くと、やっぱり喜んでスリスリしてくるので、隣に座って「お利口さんね」と声をかけたり、「オスワリ出来る?」と言って、頑張ってくれたらご褒美をあげていました。
私に寄りかかっているので、さりげなく撫でていたら、ブルブルと体を震わせました。
「そろそろやめてね。」のサインなので、離れました。

するとYさんは、ゆっくりくつろいでお昼寝し始めました。

要は犬の機嫌を取るのではなく、犬の嫌がることを無理強いしないこと。

もちろん、一緒に暮らしていれば犬にとって嫌なことをお願いしなければならないときは沢山あります。
それを、少しずつ「大丈夫」にしてあげるためのサポートはとても大事です。
初めから敢えて嫌がることをしないということが、信頼関係を築いて行くためには不可欠ですね。

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