子犬の初散歩
子犬と初めて暮らす人の中には、普段外で上手に散歩している成犬たちを見ているので、
「散歩は簡単。早く散歩に連れて行きたい。」と思う人は少なくありません。
みなさん上手に散歩されていますよね。
しかし、そうなるまでには、みなさんいろいろ苦労されているはずです。
さて、今日はお散歩初日のO君のプライベートレッスンがありました。
ディストラクションの少ないおうちの中でリードを着けて歩く練習をして下さっていたので、ハーネスやリードは全く気にしないで歩いてくれます。
しかし、外はそんなに甘くない。
いい感じに落ち葉が風に飛ばされO君の前で誘惑します。
葉っぱなんて美味しくないし、すぐに気にしなくなる。かも知れませんが、パリパリっとした食感を気に入ってしまえば、落ち葉を追いかける喜びを知ってしまうかもしれません。
落ち葉を咥える前に、お家で練習していただいたように、トリーツを見せていただいたところ、とりあえずトリーツに軍配があがりました。
因みに、落ち葉を咥えそうになっても、「イケナイ」といったネガティブな言葉は使いません。
お散歩が楽しくなくなってしまっては元も子もないからです。
葉っぱを食べたところでお腹を壊すとは限りませんが、葉っぱフェチにならない保証はありません。
草、石、たばこ、ティッシュ、気になるものは沢山落ちているのが実際の道路です。
地面に落ちている物を探すようになるのではなく、飼い主と一緒に歩いて、時々おやつをもらったり、走ったりする方が楽しいと思えるようなサポートが不可欠ですね。
退屈すると、いろいろなオモチャを探し出すのが犬。
外部の刺激に負けないように、ハンドラ―が魅力的になることが重要ですね。
ハンドラ―が意図していなくても、やって欲しくない行動が強化されてしまうことが沢山あります。
なぜなら、その行動を取ることで、犬が何がしかの報酬を得ているからです。
パリッとした葉っぱの食感、ガリっとした小石の歯ざわり、道端の草の新芽の味。
そのうちやらなくなるかどうかは個体によっても違います。
老婆心気味になったとしても、子犬の安全確保のためには、好ましい行動を増やしていきたいですね。
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