目の前のオヤツがすぐに見つけられないのはなぜ?
愛犬にオヤツをなげてあげたとき、愛犬が落ちたオヤツを見つけられずにウロウロ探しているのを見たことありませんか?
それを見て、「犬なのになぜ?」と思ったことありませんか?
我が家はトレーニング中や待機中の犬にトリーツを投げることがありますが、時折見失って探していることがあります。
っが、よほどのことが無いと、どこに落ちたか教えません。
トレーニングの途中で、探すことで時間を取られてしまうときは「この辺」ということを伝えたりしますが、そうでないときは自分で探すまで待っているようにしています。
なぜすぐに見つけられないのでしょうか。
犬の嗅覚は優れていますが、通常犬は視覚モードで動いています。
つまり、動いている物にはすぐに反応出来ますが、一度地面に落ちて動かなくなると犬は見失ってしまい、嗅覚モードに切り替わらないとすぐには見つけられないことになるわけです。
一度嗅覚モードに切り替わると、犬の集中力が素晴らしいことは皆さんご存知のことでしょう。
我が家の犬たちは林に行くと、私が地面に落とした枝を探してくるというゲームに付き合ってもらっています。
一度ゲームの意味を理解すると、とても楽しそうに探してくるのを見ているのは楽しいものです。
犬たち本来の能力を目の当たりにした感じです。
オビディエンス競技においても、ハンドラ―の手の匂いの付いた木片を何本かの木片の中から選び出して咥えて戻ってくるという課目があります。
地面に置かれた木片群の中から、1本だけを選ぶわけですが、嗅覚モードでなければ見つけることは出来ません。
日常生活ではなかなか鼻を使う場面がないかも知れませんが、落としたオヤツや、隠したおもちゃなどを鼻を使って探させてあげるのも、愛犬のエンリッチメントのひとつになるので、「ここにあるでしょ!」とすぐに手を貸さないのも愛情ですね。
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